★ひとこと 「坊村から展望稜線の西南稜で武奈ヶ岳ピストン」
西南稜ピークから蓬莱山を望む
★行った日 2013年2月10日(日) 曇時々晴 単独
★コース
高槻6:05(名神)=京都東IC(湖西道路、県道311、R367)=7:38坊村駐車場7:58→平地9:10→夏道分岐9:38→10:26(1097m)御殿山10:43→スノーシュー破損→11:50(1214.4m)武奈ヶ岳12:13→御殿山12:50→夏道分岐13:17→平地13:28→14:03坊村駐車場14:20(R367、R171)=高槻16:17
三連休の中日が最も天気が良さそうなので武奈ヶ岳へ雪見だ。坊村(ぼうむら)から御殿山を経ておなじみの西南稜で山頂ピストンの計画だ。和爾(わに)から路面に雪のない途中峠を越え、除雪された坊村の大きな駐車場に到着だ。
スノーシューを担いで出発、明王院(みょうおういん)の前から登山口に入ると急坂の残雪が凍っているのでアイゼンをつけさくさくと登り始める。急坂の植林帯を約1時間頑張ると平地だ。思い出すのは1年前、肺炎のためここでダウン、今年は健康に感謝して無事通過だ。急坂をしのぐと尾根端に上がり、なだらかな稜線を登る。夏道を右に分けて稜線を直進、見晴しの良い尾根屈曲点から東向きの尾根を進む。やがて標高1000メートルに達すると樹々に霧氷か雪の華が咲き、美しい稜線を東進すると間もなく展望抜群の御殿山頂上だ。雪雲が垂れ込め遠望はいまいちだが、熱いコーヒーを飲みながら広大な雪景色を楽しむのは最高だ。山頂でスノーシューを履き、急な雪原を少し下った時に足に違和感を感じて靴を見ると、スノーシューのフレームと靴固定板の留め金(リベット)が外れ、ブラブラだ。仕方なく、ワサビ峠まで片足で下り、アイゼンに履き直しだ。これは一昨年にアメリカの片田舎で買ったもの($120)で、結果的に1シーズンしか持たなかった。このコースは大勢の人が歩いているのでアイゼンでも大丈夫だ。例年より積雪は少なく、頭を出したワサビ峠の道標を見ながら雪の華咲く疎林帯の稜線を登ると展望ピークだ。ここも360度の景観だ。
(地主神社前を明王院へ)
(御殿山コース登山口) (植林帯の急坂を登る)
(平地から気合を入れて急坂へ)(尾根端からなだらかに登る) (夏道を左に分ける)
(冬道の稜線を登り続ける)
(見晴しの良い尾根屈曲点) (雪の華咲く稜線を行く)
(御殿山を振り返る)
見晴しの良い稜線を行く) (雪庇もある)
だいぶ発達した雪庇を眺めながら稜線を進み、強風で雪が飛ばされて地肌の出た次のピークを越え、武奈ヶ岳へ最後の上りを頑張ると大勢の登山者が憩っている三角点だ。風の当たらない東斜面で大休止だ。山頂から西南稜を眺めると、天気の良い休日とあって点々と登山者の行列だ。午後は少し天気が回復して時々日の光を浴びながらの下山だ。明王院前でアイゼンを外し、スノーシュー担ぎに終始したが無事駐車場へ戻った。帰途は大原から京都市街を抜けて帰阪した。
都会近くでアクセスも良い雪遊びのメッカ、武奈ヶ岳西南稜は、期待に違わず素晴らしい雪景色だ。天気さえ良ければ簡単に雪中散歩を楽しむことができる所だ。スノーシューのリベット外れのアクシデントがあったが、出かける前に重要な用具確認の大切さを痛感。
(風の強い雪のないピーク) (ピークへ最後の登り) (直下から山頂を望む)
(武奈ヶ岳から釈迦岳方面を望む)
(武奈ヶ岳三角点)
(山頂から西南尾根を下る)
(ワサビ峠付近を御殿山へ)
(御殿山から続く尾根のP846付近から北山方面を望む)
(御殿山から稜線を下る)
(稜線を引き続き下る)
(雪がだいぶ融けた明王院)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図 久多(くた)、北小松
Homeへ