★ひとこと 「能登又谷から野呂尾で大御影山を経て大日岳へ」
大日岳のブナ回廊
★行った日 2013年5月12日(日) 快晴 単独
★コース
高槻5:04(名神)=京都東IC(湖西道路、R161、R303、R27、県道213、能登又谷林道)=7:44林道分岐手前7:56→能登又谷渡渉8:19→8:57Ca500台地9:05→P595
9:31→10:42P821 10:54→(950.0m)大御影山11:42→12:02能登又谷分岐12:10→三重岳分岐12:46→13:23(750.9m)大日岳13:36→林道出合14:39→14:56林道分岐手前15:05(能登又谷林道、県道213、R27、R303、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻19:00
湖北と若狭との境界の大御影山(おおみかげやま)へ久しぶりに福井県側からアプローチだ。能登又谷から野呂尾(のろお)を経て大御影山、大日岳経由周回の計画fだ。きょうの目玉は大御影山から東北へ伸びる高原のような野呂尾を歩くことだ。R27の美浜から新庄の変電所を経て南下、松屋で粟柄(あわがら)谷を東に見送り直進、大日開拓地へ向かう道と能登又谷林道分岐手前の広場に駐車だ。
一般車通行止めの表示を過ぎて能登又谷林道を進む。砂防堰堤を左下に見ながら20分も歩くと右手からきた妙芽谷を渡る。橋の南詰めから能登又谷へ下って渡渉、右岸のピンクリボンの斜面を登ると尾根筋に踏み跡が現れる。間伐材が放置された急坂尾根を登るとCa400位から右手の白谷側が広葉樹林となり、やがて広葉樹の尾根となる。稜線には古い赤杭が点々と続いている。P598手前からヤブが徐々に煩くなり、尾根通しにとても進めないので右の急坂を下って白谷源流へ合流、キャンプ適地の美しい谷だ。鞍部から稜線を登るが、ヤブは殆どなく、ブナ、ミズナラ、カエデなどの広葉樹林が続く美しい尾根だ。P812の手前から低木の曲がりくねった細い木の疎林帯だ。この辺りから大御影山にかけて幅広の高原のような尾根が続く野呂尾だ。残雪が遅くまで残っていたせいか、足元にはイワカガミやカタクリの残り花、目線にはムシカリが咲く美しい草原だ。やがてP621を通る白谷左岸ルートと合流、V溝に掘れた所もある登山道を進むと反射板を経て大御影山三角点だ。
(林道分岐から一般車通行止め)(白谷出合から能登又谷へ)
(能登又谷を渡渉して右岸へ)
(ピンクリボンの斜面を登る) (間伐材放置尾根を登る) (Ca450位から広葉樹林)
(白谷源流前のヤブこぎ)
(美しい白谷源流) (大木ブナ林尾根を登る)
山頂から近江坂を西進、能登又谷へ下る道を右に分け、清々しいブナ林を進むと大御影山から約1時間で三重岳(さんじょうだけ)分岐だ。三重岳を左に分け、ブナ尾根の近江坂を進む。幅広尾根のブナ回廊をしばらく進み、P784で能登野越に至る天増川へ下る道を左に分けるとすぐに鉄塔だ。鉄塔から芦谷山や庄部谷山(しょうぶたにやま)の山並みが望める。すぐ先の林間の大日岳三角点を過ぎた所で近江坂を左に分け、右の鉄塔尾根を下る。途中で右に下る巡視路が何回か分岐するが、尾根通しに下り、大岩のある鉄塔から稜線を離れて右へ下る。岩谷に沿ってしばらく下ると大日開拓地へ向かう林道と出合う。逆にここから登る場合は、登山口の火の用心マークと三十三間山の表示が目印だ。林道をしばらく下ると能登又林道に合流、すぐ下が駐車地点だ。
標高の低いわりに雪深く、積雪時に繁盛する山域だ。ブナを初めとする広葉樹が発達し、白谷源流から野呂尾にかけて、および大日岳手前付近のブナ回廊が素敵だ。少し歩き難い所もあるが、野呂尾の低木帯の草原も広々とした気持ちの良い所だ。ただ、白谷源流手前付近のヤブこぎがちょっと難点だ。
(大御影山三角点) (V溝の近江坂を行く) (美しいブナ林を行く)
(鉄塔から芦谷山の山並みを望む)
ニリンソウ(能登又谷) ヤブツバキ(能登又谷) イワカガミ(野呂尾)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 三方(みかた)
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