★ひとこと 「国見尾根から強風の霧の山頂を経て中道で下山」
地蔵岩
★行った日 2013年1月6日(日) 晴後曇 単独
★コース
高槻5:31(名神、新名神)=四日市IC(R477)=7:33国道ゲート7:46→裏道登り口8:08→8:45藤内小屋8:53→展望岩9:46→ゆるぎ岩10:34→10:47休憩10:58→11:08(1171.8m)国見岳11:12→12:08(1211.9m)御在所岳三角点12:28→中道入口12:56→キレット13:36→地蔵岩13:45→14:06休憩14:45→裏道出合14:40→15:18国道ゲート15:25(R477)=四日市IC(新名神、名神)=高槻駅17:40
今年の初冬靴、初アイゼンは、最も一般的な道、国見尾根で御在所岳を経て中道で下る計画だ。四日市ICから湯の山へ向かう道から鮮やかな朝焼けの御在所岳や鎌ヶ岳が望め、喜び勇んで車を進め、2、30台とまっているゲート前に駐車だ。
凍った残雪が路面に残るゲートから約1キロの車道歩きだ。朝日を浴びつつ時に頭を出す朝焼けの鎌ヶ岳を眺めながら滑らないように歩き、トンネル手前から裏道に入り北谷に沿って山道を進む。大石の積み重なった河原を数回渡って、樹林を抜けて大石堆積の河原に出ると出発してほぼ1時間で藤内(とうない)小屋だ。ここで裏道を左に分け、丸太橋を渡ってすぐに国見尾根道に入る。積雪は10〜20センチ位で凍結してないので、樹林の急坂を冬靴だけで十分登れる。小屋から約1時間頑張ると展望岩で見晴しの良い尾根上に出る。しかし、空模様は晴天から曇り空に変わり、海抜1000メートルに近付くと風も強くなり、稜線は雲の中、下界もベールをかぶり、見晴しは悪化の一途だ。国見尾根の展望岩からゆるぎ岩までの岩尾根はこのコースのハイライトだ。見応えのある岩頭を眺めながら岩の間を抜けたり、岩頭(ゆるぎ岩ではない)に乗ったりしながら岩尾根を登る。岩が積み重なった岩頭を眺めていると、お金明神そっくりだ。山域が近くなのでよく似た地質なのかもしれない。天狗岩を過ぎ、樹林帯に入ってしばらく進むと縦走路出合だ。国見岳に立ち寄ってみるが、白い寒風が吹きすさぶだけなのですぐ退却だ。計画では、キノコ岩からハライドを周回するつもりだったが、見晴しがきかないので御在所岳を経て中道で下ることにし、国見峠から裏道入口へ向かった。
(R477冬季閉鎖ゲート)
(裏道登り口) (北谷をさかのぼる)
(藤内小屋) (国見尾根を登り始める) (道端に見かける芦生杉)
(展望岩から岩稜尾根歩き) (急な岩稜を上り続ける) (岩稜から望むゆるぎ岩)
(縦走路合流点) (何も見えない国見岳) (かすむ石門)
(国見峠) (おなじみU溝道を上る) (裏道入口に到着)
山上公園の遊歩道を下り、寒風の中でちびっ子たちがソリ遊びしている広場を通り、御在所岳三角点へ向かった。景色の楽しみがないので、早々に山頂を辞することにしてアイゼンをつけて
下り始めた。今冬10本刃が初めて、ちょっと張り切り過ぎて不細工にもけつまずき、買ったばかりのスパッツを破いてしまった。ここは歩き易い6本刃でも十分だ。折からの強風に成長しだした霧氷を眺めながら富士見台から中道の急坂を下り始めた。巨岩のオブジェが散在する急坂を下り、標高900メートルのキレットまでくると、やっと雲の底に出たらしく、そこそこ見晴も良くなりだしたが、風は強く岩頭に立つと吹き飛ばされそうだ。標高865メートルの地蔵岩まで下ると視界は開け、北のハライドから南の入道ヶ岳まで、東方の伊勢湾方面が見渡せた。地蔵岩は絶妙なバランスで細工したオブジェのようだ。雲母峰(きららみね)を正面に見ながら稜線を下り、おばれ岩を過ぎ、ロープウエイの真下でアイゼンをはずし、少し下ると国道と裏道分岐だ。なるべく車道を通りたくないので裏道経由、往路通りにゲートへ戻った。
天気予報に反して生憎の空模様だ。アルペンムードたっぷりの国見尾根や中道だが、折角のビューポイントから景観を楽しむことはできなかったが、オブジェのような岩頭を楽しむことができた。また、今冬初めての冬靴とアイゼンのトレーニングができた。
(山頂からアイゼンをつけて下る)(この天気でも元気にソリ遊び) (成長しだした霧氷)
(富士見台から中道へ)
(急坂を下る) (キレット)
(風当たり抜群のキレット)
(地蔵岩)
(雲母峰を見つつ下る)
(地蔵岩から見えない四日市方面を望む)
(おばれ岩)
(樹林帯に入る)
(国道/裏道分岐を裏道へ)
(ロープウエイ下を通る)
(裏道を下る) (R477合流点まで戻る)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 御在所山
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