★ひとこと 「池河内から千石山を経て広葉展望尾根で駒ヶ岳周回」
P647から千石山を望む
★行った日 2012年11月25日(日) 晴 単独
★コース
高槻5:09(名神)=京都東IC(湖西道路、R161、R303、R27、県道23)=7:25落合橋7:38→稜線出合8:34→9:18休憩9:28→(682.4m)千石山9:45→図根点(P660)10:26→11:03P647
11:12→(780.1m)駒ヶ岳11:41→木地山峠分岐12:08→12:16休憩12:25→図根点13:00→13:24P428
13:32→13:24落合橋13:32(県道23、R27、R162、府道368、府道19、R9、県道73、R372、府道407、府道46)=高槻18:00
高島トレイルが開かれて賑やかになった江越国境の山、駒ヶ岳だ。今回は静かな尾根歩きを期待して福井県側からのアプローチだ。小浜市の池河内(いけのかわち)を起点に千石山から美しい展望稜線経由駒ヶ岳を経て元へ下る計画だ。R27から県道に入り、曰く因縁がありげな四分の一、三分の一などと言う集落を通って池河内の先が大滝林道起点で県道終点の落合橋だ。橋の手前に数台分のスペースがある。
橋の手前から枝尾根に取付き、急坂の雑木林尾根を息をきらして登る。部分的に植林帯もある急坂を1時間ほど登ると稜線出合だ。ここから美しい自然林の落ち葉絨毯の尾根を1時間ほど進むと千谷山だ。葉を落とした木々の間から遠くの山の端が望めるが基本的に視界はない。山頂で天徳寺方面から上がってきた道と合流し、駒ヶ岳へ向う。平坦な歩き易い広葉樹の稜線を南下し、大滝林道から来た道との合流点のちょっと先が三宅林道分岐のCa660図根点だ。この辺りから見晴しがよく、東には琵琶湖越に伊吹山が、北には若狭湾が輝いていた。すぐ先の曲りブナのあるピークからはたどってきた千石山からの稜線や小浜湾の先の久須夜ヶ岳(くすやがだけ)が綺麗だ。風もなく、陽光に照らされた稜線で、腰をおろして飲むテルモスの熱いコーヒーの味は最高だ。なだらかな稜線をぶらぶらしばらく登ると4、5人の登山者が休憩中の駒ヶ岳山頂だ。
(大滝林道起点落合橋から登る)
(雑木林の小尾根を登る) (稜線出合)
(自然林尾根を行く) (広葉樹林を行く)
(千石山三角点)
(P817のブナ林の台地) (Ca660図根点) (東にはっきり見える伊吹山)
(北に見える若狭湾) (冬枯れの稜線を北上) (P642の曲りブナ)
(P647からたどってきた稜線を望む)
(P647) (稜線を駒ヶ岳へ) (駒ヶ岳山頂)
山頂から東北に、野坂山地の稜線越しに文字通り真っ白な白山が頭を覗かせていた。木地山峠(きじやまとうげ)へ向かう県境稜線の右からは小浜湾が、左には格好の良い百里ヶ岳が望めた。すぐ先で県境尾根と別れて南へなだらかな尾根を下る。P611付近でちょっとした低木常緑樹のヤブコギがあるが殆んど歩き易いなだらかな尾根がP428まで続く。標高500メートルをきると黄葉したなごりの木々が現れ、陽光に照らされて金色に輝いている。P428からヤセ尾根の急坂下りだ。途中、藪っぽい所もあるが、小木の幹を掴みながらひたすら急な尾根を下ると、両側から瀬音が高まると共に左下に林道が見えてくる。坂を滑り降りると落合橋のたもとだ。きょうは快晴の紅葉休日なので高速渋滞を避けて、小浜から周山街道で渋滞迂回しつつ、沿道の紅葉を愛でながら一般道で4時間以上かかって帰阪した。
小浜の池河内から千石山を経て駒ヶ岳を周回するコースの稜線にはブナ林はじめ広葉樹が発達している。冬枯れの季節は見通しもきいて、若狭湾や野坂山地越しに琵琶湖も望める美しい尾根道だ。尾根には正規の登山道は県境尾根以外にはないが、ヤブも一部だけで歩き易い平坦な杣道の続く静かなルートだ。
(駒ヶ岳山頂から伊吹山方面を望む)
(駒ヶ岳山頂広場) (駒ヶ岳から真っ白な白山) (稜線を木地山峠方向へ)
(稜線から望む小浜湾) (稜線から望む百里ヶ岳)
(県境から分かれて尾根を下る)
(P611付近のちょっとしたヤブ)
(自然林尾根を下る) (なごりの黄葉樹林尾根)
(久須夜ヶ岳の見納め)
(ヤブっぽいヤセ尾根を下る) (落合橋へ下る)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 遠数(おにゅう)、古屋
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