白倉岳(949.9m)雪洞谷山(622.1m)

 

★ひとこと   「朽木岩瀬から雪洞谷山を経て白倉岳経由栃生へ」

白倉中岳の台杉


★行った日   2013年11月23日(土) 曇時々晴 単独

★コース

高槻5:15(名神)=京都東IC(湖西道路、県道311、R477、R367)=6:54栃生登山口(自転車デポ)6:57(R367)=7:10朽木岩瀬7:26→8:30岩瀬分岐(稜線)8:37→(622.21m)雪洞谷山9:12→展望鉄塔9:44→大彦峠9:49→10:04鉄塔10:14→大彦林道峠10:20→(745m)鷹ヶ峰(桑野橋分岐)→村井分岐11:54→11:59(910m)帽子岳12:08→(949.9m)白倉岳12:29→(924m)中岳12:41→12:57(941m)南岳13:06→14:02休憩14:08→栃生登山口14:24=自転車(7.6km)=15:05朽木岩瀬15:20(R367、R171)=高槻18:40

 紅葉狩り北山の3回目は北山山域の東端に位置し、比良山系の西に安曇(あど)川をはさんで対峙する白倉岳(しろくらだけ)だ。岩瀬(いわせ)から雪洞谷山(うとだにやま)へ登り、稜線を南下して白倉岳から栃生(とちゅう)へ下る計画だ。安曇川に沿ってR367を北上、葛川(かつらがわ)から朽木(くつき)に入ってすぐの栃生で安曇川の対岸に渡って白倉岳登山口に自転車をデポ、R367を北上して朽木岩瀬に路駐だ。
 岩瀬の近畿自然歩道の標識のある民家の横を西へ道なりに進み、突き当りの三差路を左へ、林道ゲートを開閉して小彦(こしこ)谷沿いの荒れた林道を進む。林道終点の水道施設の横を通り抜け、小祠の祀られた谷分岐点から荒れた左の谷筋の踏み跡をたどる。倒木で歩き難い谷筋の踏み跡もなくなってきたので、北側の支尾根をめざして急坂をよじ登ると尾根上に立派な登山道に合流だ。倒木が多く、支尾根の取り付き点を見逃したようだ。霧の湧き立つ紅葉に彩られた山肌を樹間から眺めながら支稜線をしばらく登り続けると、出発してほぼ1時間で稜線の岩瀬ルート分岐だ。時々姿を見せる朽木の田園風景を左下に眺めながら、イヌブナやコナラなどの広葉樹の稜線を登る。真新しい切り株が目立つのはナラ枯れ伐採跡だ。黄葉を眺めながらしばらく進むと雪洞谷山三角点だ。展望はあまりよくない。

 (朽木岩瀬の民家の間を西へ)(林道の扉を開閉して小彦谷へ) (祠から左の谷筋へ渡渉)

 (誤って荒れた谷筋を進む)  (支尾根へ向かって急坂を登る)  (支稜線上で登山道合流)

(右に紅葉山稜を見ながら登る)  (稜線の岩瀬ルート分岐)   (植林と自然林の尾根を行)

(葉の少なくなったブナ林を行く)    (雪洞谷山三角点)       (鮮やかな紅葉尾根を行く)

 しばらく紅葉を愛でながら尾根を歩き、突然視界が開けると展望鉄塔だ。稜線の正面に鷹ヶ峰(たかがみね)がそびえ、稜線の北斜面に高圧鉄塔が並び、北の湖北の山々が陽光に映えて壮観だ。振り返ると蛇谷ヶ峰(じゃたにがみね)が頭を出している。次の鉄塔の横から樹林帯に入って下ると鞍部の大彦(おしこ)峠だ。右は雪洞谷、左は大彦谷を経て上岩瀬だ。峠から稜線を直進すると好展望の切り開き尾根が続き、次の鞍部が大彦林道出合だ。ここから急坂の稜線をしばらく登り続けると次のピークが桑野橋コース分岐点のP745、鷹ヶ峰だ。この辺りで、初めて白倉岳三峰が葉を落とした樹林を透して望める。

(半ば葉を落としたブナ林を行く)     (展望鉄塔)     (鉄塔から紅葉の百里ヶ岳方面)

         (展望鉄塔からこれから向かう稜線や湖北の山々を望む)

   (次の鉄塔から樹林へ)   (雪洞谷と大彦谷分岐の大彦峠)  (切り開き尾根を鷹ヶ峰へ)

   (東に見える蛇谷ヶ峰)    (大彦林道峠で右から左へ)    (歩いてきた稜線を振り返る)

 (桑野橋ルート分岐の鷹ヶ峰)  (白倉岳、中岳、南岳が見える)   (稜線から見える武奈ヶ岳)

 鷹ヶ峰から小さなアップダウンはあるがほぼ平坦な落葉広葉樹の幅広尾根が続く。烏帽子岳手前で村井コースを左に分け、何の表示もない烏帽子岳を過ぎ、次の鞍部が小川ルートを右に分ける烏帽子峠だ。だいぶ近づいて来た武奈ヶ岳をチラチラ眺めながら稜線を登ると白倉岳だ。山頂から東側が少し展望がきく程度だ。この辺りからアシウ杉とブナなど広葉樹の混交林となり、次のピークが巨大な台杉が鎮座している中岳だ。更に、ブナ尾根をたどるとブナの大木の立つ南岳だ。次のピークから東尾根を下る。アシウ杉やブナやミズナラなどの樹林帯を過ぎると、標高700メートル付近から杉植林帯だ。急な尾根道を下り続け、最後に岩場のロープ場を過ぎると栃生白倉岳登山口だ。ここでチャリンコをゲット、村井まで安曇川左岸の田舎道で走り易いが、以降、側路帯の殆んどない交通量の多いR367で岩瀬へやっと到着だ。なお、早かったので大原、八瀬の紅葉を期待して京都市街を抜けたが、紅葉休日渋滞で3時間以上かかって帰阪した。
 岩瀬から登り初めに少しわかり難い所があるが要所に道標も完備したコースだ。前半の大彦峠までの標高600メートルまではコナラ、イヌブナなど雑木林の静かな朽木の里山が売りだ。後半の白倉岳を中心とする山域はアシウ杉やブナの茂る樹林が魅力だ。

 (P832から白倉岳三峰を望む) (植林と自然林尾根を行く)     (烏帽子岳手前の村井分岐)

    (烏帽子峠で小川分岐)    (稜線から望む蛇谷ヶ峰)      (大木杉の多い稜線を行く)

      (白倉岳三角点)     (山頂から釣瓶岳と武奈ヶ岳)     (台杉の多い稜線を行く)

    (巨大台杉のある中岳)        (ブナ尾根を行く)          (ブナ大木のある南岳)

  (次のピークから東へ下る)  (武奈ヶ岳を正面にひたすら下る)     (白倉岳登山口到着)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  饗庭野(あいばの)、古屋(ふるや)、久多(くた)

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