金剛山(1125m)

 

★ひとこと   「五条から石寺跡道で山頂を経て小和道で下山」

石寺跡道、小和道とも殆どが植林帯の道


★行った日   2012年12月23日(日) 晴後曇一時しぐれ 単独

★コース

 高槻6:22(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30)=7:57西佐味空き地8:14→最終人家8:27→9:05経塚9:14→欽明水9:29→9:50伏見道出合(道迷い)9:58→伏見峠10:05→10:31(1112.2m)湧出岳10:39→10:58国見城址11:05→伏見峠11:33→新欽明水11:38→中の平12:01→12:16天ヶ滝分岐12:29→サクラ広場12:42→13:12西佐味空き地13:20(県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻

 奈良県側から初めて登る金剛山だ。金剛山には東西から多数の登山道があり、東から登る場合、山裾の美しい田園風景を眺めながらのアプローチとなる。当初、小和(おわ)道から登るべくサクラ広場をめざしたが、県道30から北より手前で右折して西佐味(にしさび)付近に紛れ込み、道路終点の空き地に駐車だ。
 地形図の点線の道が駐車地点から確認できたが、石寺跡道から登るべく、大回りして田園地帯を上り、集落のはずれから標識通りに軽四の通れる位の道を進む。杉植林帯がどこまでも続き、途中で高宮廃寺跡を右に分け、さらに植林帯を登ると小さな平地の経塚だ。殆んど水の涸れた欽明水の水場を過ぎ、急坂をジグザグに登りつめると伏見道出合だ。伏見峠と勘違いして伏見道を少し下ってから舞戻って伏見峠でダイトレと合流。キャンプ場、展望台を見送って、右の経塚への細道をたどると、マイクロウエーブ中継塔のわきが湧出岳(ゆうしゅつだけ)三角点だ。一ノ鳥居でダイトレと別れ、薄く霧氷の付いたブナやお隣の大和葛城山を眺めながら丸太階段を上ると金剛山最高峰の葛木(かつらぎ)神社だ。きょうは安全だが凍ればつるつるの坂道となる参道を下り、いつも大賑わいの事務所横を抜けると国見城址だ。
 国見城址で霞む大阪平野を眺め、丸太階段を上り、葛木岳の北側を巻いて仁王杉で参道に合流、伏見峠まで往路を戻った。石寺跡道分岐を見送ってからJR北宇智(きたうち)駅の表示通りにダイトレと別れて小和道を下る。すぐ先の道端の新欽明水で喉を潤してから、植林帯のだらだら坂を下り、休憩ベンチのある中の平を見送ってしばらく下ると天ヶ滝(あまがたき)分岐だ。10分で往復できるので、小ぶりだが風情のある滝見物、お勧めだ。しばらく下ると林道に合流して、その先が駐車可能なサクラ広場だ。ここから近道しようと山裾の道に入り、しばらく進むと道がなくなり、田んぼの畦を通ったりして進むが近道を見つけることができず県道まわりで駐車場所へ戻った。
 奈良側の道は、大阪側に比べて登る人は少なく静かな山歩きができるようだ。小和道は登山口のサクラ広場まで車が入れるので石寺跡道より登山者が格段に多く、道もなだらかでよく整備され、石寺跡道のように藪っぽい所もない。両者とも植林帯の道だが、僕はより自然に近い石寺跡道のほうが好きだ。

   (西佐味の集落を上る)       (植林帯の道が続く)         (経塚)

      (伏見道出合)        (ダイトレ出合=伏見峠)       (湧出岳別れ)

      (湧出岳三角点)      (一ノ鳥居=葛城山分岐)    (葛木神社への上り階段)

         (葛木神社)                (国見城址)           (霞む大阪市街)

        (小和道分岐)             (新欽明水)           (植林帯を下る)

      (天ヶ滝分岐)            (天ヶ滝)            (サクラ広場)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  五條、御所(ごぜ)

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