山上ヶ峰(482.6m)沓掛山(415.1m)大暑山(568.1m)小塩山(642m)
★ひとこと 「保津峡から沓掛山経由老ノ坂、小塩山を経て金蔵寺へ」
沓掛山三角点
★行った日 2013年12月30日(月) 晴後曇 単独
★コース
JR高槻駅6:38(JR)=JR保津峡駅7:29→トロッコガード下登り口7:49→8:34作業小屋8:39→8:48山上ヶ峰分岐8:57→(482.6m)山上ヶ峰9:05→山上ヶ峰分岐9:13→9:27P407
9:50→松尾谷林道横断10:00→10:41(415.1m)沓掛山10:50→唐櫃越別れ11:21→老ノ坂峠BS11:46→11:57首塚12:10→大枝山12:43→西山グランド13:01→(568.1m)大暑山13:20→淳和天皇稜13:53→13:56休憩14:06→南春日分岐14:20→金蔵寺14:35→15:16南春日BS15:28(京都市バス)=15:53桂駅(阪急)15:58=阪急高槻市駅16:12
今年最後は京都西山のぶらぶら歩きだ。保津峡から沓掛(くつかけ)山を経て老ノ坂峠へ下り、大暑(たいしょ?)山から小塩(おじお?)山を経て金蔵寺(こんぞうじ)へ下る計画だ。所々、凍てついた残雪のこびりついたJR保津峡駅ホームに降りたのは僕一人だ。山の端は朝日に輝いているが薄暗い山陰の駅前広場をいよいよ出発だ。
駅前からちょっと北上、赤いトラス橋を渡って県道を右の落合方面へ向う。県道から見える橋上の保津峡駅や彼方の唐櫃越(からとごえ)の薄化粧した稜線が美しい。少し先のトンネルを過ぎた所から保津峡の吊橋を渡り、トロッコ保津峡駅のホームに上がる手前を左へ狭い階段を下る。トロッコ駅下から堤防を40、50メートルほど保津峡の流れを足元に見ながら歩くのがスリル満点だ。きょうは乾燥した路面で助かったが、凍てついた積雪がある場合は本コース唯一の難所だ。ほどなく右手に線路のガードが現れ、堤防斜面の石塊を掴みながら四つ足で上り、線路の山側から急な植林帯の九十九折の道を登る。藪コギを予想したが立派な山道だ。やがて薄化粧した小尾根に達し、勾配のゆるくなった尾根を右へ登り続け、最後に雪を多少かぶりながらネット沿いに進むと作業小屋の建つ林道終点の広場だ。林道を右下に見てなだらかな稜線を登ると間もなく山上ヶ峰分岐だ。倒木を避けつつ山頂をピストンするが、山上ヶ峰は林間に三角点があるだけだ。分岐から山上ヶ峰の東斜面を進み、稜線にでると松尾山ルートと沓掛山ルートの分岐点だ。ここで失敗、南尾根と勘違いして東南尾根を下ってしまい、鞍部付近でGPS確認、松尾山に向っていることに気づいて分岐点までバックだ。しばらく稜線を進むと松尾谷林道出合だ。林道を横切り、稜線を進む。アップダウンの少ないなだらかな照葉樹林主体の雑木林尾根を行き、最後に急坂を登ると沓掛山三角点広場だ。愛宕山が北方にちょっと見えるだけであまり展望はよくない。山頂から唐櫃越の美しい雑木林の尾根道をくねくね進むと舗装林道と合流だ。馬堀(うまほり)へ向う唐櫃越と別れ、舗装林道を左へ、荒地広場を過ぎて正面に大枝山(おおえやま?)を見ながら西山団地を下ると老ノ坂峠バス停だ。交通量の多い9号線の老ノ坂トンネル手前を左折、旧道へ向かう。
(県道から橋上のJR保津峡駅)
(トロッコ保津峡駅へ向う吊橋)
(トロッコ駅下の堤防を下流へ)
(トロッコ橋梁下から山道へ)
(植林帯の急坂をジグザグに登る)
(薄雪の小尾根を右へ)
(ネットに沿って登る) 作業小屋のある林道終点広場)
(なだらかな稜線を登る)
(山上ヶ峰分岐から山頂ピストン)
(山上ヶ峰三角点)
(分岐から山上ヶ峰山裾を南下)
(P407松尾山方面分岐) (なだらな稜線を行く)
(松尾谷林道出合)
(美しい稜線の道を行く) (沓掛山頂上で唐櫃越合流)
(雑木林の稜線を行く)
(林道出合で唐櫃越別れ)
(西山団地を大枝山目指して下る)(老ノ坂トンネル手前を左折)
ずっと以前からラブホの残骸の放置された狭い車道を通り抜け、三差路を左へ進むとパワースポットの首塚だ。鳥居の手前の林道を南下、植木や石材の置かれた道を進むと突き当りが大枝山登り口だ。始めは少し藪っぽいが、すぐにはっきりした急な尾根道となり息を切らして登りつめると鉄塔だ。さらに、尾根を登ると無線中継所の裏の金網の辺りが大枝山最高点らしい。施設の東側を迂回して林道を道なりに下り、西山工業団地を南下すると西山グランドだ。グランドから植林帯の尾根道を登り、表示に従ってちょっと西へ入ると大暑山三角点だ。元へ戻り、稜線をしばらく南下すると林道出合だ。林道の少し先から小塩山の表示通りに山道に入り、アセビの多い道を登り、林道と交差しつつ登りつめると淳和(じゅんな)天皇陵だ。直進すると外畑(とのはた)からポンポン山へ抜けられるが時間がないので、ここから下山だ。林道をショートカットしながら山道を下り、南春日を左に分け、金蔵寺の自然散策路を下る。樹木の名札に説明が付いているので退屈せずに道なりに下ると金蔵寺だ。本年最後の感謝の手を合せて寺を後にし、東海自然歩道の標識通りに下る。高速道路が完成して雰囲気が随分変わった所を通り過ぎると間もなく南春日バス停だ。しばらくしてやってきた京都市バスで桂経由帰阪だ。
標高の低い稜線を渡り歩くので冬季でも積雪をあまり気にすることなく歩けるルートだ。特に、前半の保津峡から唐櫃越にかけて、静かな美しい雑木林の稜線歩きが好きだ。付近には有名社寺が多く、枝道を組み合わせることで多彩な山歩きが可能だ。
(パワースポットの首塚)
(大枝山登り口) (急坂の尾根を登る)




★ルート断面図
★地 図


(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 京都西北部、京都西南部
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