御池岳(1247m)鈴ヶ岳(1130m)

 

★ひとこと   「T字尾根から御池岳テーブルランド周遊後伊勢尾で周回」

T字尾根の癒しの森


★行った日   2013年9月28日(土) 晴時々曇 単独

★コース

高槻5:08(名神)=八日市IC(R421、県道34、御池林道)=7:05御池橋(自転車デポ)7:12(御池林道)=7:22T字尾根登り口7:31→P878 8:15→8:36P918 8:44→P967 9:12→9:55T字尾根下り口10:03→P1194 10:30→奥ノ平10:55→11:06(1247m)御池岳11:17→夕日のテラス11:47→(1182m)鈴北岳12:16→12:45(1130m)鈴ヶ岳12:55→P894 13:27→P806 13:50→御池林道路駐14:18(御池林道)=自転車(3.4km)=14:40T字尾根登り口14:47(御池林道、県道34、R421)=八日市IC(名神)=高槻16:55

 鈴鹿山脈中部にあって鈴鹿最高峰の御池岳だ。T字尾根でテーブルランドに至り、カレンフェルトの台地を縦断し御池岳経由鈴ヶ岳から伊勢尾(いせお)で下山の計画だ。木地師の郷、君ヶ畑(きみがはた)から御池林道を進み天狗堂(てんぐどう)登り口を過ぎて茨川(いばがわ)分岐で道路わきに通行止め表示だ。行ける所まで走ろうとT字尾根登り口を過ぎ、ひやひやしながら徐行運転だ。一ヵ所、路面崩落箇所があったが何とか通り抜けたが御池橋の先で土砂崩れ、ここまでだ。下山予定地付近の御池橋手前に自転車をデポ、先程のT字尾根登り口付近に戻って路駐だ。以前は小さな登り口の表示があったが、山林立ち入り禁止の立札だけだ。
 急な植林帯の尾根を杣道通りに登る。急登が一段落した小灌木帯から振り返ると天狗堂が西に立ちふさがり、南には梢越しに竜ヶ岳や霞んだ御在所岳が望めた。最初のピークを過ぎて次のピークP878で北向きに方向を変え、癒しの森のブナ稜線を進む。以前は、手前のピークにもうるさいほど目印テープがあったが、いまはP878の表示だけなので下りの時は要注意だ。アップダウンを繰り返しながらブナ尾根をしばらく進むと、ゴロ谷合流点から来る尾根との合流点のT字中心点P918だ。東北の尾根に入り、美しい落葉広葉樹の森の尾根を進み、シャクナゲ茂るヤセ尾根を過ぎて岩稜を登るとボタンブチが目前に見えるP967だ。一旦下ってから鞍部を過ぎて幅広いブナの癒しの森を登る。上りは良いが下るときは間違った尾根を下り易いので要注意だ。森を抜け、羊歯の茂る急な草原を登るとテーブルランドの縁の石灰石の岩頭だ。羊歯に隠れた石灰石に注意しながら台地の縁を進み、土倉岳(つちくらだけ)分岐を過ぎてP1194へ向かう。奥ノ平(おくのたいら)を過ぎて草紅葉なりかけの草原を進むと石灰岩の積み重なった御池岳だ。R306鞍掛(くらかけ)峠不通の影響か、晴天の土曜日でも山頂に人影はなかった。山頂からオオイタヤメイゲツ(カエデ科)?の森を西北に下り、鞍部から石灰岩をよじ登ると夕日のテラスだ。鈴鹿山系南部の山並みを遠景に、登ってきたT字尾根やこれから下る伊勢尾の尾根筋が綺麗だ。

    (T字尾根登り口)     (植林帯尾根の杣道を登る)   (振り返ると天狗堂が真正面)

 (P878でT字の下端に乗る)   (癒しのブナ尾根を北上)   (P918でT字の中心を右へ)

  (落葉広葉樹林を進む)      (一ヵ所岩稜を越える) (P967からボランブチを見上げる)

     (ブナ尾根を行く)        (急坂の草原を登る)   (テーブルランドの縁へ上がる)

  (土倉岳分岐付近を行く)     (草紅葉なりかけの草原)         (奥ノ平)

     (御池岳頂上)           (夕日のテラス)      (ゴマナ?満開の草原を行く)

                 (夕日のテラスから鈴鹿山脈南部を望む)

 テーブルランドの縁歩きを適当な所できりあげるべく、鈴北(すずきた)岳を目標にゴマナ?の白花が満開の草原を下り、先日の豪雨の影響か茶色に濁った元池の畔から登山道に合流、御池岳を眺めながらなだらかに登ると無人の鈴北岳だ。遠望は駄目だが鈴鹿山脈北部の景色を眺めつつ展望尾根を下り、樹林に入って鞍部を過ぎて急坂を頑張ると鈴ヶ岳だ。ここできょう初めての単独男性と挨拶を交わしてからいよいよ伊勢尾下りだ。山頂の薮の隙間から適当に下り始め、砂地の急坂を滑りながら散在する小木を頼りに下る。樹林のため下の尾根筋を見定めることができず、また、GPSは効果的に衛星を拾えないので、適当に下りやすい所を下る。やがて、左下前方に尾根筋らしきものが現れほっとした。伊勢尾は尾根筋さえ拾えば植林帯をどこまでも下るだけだ。P806で西へ急な尾根の杣道を下り、最後に御池川の河床に降り立った。渇水気味の流れを渡って御池林道に上がると土砂崩れの真っ只中だ。土砂を乗り越え、御池橋を渡って自転車をゲット、下り勾配ばかりを期待して出発だ。ここで誤算、御池橋とT字尾根登り口の標高はほぼ同一だ。順風満帆とはいかない自転車で駐車場所へ戻り、往路通りに帰阪した。
 伊勢尾は植林主体の尾根だがT字尾根は癒しのブナの森が広がる稜線だ。カレンフェルトのテーブルランドもそろそろ草紅葉の季節だ。T字尾根、伊勢尾とも目印テープは全部取り去られ、すっきりした尾根だ

   (濁った元池と御池岳)         (鈴北岳)         (鈴北岳から鈴ヶ岳へ向かう)

                 (鈴北岳から鈴鹿山脈北部を望む)

    (鞍部のヒルコバ)           (鈴ヶ岳頂上)      (山頂広場から獣道の急坂へ)

  (伊勢尾の付け根に乗る)     (植林帯尾根を下る)       (どこまでも続く植林帯)

 (P806から西南尾根を下る)   (植林帯の急坂を下る)      (下に川筋が現れる)

  (渇水状態の御池川を渡渉)  (土砂崩れを越えて林道を進む)  (先に見えるのが御池橋)

★道で出会った花

  トリカブト(テーブルランド)    ゴマナ?(テーブルランド)  アケボノソウ?(テーブルランド)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  御在所山、篠立(しのだち)

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