生駒山(642.3m)信貴山(437m)

 

★ひとこと   「私市から大阪環状自然歩道で生駒山を経て信貴山へ」

ほしだ園地展望台から天王山を望む


★行った日   2013年2月21日(木) 晴後曇一時雪 単独

★コース

阪急高槻駅6:46(京阪バス)=枚方市7:09(京阪)=7:22私市駅7:25→ピトンの小屋8:02→吊橋北詰8:20→ピトンの小屋8:31→8:53展望所9:01→やまびこ広場9:05→飯森霊園前9:55→戎公園バス停10:03→10:33堂屋池10:41→室池11:22→阪奈道路歩道橋11:42→12:38石切分岐12:46→(642.3m)生駒山三角点13:19→暗峠13:46→府民の森東屋13:56→鳴川峠14:11→14:39鐘の鳴る展望台14:46→十三峠15:04→信貴山分岐15:45→信貴山16:10→朝護孫子寺赤門16:27→16:44信貴山東16:50→17:15信貴山下駅17:25(近鉄)=JR王寺駅17:34(JR)=JR高槻駅18:45

 大阪・奈良府県境に南から金剛葛城山系、信貴生駒山系が連なっているが、きょうは北側に伸びる生駒山脈のうち、まだ行ったことのない生駒山以北だ。私市(きさいち)を起点に生駒山をめざし、時刻の許す限り信貴山方面へ南下する計画だ。初めて利用する京阪交野(かたの)線で、ラッシュアワーの始まる前の私市駅に到着、駅前の小公園で支度して出発だ。
 車道に出てすぐに天の川を渡り、いわふね自然の森文化センター前の左岸沿いの遊歩道を進む。一部災害復旧中の箇所もあるが、整備された遊歩道が川沿いに続き、ほしだ園地の駐車場を過ぎると間もなくピトンの小屋だ。蛇足だがハーケン(独)の仏語がピトン、事務所横の岩壁には壮大なクライミングウオールが作られている。小屋から林道を進み、途中から右へ上ると大きな吊橋、星のブランコがあるが、残念ながら吊橋のゲートには鍵がかかって通行止めだ。仕方なく元へ戻り、急な尾根道のさえずりの道でやまびこ広場へ向かった。やまびこ広場手前の展望台から視界が広がり、市街地となった淀川流域や近くの北摂の山々が見渡せたが愛宕山や比叡山は雪雲の中だ。やまびこ広場からまつかぜの道に入り、7、8メートルの愛嬌のある巨石が転がっている気持ちのよい雑木林のなだらかな道をしばらく進むと霊園だ。広大な飯盛霊園を通り抜け、交通量の多いR163から生駒方面へ向かい、戎(えびす)公園バス停から市街地を抜けて山道へ、堂尾池(どうおいけ)ハイキングコースを進む。

(いわふね自然の森の遊歩道)  (一部災害復旧中の遊歩道)  (天の川沿いに遊歩道を行く)

   (もうすぐほしだ園地)         (ピトンの小屋)      (クライミングウオールもある)

 (吊橋、星のブランコへ向かう) (残念ながら吊橋は通行止め)(さえずりの道、やまびこ広場へ)

              (やまびこ広場手前の展望台から淀川流域を望む)

       (展望台)            (やまびこ広場)       (まつかぜの道を行く)

  (道端の7、8米のガマ石)       (飯盛霊園境内へ)    (戎公園バス停から山地へ)

     (林道を進む)             (堂尾池)           (丘陵地帯を行く)

 池の畔から丘陵地帯を越えてしばらく進むと車道に突き当たる。横方向へ道が伸びているので間違いやすいが、車道に沿って進むことが必要だ。すぐ先の横断歩道を渡るとむろいけ園地だ。湿生花園カキツバタ園の木道を進み、園地を通り抜けるとむろ池の堤防だ。丘陵地帯を越えると阪奈道路が見え、歩道橋で越えて荒地の側の道を南下する。ダンプカーの往来する埃っぽい道から、やがて田園の道となってやっと落ち着いた山間を進む。ゴルフ場横を過ぎると薄雪が現れ、しばらく信貴生駒スカイラインと並行して進むとくさか園地に入る。道端のネコヤナギの芽を眺めながらサザンカの多い道を進むと石切分岐だ。くさか、宮川谷、辻子谷と石切駅へ下る道が次々現れる。石畳のだらだら坂を上り、駐車場広場からリフト横の階段を上ると冬季休業中の山上公園だ。生駒山三角点は公園の施設内に鎮座している。まだ早いので信貴山方面へ進むことにして、TVアンテナ群の下を通り、稜線を下り始めた。クマザサのトンネルを雪解け斜面に足をとられながらどろどろになって下る。この辺りが最悪の状況だ。やがて人家が見えると暗峠(くらがりとうげ)だ。

     (車道を横断)     (かきつばた等の湿生花園を行く)    (要所に道標あり)

      (むろ池園地)            (雑木林を行く)        (阪奈道路の歩道橋を渡る)

  (しばらく田園の道を行く)   (生駒信貴スカイラインと並走)       (くさか園地へ)

 (道端の春の兆し、ネコヤナギ)    (サザンカの道を行く)         (もうすぐ山頂公園)

    (山頂へ上る階段)       (冬季閉鎖中の山頂遊園地)     (公園の中の一等三角点)

 (山頂から急坂の稜線を下る)    (雪解けの泥道を下る)           (暗峠)

 暗峠から舗装林道を登るとなるかわ園地に入り、東屋を過ぎて次の鞍部まで下ると鳴川峠だ。スカイラインとつかずはなれずしばらく並走すると鐘の鳴る展望台だ。高台にジャンプ台のような展望台があり、折から降り出した雪模様で寒々とした風景だ。次の十三峠は河内と法隆寺方面を結ぶ十三街道の峠で石仏も祀られている。巨大円盤形の航空機管制用レーダー施設を過ぎ、立石峠の展望地を過ぎると信貴山と高安山との分岐だ。信貴山方面へ山道を下り続け、次に上り返すと山頂の信貴山城跡だ。すぐ先に奥の院があり、舞台から雪雲に隠れた金剛山方面が望める。山頂から鳥居のトンネルをしばらく下ると朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)の境内だ。きょうも無事歩けたことに感謝して手をあわせ、お馴染みのトラを眺めながら赤門を出て、少し遠回りしたが下り始めた。バスの本数が少ないので歩くことにし、信貴山東から桜並木の旧ケーブルカー跡地を下り、さらに住宅地を下ると信貴山下駅だ。近鉄生駒線で王寺まで行きJRで帰阪した。
 大阪市街地の東に伸びる丘陵地帯を北から南へ、次々現れる園地をはしごしながらの山歩きだ。長距離を一日で歩くと駆け足になってしまったが、夫々の園地には見るべきものが沢山あり、よい季節にじっくり楽しみたいものだ。

 (なるかわ園地東屋横を行く)       (鳴川峠)        (信貴生駒スカイラインと並走)

 (吹雪いてきた鐘の鳴る展望台)       (展望台)             (車道横を行く)

       (十三峠)      (直進は平群町、縦走路は右へ下る) (航空機管制用レーダー施設)

     (好展望の立石峠)          (信貴山分岐)            (雑木林を下る)

    (山頂の信貴山城跡)     (奥宮から金剛山方面を望む)     (鳥居のトンネルを下る)

   (朝護孫子寺を下る)           (おなじみの子トラ)         (ケーブル跡地を下る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)私市〜室池                      (2)室池〜生駒山

(3)生駒山〜十三峠         (4)十三峠〜信貴山

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  枚方、生駒山、信貴山

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