★ひとこと 「綿向山からイハイガ岳へ今冬初のスノーシュー遊び」
イハイガ岳へ向う展望稜線
★行った日 2014年1月12日(日) 晴後曇 単独
★コース
高槻6:25(名神)=八日市IC(R421、R307、R477、県道182)=7:54御幸橋P8:13→ヒミズ谷小屋8:30→9:16あざみ小舎(アイゼン着)9:25→五合目小屋9:45→行者コバ10:05→10:42(1110m)綿向山10:59→11:13展望ピーク(SS着)11:24→12:06(964.1m)イハイガ岳12:19→途中引返し往復→展望ピーク13:32→13:43冬道分岐(アイゼン着)13:53→行者コバ14:08→五合目小屋14:20→14:30あざみ小舎(アイゼン脱)14:48→ヒミズ谷小屋15:16→15:32御幸橋P15:44(県道182、R477、R307、R1)=栗東IC(名神)=高槻17:45
今冬初めてのスノーシュー(以後SS)遊びに霧氷見物を兼ねて綿向山だ。御幸橋(みゆきばし)から表参道で綿向山へ登り、イハイガ岳までのなだらかな展望稜線でSS漫歩を楽しむつもりだ。八日市ICからいつものコースで西明寺(さいみょうじ)を目指して進み、R477に入っても一片の雪もなく、ほぼ満車の御幸橋Pに半分がっかりしながら到着だ。三々五々と出発していく登山者を見ても誰もSSを携えていないので、こりゃ駄目かと思いながら万が一の幸運を狙ってSSをザックにくくりつけて出発だ。
御幸橋から西明寺川に沿ってさかのぼるが、今冬初めての冬靴が重く、ソールもまったく曲がらず、地道では今までの軽登山靴のように歩けず、ノッシノッシとベタ足歩きなので疲れる。雪のないヒミズ谷小屋前の表参道へ入り、杉林の急坂をジグザグになだらかに登る。やがて西明寺へ通じている林道に出合い、目立ち始めた残雪が凍結した山道をちょと進むとあざみ小屋だ。ここで歩き易い六本刃アイゼンを履いて歩き始める。踏み固められた雪道をなだらかに登り、五合目小屋を過ぎると、ぼつぼつと霧氷が目立ち始め、霧氷で木々が満艦飾になると7合目の行者コバだ。通行止めの夏道を右に分け、標高差約150メートルの急坂の冬道だ。陽光に輝く素晴らしい霧氷を眺めながら急な尾根を登るが、撮影を口実に度々休憩を繰り返しつつ、汗をかかないようにゆっくりゆっくり登る。霧氷のトンネルを通り抜けると縦走路出合の稜線だ。多数の登山者が憩っているすぐ先の綿向山頂上広場からは鈴鹿山脈中部の白銀の峰々が美しい。景観を楽しんでから稜線を北上、霧氷並木を潜り抜けて冬道を左に分け、幸福ブナを過ぎて展望ヤセ尾根を下ると竜王山分岐だ。
(一片の雪もない西明寺川)(ヒミズ谷小屋前の表参道登山口) (杉林をジグザグに登る)
(あざみ小舎でアイゼンを付ける)(五合目小屋でやっと雪景色)(五合目を過ぎると霧氷が出現)
(行者コバ) (美しい尾根の冬道を行く)
(急坂を登り続ける)
(稜線出合) (綿向山頂上)
(山頂から雨乞岳を望む)
(霧氷尾根道を北上)
(お馴染み幸福ブナ)
(竜王山分岐へ尾根道を行く)
分岐から東北尾根を少し行くと展望ピークだ。日の光を浴びた白い峰々を背景にイハイガ岳へ向って真っ白な一条の稜線が伸びている。無理すればつぼ足でも行けない事もないが、SSを履き勇躍、今冬初めての一歩を踏み出した。展望ピークの直下のみ急斜面だが、あとは好展望を楽しみつつ歩けるSS散歩に好適な幅広稜線だ。やがて樹林尾根に入って木々の間を通り抜けていくとイハイガ岳直下の急坂だ。僕の力量では無理なのでSSを木の根元に立てて、小木を掴んで急坂を登るとイハイガ岳山頂だ。展望はなく、大峠へ下る分岐の先まで行ってみるが小灌木が茂っているだけで見晴しの利く所はない。休憩に適した所も見当らなかったのですぐ下山、デポしたSSを探しながら歩くが、行けども行けども見当らず、とうとう樹林帯を抜けてしまった。再び、イハイガ岳直下まで引き返してSSを発見、事なきを得た。下ってくる際に気づき易いようにデポすべきだが、基本的にはアルツ発症の兆しか・・・。午後になると天候も悪化、見晴しも悪くなってきたので往路通りに下山だ。イハイガ岳へ向う稜線で一人の登山者と会っただけだ。殆んどの登山者は綿向山や竜王山だけを目指しているようだが、イハイガ岳へのSS歩きが少ないのが不思議だ。尾根の冬道でSSをアイゼンに履き替えて急坂を下り、あざみ小舎でアイゼンを脱ぐとともに、いままで食べる機会のなかった遅い昼食だ。あとは順調に数台しか残っていない御幸橋Pに帰り着いた。、
計画通りの最高の山行だった。冬道の急坂尾根や綿向山頂上稜線は予想以上の素晴らしい霧氷だ。更に、展望ピークからイハイガ岳に向う稜線で展望を満喫しながら好き勝手に歩けるSS漫歩も文字通りクールだ。
(展望稜線を東進) (イハイガ岳から振り返る)
(イハイガ岳山頂)
(綿向山へ稜線をたどる)
(冬道分岐から下る)
(雪のない砂防ダムへ帰着)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 日野東部
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