油日岳(693m)那須ヶ原山(800.0m)

 

★ひとこと   「櫟野ダムから油日岳と那須ヶ原山を経て周回」

櫟野ダムから那須ヶ原山を望む


★行った日   2013年12月16日(月) 曇一時晴 風強し 単独

★コース

高槻6:10(名神、新名神)=甲賀土山IC(地方道、櫟野林道)=8:00櫟野ダム8:12→Ca530 8:51→縦走路出合(加茂岳)9:57→10:06(693m)油日岳10:22→(715m)三国岳10:57→12:17(800.0m)那須ヶ原山12:36→櫟野ダム分岐13:10→林道登山口13:42→14:08櫟野ダム14:14(櫟野林道、地方道、R1)=栗東IC(名神)=高槻16:30

 油日岳(あぶらひだけ)は滋賀と三重の県境に連なる鈴鹿山脈最南端の山だ。甲賀(こうか)の櫟野(いちの)ダムを起点に油日岳から那須ヶ原山(なすがはらやま)を周回の計画だ。新名神の甲賀土山ICから迷いながら地方道で櫟野ダムへ、ゲートを開閉して遊歩道が整備された公園内を進み、ダム湖南端の広場に駐車だ。
 駐車場所のすぐ横の切り開きからCa530の稜線めざして林道に入る。すぐに林道は終点、急な杉林の踏み跡をしばらく登り、なだらかな尾根道を経て再び急登するとCa530ピークだ。折から霰をともなった強風が吹きつけ、樹間からは何も見えない。岩稜まじりのトリッキーなヤセ尾根もある尾根筋を進み、P616手前の稜線からは所々で日がさしている甲賀の里を振り返りつつ、薄雪の尾根を登る。P616を過ぎ、ちょっと藪っぽい自然林の踏み跡をたどると縦走路出合の加茂岳だ。10分ほど縦走路を西進すると杉や桧の大木が林立する油日岳頂上だ。すぐ下に油日神社奥宮が祀られ、祠の前の広場から湖南の山々を背景に甲賀の里が絶景だ。山頂から元へ戻り、加茂岳の次のピークから稜線を南下だ。稜線から北側の見晴がよく、堂々とした那須ヶ原山が望める。少し上り返して次のピークで忍者岳を右に分け、一旦下って鞍部の望油峠で奥余野公園を右に分け、上り返すと三国岳だ。

(櫟野ダム広場から右の林道へ)  (植林帯の林道を直進)    (急坂の踏み跡をたどる)

(なだらかになった支尾根を登る)(トリッキーなヤセ尾根を進む)   (薄雪の尾根を行く)

 (加茂岳で縦走路に合流)   (なだらか稜線を油日岳へ)   (油日岳山頂の油日神社祠)

                (油日岳から甲賀の田園風景を望む)

 (三国岳に向かう展望稜線)(展望稜線から雄大な那須ヶ原山)   (ヤセ尾根を行く)

    (90度屈曲点ピーク)    (ロープ場の急な尾根を登る)     (坂の先が三国岳)

 展望のよくない三国岳山頂でゾロ峠を経て旗山へ下る道を右に分け、P686付近のトリッキーなロープ場の岩稜尾根を過ぎ、アップダウンの激しい縦走路を進む。花崗岩の風化した滑り易い馬の背を過ぎ、冷たい西風にあおられながら登りきると縦走路分岐ピークだ。左折して植林帯の尾根をちょっと進むと大鳥神社奥宮のある那須ヶ原山だ。三角点は奥宮の裏にあり、那須ヶ原山小屋はすぐ下にある。風の当たらない所で熱いラーメン昼食後、P566の尾根を経て櫟野ダムへ下るべく北尾根を下り始めた。地形図の櫟野ダム分岐を過ぎて適当な所からP566を通る尾根に入るべく、稜線への入り口を調べながら大原ダムへ向かう道を下った。櫟野ダムや大原ダム、下ろうとしているP566の尾根が眼下に望める雄大な景色だ。東斜面がススキに覆われた稜線には頑丈な金網が設けられており、しばらく藪コギをして出入り口を探したが見当たらず、仕方なく先程の櫟野ダム分岐まで戻って、地形図の道を下ることにした。分岐点の先の尾根上からは見晴しがよく、先程たどってきた油日岳から那須ヶ原山へ続く稜線、その彼方に経ヶ峰(きょうがみね)や笠取山(かさとりやま)など布引(ぬのびき)山地の山々が望めた。地形図の谷筋の点線の道は崩壊しており、藪っぽい急な尾根筋をピンクリボンに従って下ったが、藪あり大岩ありの一筋縄ではいかないルートだ。山頂の分岐点から30分も下ると林道出合だ。上流では荒れ果てた林道を2キロほど下ると櫟野ダム駐車地点だ。
 標高800メートル以下の低山ながら鈴鹿山脈らしい風化した花崗岩と広葉樹もある稜線の道だ。油日岳は甲賀の里の展望台だ。アップダウンも多いので距離のわりに疲れる山歩きだ。平成25年台風18号で谷筋は荒れている。

   (ロープ場の岩稜を下る)    (再度岩稜をよじ登る)           (ヤセ尾根を行く)

   (不動滝、加太方面分岐)     (馬の背の稜線を行く)         (縦走路分岐)

   (那須ヶ原山山頂の祠)       (左は櫟野ダム分岐)      (直進の大原ダムへ向って下る)

  (切り開きのススキ原を下る)  (櫟野ダムへ向かう尾根を俯瞰) (分岐まで戻って櫟野ダムへ)

            (櫟野ダムへ下る稜線からたどってきた尾根筋を望む)

   (大岩のある急坂を下る)    (藪っぽい急な尾根を下る)     (林道の那須ヶ原山登山口)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  鈴鹿峠

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