六甲全山縦走 2(三宮〜舞子)菊水山(458.8m)横尾山(312.1m)

 

★ひとこと   「三宮から六甲全山縦走(2日目)(三宮〜舞子)」

須磨アルプス


★行った日   2012年12月29日(土) 晴時々曇 単独

★コース

JR高槻駅6:46(JR)=JR三宮駅(地下鉄)=新神戸7:57→布引雄滝→8:17布引休憩所8:25→市ヶ原8:54→大竜寺9:20→9:50(486.2m)鍋蓋山10:02→天王吊橋10:23→展望地10:57→11:02(458.8m)菊水山11:10→12:00鵯越駅12:09→13:18(328m)高取山13:25→(319.9m)荒熊山13:31→妙法寺小学校前13:55→(253m)東山14:31→(312.1m)横尾山14:57→15:10(274m)栂尾山15:16→高島台団地15:31→(234m)鉄拐山15:55→(252.6m)旗振山16:06→16.38JR塩屋駅16:45(JR)=JR高槻駅17:50

 引き続いて六甲全山縦走の二日目だ。三宮から市街地を渡り歩きながら鍋蓋山(なべぶたやま)、菊水山、高取山(たかとりやま)、横尾山(よこおやま)、旗振山(はたふりやま)を飛び石伝いに登り、塩屋(しおや)へ下る計画だ。JR三ノ宮駅から地下鉄で新神戸駅へ向かったが、神戸地下鉄は殆んど乗ったことがないため西神(せいしん)方向へ乗り間違い、あわてて乗り換えて新神戸駅到着だ。
 新幹線駅下から布引へ川沿いに遊歩道を進むと雌滝、鼓滝や雄滝を経て三宮市街が見渡せる布引展望所だ。展望所から峡谷に沿って遊歩道が続き、階段を上ると布引貯水池の五本松堰堤だ。鏡のような水面を眺めながら上流へ進み、しばらく遊歩道を歩くと市ヶ原(いちがはら)だ。ここで第1日目の摩耶山(まやさん)方面を右に分け、大竜寺(だいりゅうじ)に向かうべく右の河原へ下り、再度東谷(ふたたびひがしたに)をさかのぼると車道出合だ。車道を道なりに進むと大竜寺山門だ。そのまま境内に入って大竜寺に今年の無事を感謝し新年の安全を祈願し、鍋蓋山への尾根道を進む。しばらくなだらかな遊歩道を進むと、一通過点のような鍋蓋山頂上だ。南側が開け、きょうは展望が余りよくなかったが、靄の中に大阪湾から明石海峡まで望めた。菊水山を正面に見て急な坂道を下り、天王吊橋で有馬街道を渡る。今度は鍋蓋山を背景に急な階段を登り返すと大きな電波中継塔の建つ菊水山だ。三角点広場の少し手前のピークも展望のよい所だ。山頂から標高差約200メートルの急な階段を左下のゴルフ場を見ながら下る。神鉄の菊水山トンネル上から鳥原川の大きな堰堤を見上げながら川沿いに下り、旧菊水山駅(廃駅)下を通り、水処理施設横からしばらく進むと鵯越(ひよどりごえ)駅だ。ここからわかり難い市街地だ。縦走の順路は逆なので、主要な曲がり角毎にある小さな標識を振り返って確かめつつ進む。一度高取山登り口を間違えたが、トレラングループの後追いをして正しい道を見つけたりしながら進んだ。高取山最高点は高取神社奥宮にあり、神戸市街の海岸線が絶景だ。

  (峡谷沿いの遊歩道を進む)       (布引雄滝)           (布引貯水池)

 (市ヶ原で摩耶山を右に分ける)       (大竜寺)        (雑木林の遊歩道を進む)

  (神戸市街を左に見て進む)      (鍋蓋山三角点)      (菊水山を正面に見て下る)

  (天王吊橋から見る有馬街道)  (急坂から振り返ると鍋蓋山)   (丸太階段を上がると山頂)

        (菊水山頂上)      (菊水山から霞んだ市街地)     (山頂から急な階段を下る)

 (神鉄の菊水山トンネル上から) (鵯越駅手前の立派な大木)    (鵯越駅の下を行く)

  (迷路のような市街地を行く)   (高取山へ遊歩道を登る)     (高取山最高点)

 高取山から妙法寺(みょうほうじ)の市街地に下り、地下鉄と阪神高速の下をくぐって、横尾団地付近を左折するが表示が見当たらずわかり難い地点だ。住宅地の山側の道標に従ってジグザグになだらかに登ると東山だ。南に広がる須磨海岸が見えるなかなかの景勝の地だ。この東山から次のピークの横尾山までの砂岩地帯が須磨アルプスだ。中間点付近の馬の背を注意深く下り、鉄階段や鎖場を過ぎると横尾山だ。山頂から栂尾山(とがのやま)を経て正面に鉄拐山(てっかいさん)を眺めつつ長い階段を一直線に下り、車道を歩道橋で渡ると高倉台団地だ。横尾山を背にして急な階段を登り返すと鉄筋の展望台のある公園広場だ。しばらく上り詰めると愛想のない鉄拐山頂上だ。ここからウバメガシのトンネルのなだらかな尾根道を進むと旗振山だ。足下に広がる夕暮れに霞む明石海峡大橋や舞子、須磨海岸はなかなか風情のある風景だ。ここから須磨側に下るとJR須磨駅までちょっと歩かねばならないのでJR塩屋駅へ下ることにし、山上遊園施設の中を通って自然林の尾根道を下る。常緑広葉樹の多い美しい林のみちを下ると突然塩屋の住宅地に飛び出す。時々頭を出す駅舎に向かって歩くとJR塩屋駅はすぐだ。
 六甲全山縦走路は前半の宝塚から三宮までより、後半の三宮から塩屋までのほうが変化があって好きだ。度々市街地を横切るので迷うおそれがあるが、大竜寺から鍋蓋山にかけての自然林の尾根道、展望地の菊水山、須磨アルプスの横尾山、須磨舞子海岸の美しい旗振山など、景勝地の多いルートだ。

                   (高取山から神戸市街を望む)

(妙法寺の市街地を見ながら下る)(横尾団地からの上り道)    (東山から横尾山を望む)

    (須磨アルプスの入口)        (馬の背を行く)            (鎖場を登ると横尾山)

             (須磨アルプスから歩いてきた山々を振り返る)

        (横尾山三角点)           (長い階段を下る)          (高倉台団地へ入る)

   (鉄拐山への長い上り階段)      (横尾山を振り返る)            (鉄拐山頂上)

      (旗振山頂上)       (頂上から明石海峡大橋)    (塩屋の旗振山登山口)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)三宮〜鵯越駅

(3)横尾山〜舞子               (2)鵯越駅〜横尾山

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図  神戸首部、前開(ぜんかい)、須磨

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