★ひとこと 「鞍馬から深い新雪の天ヶ岳を経て大原の翠黛山へ」
鞍馬寺
★行った日 2013年1月19日(土) 晴時々曇 単独
★コース
阪急高槻駅6:53(阪急)=祇園四条7:28(京阪、叡電)=鞍馬駅8:15→薬王坂8:47→9:36P525三角点9:46→静原分岐9:51→11:34(788m)天ヶ岳11:48→百井峠分岐12:00→小出石分岐12:30→焼杉山分岐12:46→寂光院分岐13:02→13:25(577m)翠黛山13:35→江文神社前14:25→14:53花尻橋バス停14:54(京都バス)=国際会館15:22(地下鉄、JR)=JR高槻駅15:58
一級寒波襲来直後の雪景色を楽しみに京都北山の天ヶ岳(あまがだけ)だ。計画では鞍馬から天ヶ岳を経て芹生(せりょう)経由貴船へ戻るつもりだったが、新雪が予想以上に深雪なので天ヶ岳から大原へ下山した。
鞍馬の道端には残雪があるが路面には雪はない。薬王坂(やくおうざか)の小径に入ると残雪があり、所々で路面に水が凍り付いている。ここで大失敗、カメラを構えたとたん見事に転倒、路面にぶつけたカメラは故障、残り電源が心細いが、ケイタイを持っていたのが救いだ。積雪が5〜10センチ位の薬王坂を上り、天ヶ岳へ向かう尾根道に入る。薄雪の稜線を快適に進み、P525三角点を過ぎ、静原を右に分け、積雪15センチ位になった稜線を時々雪つぶてを受けながら進む。P622の辺りから一段と深くなり、30センチ近くなった急坂を難渋しながら登る。山頂近くでは膝位まで没しながら倒れ掛かったアセビから雪の洗礼を受けながら進む。
(薬王坂の鞍馬側登り口)
(薄雪の薬王坂を上る)
(峠の天ヶ岳分岐)
(雑木林を快適に進む)
(P525三角点) (静原を右に分ける)
(積雪15センチの尾根を行く)
(積雪30センチの上りに難渋)(頂上近くの雪爆弾の間を進む)
雑木林と植林帯の境い目の平地が天ヶ岳頂上だ。ここからヤセ尾根の北方稜線を下るが、積雪が半端ではなく、根雪のない新雪なので膝上までもぐるが、下りなので助かる。ちょっとした上り坂では、一歩で殆んど足の寸法しか進めない。先日の遭難騒ぎでドカ雪に閉じ込められた報道があったが、新たに降った雪が深いと装備があっても前に進めない気がする。やっと百井(ももい)峠分岐までたどり着いたが、雪が深くなる可能性のある芹生行きは中止し大原へ下ることにした。しばらく積雪30センチ位の稜線が続くが南へ尾根の方向が変わって下り坂になると積雪は少なくなり、順調に進む。小出石(こでいし)への石楠花尾根を左に分け、しばらく進むとネット沿いの道となり、すぐ先が寂光院(じゃくこういん)分岐だ。まだ時刻が早いので江文(えぶみ)神社経由で下ることにし、翠黛山(すいたいざん)から金比羅山(こんぴらさん」)の山腹を経て大原の里へ下った。江文神社から山裾を南下、途中で寒谷峠への道に入ったが、ちょっと戻って京都大原記念病院の敷地を通って直進すると花尻橋バス停だ。すぐに来た国際会館行きのバスに乗り、地下鉄、JRで順調に帰阪した。
ちょっと雪をあまく見た雪見だった。スノーシューやアイゼンで雪面を歩くのも良いが、誰も歩いてない美しい曲線美の新雪面を膝まで没しながら歩く快感は最高だ。ただし、僕のような素人の雪見物はある程度根雪の固まった頃が安全だ。また、凍結した道で転倒しカメラを壊してしまったが、これで通算、2003年から11年間で6台のデジカメ破損だ。原因は、水濡れ(沢での転倒と雨)と今回の衝撃なので次回は耐水、耐衝撃カメラだ。GPSは2005年来、ザックに固定しているので無事だ。
(積雪30センチの天ヶ岳)
(膝上まで没する尾根を下る)
(百井峠分岐)
(小出石分岐)
(大原分岐手前をネット沿いに進む)
(積雪10センチの翠黛山)
(金比羅山の岩尾根を下る)
(雪の解けた山道を下る)
(大原から蓬莱山を望む)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 大原
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