又剣山(1377.2m)

 

★ひとこと   「小橡からゼイロ山、又剣山、竜口尾根を経て小処温泉へ」

又剣山から竜口尾根を望む


★行った日   2013年5月6日(月祝) 晴 風強し 単独

★コース

高槻4:11(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R309、R169、県道226)=6:444県道ゲート6:50(自転車デポ)=7:01小橡北山宮7:37→8:20P608三角点8:29→10:27(1058m)ゼイロ山10:36→林道出合11:17→林道登山口11:25→12:00(1377.2m)又剣山12:13→(1305m)丸塚山12:43→13:34P1320 13:41→大台分岐14:10→14:35休憩14:42→林道出合15:21→大和田分岐15:26→小処温泉16:11→県道ゲート16:43=自転車(5.5km)=17:06小橡北山宮17:28(県道226、R169、R309、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻20:20

 大台ケ原から南へ伸びる竜口(りゅうご)尾根の又剣(またつるぎ)山だ。林道で山頂直下まで行けるが今回は小橡(ことち)からゼイロ山を経て登り、竜口尾根経由で小処(こどころ)温泉へ下る計画だ。R189の河合(かわい)から県道に入り、大和田から大台ケ原への登山道が通行不能なので、下山地の小処温泉に自転車をデポすべく進んだが、大台ケ原分岐手前で通行止めゲートだ。朝8時から夕方6時までしか通行できない。仕方なくゲート手前にチャリンコをデポ、小橡まで戻って北山宮(きたやまぐう)隣のトイレもある広場に駐車した。北山宮から荒谷峠へ地形図の点線があるが、ゼイロ山経由は杣道主体と予想して出発だ。
 広場から奥の小径に入り、横の急坂をちょっとよじ登ると小尾根の杣道出合だ。間伐材が放置された急な尾根だが、ピンクリボン通りに行くと登り易い杣道が続いている。しばらく急坂を頑張ると、シャクナゲの残り花が咲いているちょっとしたヤブの小空間に三角点が鎮座している。地形図にない四等三角点だ。雑木林の少しヤブっぽい尾根を登り続けるとP776手前の伐採された裸地の小さい展望所だ。手前の辻堂山から小橡山へ続く稜線越しに奥駈の峰々が朝日に照らされていた。すぐに植林帯尾根となり、まもなく左下からモノレールが上がってくる。標高1000メートルに近づくと広葉樹林となり、前方上方に林道が見え始め、モノレールが再度始まるとゼエノ山だ。表示もなく、稜線上の一通過点だ。モノレール沿いに、レールを掴みながらヤブっぽい急坂を登ると林道下の終点だ。林道を少し南へ下った所から、登ってきた稜線を前景に大峰山系が望める。

 (北山宮横駐車場から小径へ)   (植林帯の急坂を登る)  (途中に咲くシャクナゲの残り花)

 (林間のP608四等三角点)  (尾根の杣道を登り続ける)   (P776手前ピークの展望所)

               (P776手前から大峰山系の峰々を望む)

     (植林帯を行く)       (モノレールが左から現れる) (標高千米に近づくと広葉樹林)

  (前方に林道が見え始める)   (何もないゼイロ山頂上)   (山頂手前からモノレール出現)

   (モノレール沿いに進む)       (やっと林道出合)     (林道からゼイロ山を望む)

 林道を少し北上すると又剣山登り口の梯子があり、広葉樹林帯を斜めに登ると稜線出合だ。明るい稜線をしばらく登ると展望抜群の又剣山三角点だ。西には大峰山の核心部の峰々が、北には大台ケ原を背景にこれからたどる竜口尾根が縦方向で望める。又剣山から急坂を北へ下り、見晴しの良い馬の背尾根をたどる。ここからは一度通っているので軽く考えていたが、上り下りの激しいしんどい尾根歩きだ。

   (林道の又剣山登り口)    (稜線へ広葉樹林帯を登る)       (稜線出合)

   (明るい稜線を登る)   (又剣山頂上から大峰山系を望む)   (又剣山三角点)

                 (又剣山から大峰山系を望む)

                 (又剣山から大台ケ原を望む)

(又剣山から竜口尾根を下る)  (見晴しの良い稜線を進む)   (稜線下に広がる広葉樹林)

 丸塚山からは日出ヶ岳から南へ続く台高主稜線が長々と横たわり、中央にコブシ嶺が盛り上がっている。ヤセ尾根の岩稜あり、美しいヒメシャラ林あり、の凸凹の激しい結構しんどい尾根歩きが続く。見晴しの良いP1320で小休止後、いったん下って上り返すとなだらかな起伏の準台地だ。北の逆峠へ続く尾根を右へ見送り、西へ向かう尾根に入る。当初、尾根芯を西へ向かったが、尾根の北側中腹のピンクリボンに誘われ、小処温泉へ下る山道をたどった。この山腹のトラバース道は、ブナやミズナラの大木の点在する美しいルートだ。一部、崩落による迂回路があるが、新緑を愛でながらなだらかに稜線を下ると林道始点だ。通行不能の大和田への分岐を左に見送り、林道を短絡して下る杉林の道を延々と下ると小処温泉だ。温泉施設の前から小処渓谷と称する右又谷沿いに下り、大台ケ原からの道を合わせて少し下ると大崩落地があり、その先が自転車デポ地のゲートだ。チャリンコをゲット、小橡川に沿って県道を下り、大和田ではしっかり通行不能の表示のある大台ケ原登り口の橋の前を通過、小橡へ帰り着いた。
 小橡からはたいした藪もなく静かな杣道で林道まで登れる。久しぶりの展望豊かな竜口尾根は意外に険しい2時間近くかかるルートだ。大台ケ原分岐から小処へ向かう広葉樹の大木が点在する山腹の道はなだらかな美しい所だ。

                 (丸塚山から東隣の稜線を望む)

  (ヒメシャラの老木林を行く)   (ヒメシャラの幼木林を行く)    (幅広のP1320ピーク)

  (P1320から大峰山を望む)    (P1320から北へ下る)     (大台分岐の迷い易い平地)

  (平坦なトラバース道を行く)   (美しいトラバース道を下る)   (新緑の美しい道を下る)

       (林道出合)        (林道からドライブウエーを望む)    (大和田へは通行不能)

    (植林帯を延々と下る)       (小処温泉登り口)      (小処渓谷沿いに進む)

★道で出会った花

    シャクナゲ(P608)       ミツバツツジ(笙ノ峰)     バイカウツギ?(小処渓谷)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  大台ケ原山、河合

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