★ひとこと 「有馬四十八滝から白石谷で一軒茶屋を経て白水山へ」
七曲滝
★行った日 2013年1月27日(日) 晴時々曇 単独
★コース
JR高槻駅6:46(JR)=7:33JR三宮7:41(地下鉄、北神急行、神鉄)=8:21神鉄有馬温泉駅8:25→七曲滝分岐9:17→10:30白石谷河原10:42→白竜滝11:02→11:58一軒茶屋12:14→白水尾根入口12:24→12:58(771.7m)白水山13:04→船坂谷分岐13:14→13:58十八丁橋バス停14:08(バス)=14:47JR宝塚駅14:58(JR)=JR高槻駅15:43
数日前からの寒波に期待して、前回に引き続いてまたまた六甲山系、有馬四十八滝の氷瀑だ。日曜日で交通の便が悪く、珍しく三宮、谷上(たにがみ)経由で電車を乗り継いで有馬温泉到着だ。
薄雪の駅前から温泉街を通り抜け、ロープウエイ有馬駅横を、ちらほら見かける滝見物の登山者とともに車道を進む。車道終点から極楽茶屋へ向かう紅葉谷道をしばらく登り、七曲(ななまがり)滝の表示から右へ分岐だ。急坂の巻道を行くが細道なので渋滞必至、気長に待って谷底へ下ってしばらく進むと七曲滝だ。ちょっと氷が少なめだが見事な氷瀑だ。戻りに一方通行のザイルを張った岩壁を通ると、足下に蟇(がま)滝が望める。先程の紅葉谷登山道を少し戻って、白石谷分岐から谷筋に入る。凍った足元に注意しながら谷底を飛び石伝いに進むと右側の岩壁にかかる氷瀑が百間滝だ。谷筋を少し直進し、右の岩角をよじ登ると似位(にい)滝だ。沢筋を白石谷出合の河原まで戻り、すぐ先の白石滝を探すが、いままで見てきた滝と異なり倒木と土砂崩れに半分埋もれた滝だ。河原からの取り付きが凍った急坂なのでアイゼンをつけ、白石谷遡行開始だ。初めは歩き易い道が続くが、やがて谷筋が倒木でふさがれ、そこをかいくぐり、倒木の多い谷筋をしばらく遡ると左手にかかる滝が白竜滝だ。白石谷の滝は全く凍っていない。
(薄雪のRW有馬駅横を進む)
(七曲滝分岐から滝へ) (巻道から谷間を登る)
(見事な氷瀑の七曲滝) (岩肌をへつって谷筋を下る) (巻道からは見えない蟇滝)
(白石谷分岐から谷筋へ) (白石谷の右の谷筋を行く) (百間滝)
(倒木と土砂崩れの白石滝) (藪っぽい谷筋を上流へ) (この倒木の左下をくぐる)
白竜滝から谷筋を行くが、倒木が多く難渋しながらしばらく直進し、右の谷筋に入って砂防堰堤を越える。少し先で左の斜面に取り付き、急坂をジグザグに登りきるとなだらかな樹林帯となり、遊歩道に合流すると一軒茶屋はすぐだ。前回、ここから三角点まで上っているので今回は省略だ。鉢巻山下の旧道から白水尾根を下るが、なかなか雰囲気のよい雑木林の尾根道だ。川上ノ滝付近の船坂谷へ下る道を右に分け、松林の尾根道をしばらく直進すると白水山だ。三角点の小広場から少し西側が望めるが、あまり見晴しは良くない。稜線をちょっと進み、船坂谷の水場付近へ下る道を右に分け、稜線を北上する。アップダウンの激しいヤセ尾根もあり、時々左前方に三田方面も望める変化のある尾根道だ。やがて白水峡の上辺に着き、小松が点在する赤茶けた砂岩の稜線をたどる。時々、砂岩の間から白水峡全体の迫力ある風景が俯瞰できる。白水峡の上辺を辿るようにテープに導かれて下ると十八丁谷の導水路出合だ。砂防堰堤を越えてしばらく下ると田畑の道となり、十八丁橋バス停はすぐだ。間もなくやってきたバスで宝塚へでてJRで帰阪した。
今年も見事な氷の華だった。とりわけ、高さがあって水量が少なく滝幅いっぱいに広がって流れ落ちる七曲滝と百間滝の氷のベールが素晴らしかった。白石谷は倒木の藪コギの覚悟が必要だが、荒々しい峡谷美が素敵だ。初めて通る白水尾根は所々で急坂があるが、殆んどがなだらかな雑木林の美しい尾根道だ。特に白水峡の俯瞰は一見の価値ありだ。
(谷を離れ急坂を登る) (なだらかな雑木林を行く) (一軒茶屋)
(白水尾根下り口) (美しい稜線を進む) (松林尾根もある)
(見晴しの良くない白水山三角点) (ヤセ尾根を下る) (白水峡上部の砂岩稜線)
(美しい砂岩稜線を行く)
(白水峡を上辺から見る)
(白水峡の稜線を下る)
(白水峡を横から見る) (十八丁谷に沿って下る) (十八丁橋バス停出合)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図 宝塚、有馬
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