★ひとこと 「市章山から黒岩尾根で摩耶山を経て徳川道へ」
寒々とした掬星台
★行った日 2013年12月22日(日) 晴時々曇 風強し 単独
★コース
JR高槻駅6:46(JR)=JR元町駅7:35→諏訪公園下7:52→8:36市章山8:39→二本松分岐8:58→かずら橋9:28→市ヶ原9:52→黒岩尾根分岐10:07→10:15休憩10:22→P606
11:07→地蔵谷出合11:48→(698.6m)摩耶山三角点12:05→12:10掬星台12:26→杣谷峠12:52→13:27休憩13:36→長峰台14:09→14:35阪急六甲駅14:39(阪急)14:08=阪急高槻駅15:31
強い冬型だが予報では晴れ間ものぞく六甲山系だ。元町から神戸市マークの市章山(ししょうやま)を経て黒岩(くろいわ)尾根で摩耶山経由徳川道で下山の計画だ。3連休中日の空いた電車で閑散とした元町駅下車、諏訪山公園へ向かって出発だ。
人影のない美しい官庁街を北上、突き当りが諏訪山公園上り口だ。公園の広場で体操をしている一団を横目に遊歩道を上り、諏訪神社横を過ぎ、諏訪山の山裾を巻くと車道出合だ。車道から展望台への山道を上ると朝の斜光に照らされた市街地の絶景ポイントだ。再度、車道と合流して再度山ドライブウエー側道を進み、ダリウス型風車(停止中)の先をちょっと右上へ上ると神戸市マークの上端の展望ポイントだ。西隣の錨(いかり)山の錨型とともに市章をかたどった電飾は神戸のランドマークだ。車道と交差しつつしばらく進み、猩々(しょうじょう)池を左に分け、照葉樹の多い稜線を歩くと滝山城址だ。ハープ園に向かうロープウエーや三宮ビル群を樹間から眺めながら急な尾根を下るとかずら橋だ。急に多くなったハイカーとともに布引ダムを経て北上、市ヶ原を過ぎて天狗道、地蔵谷道の次の分岐、黒岩尾根道に入る。
(諏訪公園登り口)
(公園展望台から市街地を望む) (ドライブウエー側道を行く)
(市章山の神戸市マーク上端) (遊歩道を行く)
(滝山城址)
(布引滝方向へ急坂を下る) (垣間見える三宮ビル群)
(かずら橋)
(布引ダム堰堤)
(市ヶ原)
(黒岩尾根登り口)
急坂の続く尾根だが、お隣の天狗道に比べて単調な尾根道だ。P606を過ぎて次の標高約600米の稜線からやっと西方の視界が開け、六甲縦走路の峰々の彼方に明石海峡大橋が望める。地蔵谷道を合せ、薄雪の稜線をなだらかに登ると天狗道出合だ。三角点に立ち寄ってから稜線を少し進むと掬星台(きくせいだい)だ。ロープウエーは運休中なので人影は少なく、眼下に広がる少し霞んだ市街地は寒々とした風景だ。六甲最高点付近は霧氷に覆われ薄化粧の趣だ。寒風のなか熱いラーメンで体を温め、縦走路を東進、杣谷(そまたに)峠から徳川道を下る。徳川道は幕末に当時の居留地の外国人との衝突を避けるため西国街道の迂回路として設置されたそうだが面影を残すのは峠付近の石垣だけだ。峠からしばらく石段が続くが、杣谷川沿いになると崩壊が進み、しばしば迂回路を下る。長峰(ながみね)堰堤上流で正規の登山道が消失、迂回路で堰堤を越えると長峰台、住宅地を30分ほど下ると阪急六甲駅だ。
まだ通ったことない一般登山道を通る山歩きだが強風の寒い一日だった。諏訪山からは神戸のランドマークをたどる展望豊かな照葉樹林の道だ。黒岩尾根は天狗道に比べて少し単調な所もあるが歩き易い樹林の道だ。
(急坂の黒岩尾根を登り続ける)
(標高約600米の展望尾根)
(展望尾根から明石海峡大橋)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図 神戸首部
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