ポンポン山(678.7m)釈迦岳(631.0m)若山(315.5m)

 

★ひとこと   「本山寺からポンポン山経由若山神社を経て太閤道」

ポンポン山山頂


★行った日   2014年1月2日(木) 曇一時晴 単独

★コース

JR高槻駅BS 7:12(高槻市バス)=神峰山口BS 7:21→展望鉄塔8:20→自然歩道出合8:47→本山寺8:57→空谷橋分岐9:26→9:50(678.7m)ポンポン山10:03→(631.0m)釈迦岳10:30→大杉10:42→大沢11:09→11:28ギロバチ峠11:45→水無瀬川出合12:26→13:10若山神社13:21→(315.5m)若山三角点14:16→14:20展望台14:32→金龍寺跡14:51→15:14磐手橋BS 15:37(高槻市バス)=JR高槻駅南15:47

 今年の初歩きは初詣をかねて北摂の人気の山、ポンポン山だ。本山寺からポンポン山経由大沢へ下り、ギロバチ峠から大阪環状自然歩道で若山神社を経て太閤道で下山の計画だ。高槻市バスで神峰山口(かぶさんぐち)BS下車、曇り空の寒い道を出発だ。
 本山寺古道は新名神工事のため平成27年4月まで通行不能だ。神峰山寺(かぶさんじ)前を通る道も考えたが正月は工事休止中、本山寺古道に入り、様相の変わった斜面を横切って古道を登る。以前は薄暗い鬱蒼とした茂みの神峰山寺の裏山を登る道だったが、今は切り株の並ぶ明るい山肌の露出した道だ。いつもの通り沢道を左に分け、尾根道を直進、ひーひー、肉体に悲鳴を上げさせながら頑張ると展望鉄塔だ。西南方向の視界が開けているがどんより靄がかかり、見晴しはいまいちだ。ここまでで体力を使い果たした感じだが、しばらく水平な尾根道なので回復しながら歩ける。しばらく自然林の稜線を進んでから急坂を登ると神峰山寺から来た東海自然歩道に合流だ。注連縄の門を過ぎて山門をくぐると本山寺だ。急な石段を上って本堂に今年の安全を祈って手を合せ、本堂裏からポンポン山へ向う。東海自然歩道と合流し、通いなれた西南陵をどこまでも行くとポンポン山山頂広場だ。北方は雲に覆われ全然視界不良、南の淀川流域もボーっとし、山頂のここだけ日の照る空模様だ。山頂から東尾根を下り、大鉄塔で東海自然歩道を左に分け、釈迦岳を過ぎてしばらく下ると十字路の大杉だ。左折して切り開きの急坂を下り、沢筋を経て林道に合流すると間もなく大沢だ。県道を東進、早尾神社の先の天然記念物の大杉に寄ってみるが、年々樹勢が衰え、いまや枯死寸前だ。県道の少し先から大阪環状自然歩道の標識通りに遊歩道に入り、大沢キャンプ場を進むとギロバチ峠だ。ここでカップラーメン昼食だ。峠のテーブルベンチからかつて展望豊かだったが、いまは周りの木々が成長して視界不良だ。大阪環状自然歩道のギロバチ峠〜尺代(しゃくだい)区間は土砂崩れなどのため通行止めのビラがぶら下がっているが、ハイカー向けと解釈して通ることにする。

    (本山寺古道入口)    (新名神工事現場・正月休止中)   (沢・尾根道分岐を行く)

      (展望鉄塔)          (自然林尾根を行く)         (自然歩道と合流)

       (本山寺)         (美しい尾根道を行く)      (ポンポン山頂上広場下)

 (金蔵寺を左に分け釈迦岳へ)     (釈迦岳三角点)          (大杉の四差路)

  (大沢へ向けて林道を下る)    (大沢で県道合流)     (枯死寸前の天然記念物の大杉)

 (県道からギロバチ峠へ向う)      (ギロバチ峠)        (美しい自然林尾根を行く)

 美しい自然林の尾根道から沢沿いの道となり、倒木や土砂崩れが現れるが通過に支障はなく、最後に深い谷の斜面を伝え歩きして下ると水無瀬(みなせ)川出合だ。水車跡が点在する渓谷沿いの遊歩道を下るが、かつての美しい水無瀬渓谷が豪雨禍により少し失われているようだ。木の間から見える小さな滝、乙女の滝を過ぎてしばらく下ると尺代の集落だ。水無瀬川を渡ってしばらく山沿いの道を上ると初詣で賑わう若山神社だ。初詣に不似合いな格好で手を合せ、拝殿横の太閤道に入り、シイノキの茂る急坂の丸太階段をジグザグに上る。ゴルフ場の縁に沿ってしばらく進み、川久保を右に分け、稜線の道を進む。この稜線は高圧鉄塔の林立する鉄塔銀座だ。JRや阪急の車窓からも鉄塔の並ぶ山稜が西によく見える所だ。山崎の三川(桂川、宇治川、木津川)合流地点がよく見える展望台を通り、若山三角点を過ぎると北摂展望台だ。少し霞んでいるが淀川流域が雄大に広がっている展望ポイントだ。あとは稜線を下るだけだ。かなり広い寺域の金龍寺(こんりゅうじ)跡を過ぎて丁石の点在する参道を下ると新名神工事中で辺りが入り組んでいる磐手橋BSだ。
 かつてよく歩いたポンポン山周回コースだ。今年の台風18号の豪雨禍で歩き難い所もあるが、冬季でも積雪は殆んどなく道標も完備した歩き易い交通至便の道だ。

   (荒れた谷筋を下る)   (水車の残骸のある水無瀬川を下る)    (尺代の集落)

  (山腹を若山神社へ向う)    (初詣に賑わう若山神社)         (太閤道登り口)

     (シイノキ林を登る)        (新大阪GC縁を行く)   (山崎三川合流点を見ながら行く)

  (なだらかな尾根道を行く)        (若山三角点)           (北摂展望台)

                 (北摂展望台から淀川流域を望む)

    (自然林尾根を下る)          (金龍寺跡)          (もうすぐ磐手橋BS)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  高槻、法貴、京都西南部、淀

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