★ひとこと 「山科から大文字火床を経て如意ヶ岳経由大津へ」
大文字山火床上端から愛宕山を望む
★行った日 2013年2月25日(月) 晴時々曇 単独
★コース
JR高槻7:18(JR)=7:38JR山科駅7:42→琵琶湖疏水別れ8:14→8:36南禅寺分岐8:45→9:39(465.4m)大文字山9:46→火床上端10:00→大文字山10:17→航空管制施設10:51→11:00杣道分岐11:07→杣道分岐11:14→長等山分岐11:38→三井寺分岐11:51→12:09小関峠12:19→(324.7m)逢坂山12:39→長等公園分岐12:43→長等公園展望台13:05→13:26JR大津駅13:34(JR)=JR高槻駅13:59
お盆の送り火で有名な大文字山を通って山科(やましな)界隈をぐるっと一周する計画だ。山科を起点に疎水べりから大文字山へ上がり、如意ヶ岳(にょいがだけ)、逢坂山を通って山科へ戻るつもりだったが、市街を歩くのが億劫になって大津へ下った。
JR山科駅から住宅街を北上、琵琶湖疏水べりの桜並木の散策路を西へ向かう。シーズンには人で埋まる桜の名所だが、片道3.3キロのジョギングコースでもあり、朝早くから走っているランナーとすれ違いつつ、朝日を浴びて進む。疎水トンネルの所から谷筋の山道に入るが、道端に沢山の伐採木材が積まれている。表示によれば害虫により枯死した樹木を伐採処理したものだそうだ。出発して約1時間、南禅寺からきた道や京都一周トレールと合流する四差路を過ぎるとなだらかな気持ちのよい尾根道が続く。所々で右に山科方面や左に京都市街を垣間見ながら約1時間雑木林の稜線を進むと、如意ヶ岳分岐を過ぎてすぐに大文字山三角点だ。三角点広場からは南から東にかけて視界が開け、山科と京都市街が稲荷山を挟んで両側に広がっている。少し足を伸ばすと、大文字山火床から京都市街が足下に広がり、五山のうち鳥居は分からなかったが妙法、舟形、左大文字の山々が望めた。西の彼方にはポンポン山などの西山が姿を見せているが、雪をかぶった愛宕山初め北山の峰々は雪雲の中だ。元へ戻り、植林帯の稜線を如意ヶ岳へ向かう。分岐が多く、道標もないのでちょっと迷うこともあるが、東へ向かう稜線を外さないことだ。如意ヶ岳と思しきピークには大きな円盤型の航空管制施設があり、敷地には入れないので外を迂回して施設用の車道を進む。ガードレールの切れ目に手書きで三井寺と書かれた分岐点を通り過ぎ、車道の左上に鉄塔がある所でガードレールの下から分岐だ。
(疎水べり桜並木を行く)
(ジョギングコース案内板) (疎水トンネルから山道へ)
(枯死した樹木の多い道を行く) (南禅寺分岐四差路) (なだらかな尾根道を行く)
(垣間見える山科方面) (雑木林の尾根を行く) (大文字山三角点)
(施設から車道を下る) (林道から音羽山を望む) (三井寺への最初の分岐)
明確な山道を下るが分岐点がしばしば現れ、道標はないが手書きの案内図に注意して進む。長等(ながと)山近くで方向を東から南に変え、稜線を下る。次の鞍部で三井寺を左に分けて尾根道をしばらく進むと車道交差点の小関越(こぜきごえ)だ。再び、稜線に上がり、次のピークが絶好の琵琶湖展望の逢坂山だ。遠くは雪雲の彼方だが、琵琶湖大橋や三上山を遠景に湖畔に広がる大津市街が素敵だ。尾根をそのまま南下して稲葉台に下るつもりだったが、山科駅までの市街地歩きを敬遠、長等公園に下ることにした。立派な遊歩道が続き、長等公園の展望台を経て大津赤十字病院横へ下り、犬塚の大欅前を過ぎて少し歩くとJR大津駅だ。
交通至便のお手軽ハイキングコースだ。琵琶湖疏水べりの桜並木、なだらかな稜線の道、大文字山や火床からの京都市街地の展望、逢坂山からの琵琶湖展望など興味の尽きないルートだ。
(三井寺への次の分岐) (なだらかな尾根を下る) (長等山の手書き分岐説明)
(三井寺分岐)
(小関越)
(なだらかな稜線を行く)
(逢坂山から琵琶湖を望む)
(逢坂山三角点)
(稲葉台へ下りずにUターン)
(右の長等公園へ向かう)
(東海自然歩道に合流)
(長等公園展望台)
(展望台から大津市街)
(長等公園登り口)
(善光寺の前から石段を下る)
(犬塚の欅の前を通る)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 京都東北部
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