霊仙山(1094m)コザト(829.9m)リョウシ(722m)

 

★ひとこと   「花を求めて西南尾根から山頂を経て南尾根で権現谷へ」

カルスト台地の霊仙山三角点


★行った日   2013年3月26日(火) 時 風強し 単独

★コース

高槻5:08(名神)=彦根IC(R306、県道17、権現谷林道)=白谷林道入口(自転車デポ)6:56(権現谷林道)=7:13権現谷林道入口7:22→今畑登山口7:46→8:34笹峠8:43→近江展望台9:32→9:55休憩10:04→(1094m)霊仙山10:23→1083.5m)霊仙山三角点10:34→霊仙山10:46→10:51東峰11:00→林道出合11:40→林道切開き11:53→12:09作業場跡12:18→(829.9m)コザト12:50→(722m)リョウシ13:21→白谷林道入口14:26(権現谷林道)=(自転車3.6km)=14:52権現谷林道入口15:01(県道17、R307、県道16)=瀬田西IC(名神)=高槻18:00

 今年の雪解けが早そうなのでフクジュソウを求めて鈴鹿山脈北部の霊仙山だ(結果的には未開花)。今畑登山口から西南尾根で山頂を経て南尾根から権現谷へ下山の計画だ。風穴で知られた河内から落石の多い権現谷林道に入り、白谷出合に自転車をデポし、権現谷林道入口まで戻って駐車だ。蛇足ながら白谷林道は通行止だ。
 権現谷出合から落合以降通行止めの県道をさかのぼると今畑登山口だ。杉植林帯に入り、フクジュソウがちらちら咲いている今畑廃村跡を過ぎ、急な尾根伝いにしばらく登ると笹峠だ。きょうは冬型気圧配置で西風が強く、笹峠の鞍部は冷たい風の通り道だ。なだらかなブナ林を抜け、西南尾根端の急坂を頑張ると近江展望台だ。振り返ると登ってきた稜線の先に鍋尻山、南には下りルートの南尾根からリョウシに続く尾根筋、その彼方に雪の消えた鈴鹿の山々が望めた。ここからは殆んど平坦な西南尾根だが石灰岩の伝え歩きだ。尾根筋から山頂にかけて残雪は殆んどないが花は皆無だ。寒風が吹き抜けて寒いので東峰ピークからすぐに下り始めた。

   (権現谷林道入口に駐車)   (落合南寄りの今畑登山口)     (廃村跡を登る)

     (稜線を登る)           (もうすぐ笹峠)       (鞍部の樹林帯を行く)

  (登ってきた稜線を振り返る)   (西南尾根を登り続ける  (近江展望台から霊仙山を望む)

           (360度展望の近江展望台から南方の御池岳方面を望む)

            (360度展望の近江展望台から北方の伊吹山方面を望む)

 (石灰岩の西南尾根を行く)      (霊仙山最高点)         (霊仙山三角点)

 石灰岩の堆積したずり落ちそうな急坂を下る。下方に見える尾根筋に軌道修正しながら下り、やがて尾根筋の踏み跡に出合い、しばらく下ると白谷林道出合だ。少し林道を南へ下ってから再び南尾根へ入る。林道切開きを過ぎてヤブ尾根を進むがイバラが多く歩き難い尾根が続く。林業作業場跡の平地を過ぎてもしばらくヤブ尾根が続き、鞍部を過ぎてやっと樹林帯の上り坂となってヤブから開放される。二つ目のピークが樹林の中のコザト三角点だ。この先で西向きの尾根をたどり、残雪のある平地で南へ向きを変えてちょっと登るとリョウシ山頂だ。ここから石灰岩の飛び石伝いに尾根を下るとフクジュソウが現れ始める。しばらく尾根一面がフクジュソウ群落に覆われた尾根を、花を踏みつけないように注意しながら下る。石灰岩を伝え歩きしながらしばらく下り、最後にガレ場の急坂をずり落ちるようにすべり下ると白谷出合だ。デポしておいたチャリンコをゲット、下りの舗装林道ながら落石の多い権現谷林道をゆっくり河内へ下る。帰途、R307の湖東ドライブを楽しみながら走り、瀬田西から名神で帰阪した。
 霊仙山は広大なカルスト台地が広がる石灰岩の花の山だが、時期的に早過ぎて山頂付近で草花は見られなかった。あまり人の通らないリョウシから白谷出合へ続く稜線にはフクジュソウの群生地があるが、丁度この時期に満開期を迎えていた。

  (東峰ピークか南へ下る)     (岩角の急坂を下る)      (南尾根めざして下る)

    (稜線の踏み跡をたどる)     (林道出合から振り返る)    (林道切り開きを尾根へ上る)

      (ヤブこぎ開始)          (作業場跡の広場)       (樹林の中のコザト三角点)

   (現れた杣道をたどる)     (尾根屈曲点で西から南へ)        (リョウシ山頂)

      (石灰岩を伝い渡り)     (フクジュソウ群落が現れる)    (群落を踏まないように歩く)

    (満開のフクジュソウ)        (石灰岩を飛び渡り)      (急坂のガレ場を滑り下る)

  (登り口のガレ場を振り返る)  (落石の多い林道をチャリンコで)    (河内集落へ帰着)

★道で出会った花

 ボタンネコノメソウ?(廃村跡)    オニシバリ(笹峠)       マンサク(林道出合)

   フクジュソウ (リョウシ)     ダンコウバイ (リョウシ)    タチツボスミレ? (リョウシ)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  彦根東部、霊仙山

Homeへ