六甲全山縦走 1(宝塚〜三宮)六甲山(931.3m)
★ひとこと 「宝塚から六甲全山縦走(1日目)(宝塚〜三宮)」
見晴し絶好の掬星台
★行った日 2012年12月26日(水) 晴時々曇 単独
★コース
JR高槻駅6:38(JR)=JR宝塚駅7:33→8:23塩尾寺8:28→(488.4m)岩倉山8:49→9:19573m)岩原山9:26→大谷乗越9:46→10:14(681.2m)大平山10:22→座頭谷道出合10:34→船坂峠10:46→車道出合11:38→一軒茶屋11:55→12:03(931.3m)六甲山12:17→極楽茶屋12:59→記念碑台13:36→14:11ダイヤモンドポイント14:18→三国池14:32→15:22掬星台15:33→学校林道分岐16:10→市ヶ原16:43→布引雄滝17:07→17:18新神戸17:25→17:45JR三ノ宮駅17:51→JR高槻駅18:34
今年の〆はトレラン草分けの六甲全山縦走路を二日に分けて歩く計画だ。2003年に須磨を起点に歩いているが、今回は逆に宝塚を起点、三宮を中間点にし、ほぼ10年前からの体力の衰えをチェックするつもりだ。
JR宝塚駅から通勤の人の流れに逆行してS字橋で武庫川を渡り、住宅街の急な坂道を進む。時々樹間から朝靄にかすむ宝塚市街を眺めつつ小1時間林道を登ると塩尾寺(えんぺいじ)だ。寺から聞こえる朝の読経の響を聞きながら山道に入る。祠の祀られた岩倉山三角点を過ぎ、道標の多い尾根道を進み、宝塚市最高点の表示に引きずられて岩原山へ立ち寄るが林間に標柱が立っているだけだ。元の尾根道に戻り、ウバメガシ林もある雑木林をしばらく進むと車道を横切る、大谷乗越だ。急坂を登ると巡視路車道に合流、しばらく進むと大平山の表示があり、電波中継アンテナの下まで登ると三角点があるが視界は皆無だ。次の鞍部で船坂谷を右に分け、急坂をちょっと登り、笹原林床の雑木林をアップダウンしながらなだらかに登り続けると六甲ドライブウエーの県道出合だ。以降、県道をぬうように稜線を進むと一軒茶屋だ。ここから県道と別れて急坂の舗装路を上がると六甲最高峰の三角点広場だ。下界は霞がかかって見通しは悪く、広場は薄く積雪し、寒風が強いので長居せずにすぐに下り始めた。アップダウンしながら縦走路を進み、極楽茶屋から凌雲台(りょううんだい)に行くが、従来の十国回転展望台は取り壊され、巨大鳥かごの様な自然体感展望台「六甲枝垂れ(しだれ)」が建っていた。
(武庫川のS字橋を渡る)
(塩尾寺への林道から宝塚市街) (塩尾寺から山道に入る)
(雑木林の尾根道を進む) (林立する道標)
(左に見える甲山)
(ウバメガシの道を行く) (大谷乗越) (大平山電波中継所)
(六甲山一等三角点) (極楽茶屋) (凌雲台の新展望台)
凌雲台から林を下りゴルフ場のネットを通り抜けると記念碑台だ。記念碑台から林間の凍った道を抜け、シュラインロード出合からノースロードをしばらく進むとダイヤモンドポイントだ。有馬側の展望ポイントだが、雲が低く垂れ込み展望はあまり良くない。稜線を南下し、別荘地帯に入ると全面凍結した三国池だ。すぐ先で車道を横断して急坂を下ると再び車道に出合い、しばらく車道を進む。杣谷(そまたに)峠を左に分け、そのすぐ先からアゴニー坂の急坂を登る。天上寺の裏を抜けると展望の良い掬星台(きくせいだい)だ。眼下に広がる阪神間の市街や海上に埋立地の点在する海岸線が夕日に映えて素晴らしい眺めだ。摩耶山のアンテナ群の下から天狗道を下り、日の沈む前に市ヶ原到着だ。ここから街灯のある遊歩道が続くので、暗くなってもヘッデンは不要だ。夕暮れの布引貯水池を過ぎ、布引展望地で暮れなずむ三宮市街を眺めて一息ついてから少し下ると新神戸だ。ここから地下鉄があるが、久しぶりに賑やかな三宮大通りを下るとJR三宮駅だ。
雪はなかったが雲が多くて風の強い寒い一日だ。六甲山を中心として宝塚から三宮までなだらかな稜線が続き、六甲山上部は人工物が多いがその他は自然豊かな尾根道だ。市街地に近い山域らしく登山者やトレランの人もちらほら、週日にも拘らず賑やかな所だ。
(ゴルフ場の中を通り抜ける) (記念碑台) (シュラインR合流地点)
(ダイヤモンドポイント)
(凍結した三国池)
(杣谷峠分岐)
(アゴニー坂)
(アゴニー坂から六甲山牧場)
(掬星台)
(掬星台から大阪湾を望む)
(摩耶山上のアンテナ群)
(天狗坂を下る)
(展望岩から神戸市街)
(天狗坂の急坂を下る)
(市ヶ原) (夕暮れの布引展望所から)
★ルート断面図
★地 図
(1)宝塚〜船坂峠
(2)船坂峠〜ダイヤモンドP
(4)天狗坂〜三宮 (3)ダイヤモンドP〜天狗坂
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図 宝塚、有馬、神戸首部
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