蓬莱山(1174.2m)森山岳(1080m)

 

★ひとこと   「中村からオシロ谷で森山岳、蓬莱山、比良岳周回」

蓬莱山頂上


★行った日   2013年10月10日(木) 晴時々曇 単独

★コース

高槻5:16(名神)=京都東IC(湖西道路、県道311、R477、R367)=6:30常明院(葛川中村)6:39→7:30鉄塔A7:35→8:18鉄塔B手前鉄塔8:26→鉄塔B8:32→鉄塔(長池)8:47→9:20展望ピーク9:29→(1080m)森山岳9:44→10:24(1174.2m)蓬莱山10:44→木戸峠11:17→11:28休憩11:35→(1051m)比良岳11:55→12:29明王橋12:37→13:16鉄塔B13:20→13:40鉄塔A13:46→14:14常明院(葛川中村)14:46(R367、R477、県道311、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻16:00

 積雪期以外では2年ぶりの比良山系だ。オシロ谷から登って長池から森山岳界隈の落葉広葉樹の森を落葉前に周回の計画だ。途中峠を過ぎてR367を安曇川(あどがわ)に沿って進み、葛川(かつらがわ)中村の常明院の駐車場に止めさせて頂く。
 集落の横から山道に入り、柵の扉を開閉して水道施設横を進む。オシロ谷右岸の急な切り開き斜面をジグザグに登り、植林帯をしばらく進み、オジロ谷の小滝前を渡渉すると滑り易い砂地斜面のトラバースだ。ここを何とか乗り切ると鉄塔Aだ。下方に葛川中村の集落、眼前に伊賀谷山が見える見晴しの良い台地だ。後は安全な切り開き尾根の巡視路が続く。息を切らせて鉄塔の連なる展望の良い尾根を登り、鉄塔Bを過ぎて落葉広葉樹林帯に入り、栗のイガ絨毯を踏みしめながらプラ階段を登る。今年はクリやドングリが豊作のようだ。小高い尾根に鉄塔が建ち、北側には長池が水をたたえている。ここから巡視路と別れ、複雑な地形を右に左に点在する池をぬうように南へ広葉樹林を進む。小高い丘を登ると平地が露出した展望ピークだ。北には武奈ヶ岳(ぶながだけ)、すぐ南には森山岳が望める。踏み跡を尾根伝いにたどるとすぐに森山岳だ。以前にあった山名板はなくなり、別の所に板切れがかかっているが、どちらが本当の山頂かは不明だ。はっきりした踏み跡をたどって尾根筋を南下、樹林帯から小灌木帯、さらに笹原を登りつめるとリフトの山上施設の目立つ蓬莱山(ほうらいさん)頂上だ。生憎、山頂部はガスに覆われ、武奈ヶ岳方面が一部見通せるだけだが、徐々に視界が開けてくるようだ。

  (オシロ谷巡視路入口扉)  (これから登る切り開き急坂)     (葛川中村を振り返る)

 (植林帯をジグザグに登る)   (滑りやすい斜面をトラバース)(尾根から伊賀谷山を振り返る)

  (落葉広葉樹の森を行く)     (複雑地形に池が点在)    (展望ピークから武奈ヶ岳)

 (何もない森山岳の山上広場)    (樹林帯を蓬莱山へ)    (笹原コギで山頂がもうすぐ)

              (蓬莱山から半分雲に閉ざされた武奈ヶ岳を望む)

 山頂からリフトに沿って下り、打見山(うちみやま)へ登り返し、ゴンドラ駅前からスキーコースを北へ下る。スキーコース終点の汁谷手前から表示通りに右へ少し入ると木戸峠だ。縦走路をしばらく北上すると最初のピークが比良岳だ。何も表示がないが立派なブナ?の大木が居座っている。山頂から西へ尾根を下る。美しいブナ林を過ぎ、シャクナゲのプチ薮を抜けて杉林に入ると牛コバから来る道と合流、ちょっと下って明王橋を渡ると夫婦滝口の小広場だ。ここから先日の豪雨禍で少し荒れ気味のニシヤ谷をさかのぼると長池の台地だ。池の先で巡視路と合流、往路通りにオシロ谷を下って葛川中村へ帰り着いた。
 このコースは長池周辺の台地に広がるブナを主体とする落葉広葉樹の森が売りだ。木漏れ日を浴びながら落ち葉絨毯を踏みしめて歩くのは最高だ。蓬莱山頂上からは雲間に見え隠れする湖岸の風景や、白布をまとった武奈ヶ岳などの山並みも素晴らしかった。

      (蓬莱山頂上)       (蓬莱山から武奈ヶ岳)    (打見山から蓬莱山を振り返る)

 (打見山からスキーコースを下る)     (木戸峠)            (縦走路を北上)

   (何もない比良岳山頂)     (美しいブナ尾根を下る)    (シャクナゲの薮を抜ける)

  (明王橋(丸太橋)を渡る)    (ニシヤ谷をさかのぼる)        (往路と合流)

    (切り開き尾根を下る)     (土砂崩れ斜面をトラバース)  (下に見えるのが葛川中村)

★道で出会った花

   リンドウ(蓬莱山頂上)         トリカブト(明王橋)      ?(切り開き尾根)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図  比良山、花背

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