愛宕山(890.5m)牛松山(629.2m)

 

★ひとこと   「清滝から八丁尾根で愛宕山経由牛松山を経て亀岡」

愛宕山裏参道から牛松山を望む


★行った日   2014年1月6日(月) 晴後曇一時雪時雨 単独

★コース

阪急高槻駅6:51(阪急)=7:20阪急嵐山駅7:32(京都バス)=清滝BS 7:50→空也滝分岐8:21→(473m)八丁山9:06→9:11休憩9:21→車道出合10:08→10:22首無地蔵10:28→11:12(890.5m)愛宕山三角点11:30→神明峠分岐11:53→府道出合12:26→府道別れ12:35→12:51鉄塔13:06→P643 13:19→P578 13:55→(629.25m)牛松山14:20→14:25金比羅神社14:36→牛松山登山口15:17→15:48JR亀岡駅15:55(JR)=JR高槻駅16:43

 近場の雪景色を見ようと愛宕山だ。清滝から八丁尾根を通って愛宕山経由裏参道を下り、まだ通ったことのない尾根伝いに牛松山(うしまつやま)を経て亀岡へ下山の計画だ。この間まで阪急嵐山駅から清滝へいくには渡月橋を渡って桂川左岸まで行く必要があったが、嵐山駅前にバス停ができて便利になった。バスで着いた清滝の山頂付近は朝日を浴びているが、山陰のバス停から凍てついた道を出発だ。
 バス停から駐車場前を通って車道を30分ほど歩くと空也(くうや)滝分岐だ。月輪寺(つきのわでら)道を左に見送り、ちょっと林道を進むと鎖ゲートがあり、その手前の東の斜面を上るはっきりした山道へ入る。植林帯の急斜面についている登り易い九十九折の道を登り、途中から雑木林に変わると、やがて尾根上に達して八丁山だが単なる林間の一通過点だ。自然林と植林帯が交互に現れるなだらかな尾根道を進むと細い地道林道に飛び出す。林道をジグザグに上ると高雄からくる車道と合流、車道をしばらく進み表示に従って左へ入ると殆んど雪の消えてしまった首無(くびなし)地蔵だ。ここから望める京都市街は霞んでボーっとしている。東に比叡山を中心に北方に真っ白な蓬莱山、南側に霞んだ京都市街を眺めながら、首無地蔵から凍てついた残雪を踏みしめつつ尾根道を進む。やがて右側に雪原が現れ、平地を回りこんでちょっと正面の坂を上ると愛宕山三角点だ。三角点下のベンチで登山者と雑談後、つるつるの凍った雪の急坂を下り、ジープ道を西へ向うが、ここも凍った氷板状態だ。六本歯を持参していたが生来の無精者、すぐ先で雪がなくなる筈なので何とかキックステップで切り抜ける。ジープ道の峠を越えると展望抜群の尾根道だ。西方にこれからたどる牛松山へ向う稜線、その彼方に半国山(はんごくさん)など北摂の山並みが望める。

(空也滝分岐からゲートはすぐ) (ゲートの手前から山道へ)    (ジグザグに急坂を登る)

  (一通過点の林間の八丁山)  (なだらかな八丁尾根道を行く)       (林道出合)

 (高雄から来る車道に合流)     (車道から愛宕山へ)        (首無地蔵)

                 (愛宕山へ向う稜線から東方を望む)

  (愛宕山へ尾根道を行く)    (山頂に近づくと雪景色)         (愛宕山三角点)

(アイゼンなしでつるつる道を行く) (見晴ポイントから牛松山)   (高圧線の切り開きを下る)

 積雪のなくなったジープ道を下り、神明峠分岐を過ぎると急勾配の道だ。高圧線の切り開きを過ぎてしばらく下ると樒原(しきみがはら)の府道出合だ。合流点は愛宕神社参詣道の標柱が目印だ。府道を少し水尾の方へ行き、稜線を越える峠あたりで西の山道に入り、少し進むと牛松山から続く主稜線に出合い、稜線を南へ登る。稜線の最初のピークに鉄塔があり、ここも展望の良い所だ。ここで道を失いかけるが鉄塔の横から南へちょっと藪っぽい道が続き、やがて下草刈をした急な尾根道となり、登りつめるとP643だ。この辺りからしばらく地道林道を右下に見ながら稜線の山道を進む。P578の平地は落ち葉で踏み跡が隠されて迷い易い所だ。鉄塔を過ぎて直進せず、南尾根を探して南下すると道がはっきりし、間もなくパラボラアンテナのある牛松山最高点だが展望はない。南へちょっと行くと金比羅神社だ。かつて保津峡の材木運搬の安全のために建立されたそうだ。拝殿横の休憩所の天井に舟の模型が吊るされ、現在の保津峡下りの安全祈願もされているようだ。急な所もある丁石の点在する参道を、時折望める亀岡盆地を眺めながら下る。鳥居の建つ開閉扉のある所が牛松山登山口だ。竹薮の道を下り、保津町の家並を抜け保津橋を渡るとJR亀岡駅だ。
 雪不足だったが山頂付近にはそれなりに雪があり雪景色を楽しむことができた。久しぶりで行った裏参道の上部は展望も良く歩き易い道だ。樒原から牛松山にかけて自然林主体の気持ちの良い尾根道だ。

(蛇足)山行日の翌日夕方に高熱に襲われ、以降30分毎に尿意を催すが1ccも出ず、猛烈に痛い排尿だ。一晩中寝もやらず、翌日に高槻日赤へ。急性膀胱炎との診断、抗生物質により1日で回復した。原因は前日の愛宕山だ。昨年末から保温力の優れた山専900で熱湯だけを携えてカップラーメンやコーヒーを楽しんでいた。のどが渇いても水をがぶ飲みすることなく、熱い湯を少し飲むと渇きがなくなり、一日中小便をしないで歩き回っていた。膀胱炎は細菌が尿道を通って膀胱に達し、抵抗力が低下した人が炎症を起こし易いのだ。高齢者は多量の水分をとって小便で雑菌を洗い流すことも必要だ。更に一言、薬により痛みがなくなっても医者の処方通り薬を飲み続けること。知り合いのドクターによれば当該抗生物質の耐性菌発生予防のためだ。

              (裏参道展望ポイントからこれから下る稜線を望む)

   (府道の裏参道入口)     (府道から稜線を西へ入る)   (気持ちのよい尾根道を行く)

  (鉄塔から南尾根を進む)     (見晴し稜線を行く)       (林道と平行して牛松山へ向う)

(鉄塔のある平地から南尾根へ)   (中継器の建つ牛松山)     (山頂横の金比羅神社)

     (参道を下る)          (アセビの森を下る)       (亀岡の展望ポイント)

    (牛松山登山口)            (竹薮を下る)      (保津橋から牛松山を振り返る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)清滝〜牛松山

(1)牛松山〜亀岡

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山、京都北山
・2万5千分の1地形図  京都西北部、亀岡

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