蓬莱山(1174.2m)権現山(996m)

 

★ひとこと   「権現山から蓬莱山へ今冬2回目のスノーシュー遊び」

ホッケ山から蓬莱山へ向う展望稜線


★行った日   2014年1月16日(木) 晴後曇 単独

★コース

高槻6:23(名神)=京都東IC(湖西道路、地方道)=7:36栗原登山口7:55→権現山登り口8:09→8:59ズコノバン9:09→10:13(996m)権現山10:30(SS着)→ホッケ山11:10→小女郎峠11:50→12:25(1174.2m)蓬莱山12:46→小女郎峠13:14→ホッケ山13:41→14:13権現山14:25(SS脱)→ズコノバン14:52→権現山登り口15:16→15:29栗原登山口15:39(地方道、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻17:10

 今冬2回目のスノーシュー(以後SS)遊びは権現(ごんげん)山から蓬莱(ほうらい)山に続く稜線だ。滋賀県側の栗原(くりはら)登山口から権現山を経て蓬莱山ピストンの計画だ。坂本付近から真っ白に輝く蓬莱山を眺めながら湖西道路を進み、和爾(わに)ICで一般道へ。栗原集落を抜けて宗教施設の横から林道を進み、残雪が路面に現れ始めると栗原登山口だ。その手前に路駐だ。
 登山口から無線中継施設専用道路を左に見て、凍てついた残雪の点在する林道を直進、次の林道分岐で権現山の表示通りに左折、後は雪の林道を道なりにしばらく進むと、大岩と小さな滝のある折立(おりたて)山・権現山登り口だ。積雪は10〜20センチ位だが、昨日の足跡をトレースするので雪道登りは楽だ。岩角の露出した沢筋を抜け、ジグザグに植林帯を登り、稜線に近づくとミズナラなどの広葉樹林帯だ。なだらかな疎林帯の平地を進むと折立山や霊仙(りょうぜん)山分岐点のズコノバンだ。ここから夏道は杉林を回り込むように尾根の西側から尾根心へ向うが、疎林帯の尾根を直登している足跡通りに進む。昨年は夏道をたどり、膝まで沈み込んで仕方なくSSを履き、山頂直下の急坂で悪戦苦闘した。今回はこれに懲りてSSは山頂まで履かないつもりだ。東には霞んだ墨絵のような琵琶湖、後ろには霊仙山や比叡山を裸の木々の間から垣間見ながら登る。今回は前日か前々日のトレースがあるので楽だ。山頂直下の急坂をこなして、試しに山頂へ直登しようとしたが駄目だ。膝上まで沈み込む急坂を上るべく進もうとするが半歩前進半歩後退で全く進まない。僕の体力では無理だとあきらめ、トレース通りに斜めに稜線上の権現山へ到着だ。ビューポイントの山頂は、光る湖面がまぶしい琵琶湖、曇り空に沈む比叡山や北山の峰々の展望台だ。きょうのつぼ足のトレースがあったが、山頂でSSをつけて出発だ。足跡のない雪面を勝手気ままに歩けるのが最高だ。右に霞む琵琶湖を眺めながらいったん下ってから左へ回り込むように登り返すと、ここも360度大展望のホッケ山だ。北にはまだ遥か彼方に蓬莱山が見えているが、これが本日最後の姿だ。

 (地肌の出ている栗原登山口)   (雪道の林道をたどる)       (権現山登り口)

  (植林帯の山道を登る)  (広葉樹林が現れるとズコノバン)  (琵琶湖を眺めつつ登る)

(夏道から外れて短絡道を行く)  (頂上直下の急坂を登る)        (権現山)

              (権現山から曇り空の琵琶湖〜比叡山を望む)

(琵琶湖を眺めつつ稜線を行く)(ホッケ山から比叡山を振り返る)      (ホッケ山)

              (ホッケ山から蓬莱山〜琵琶湖を望む)

 ホッケ山から蓬莱山へ向ってなだらかに下り、発達した雪庇もある尾根筋をなだらかに登り返す。この辺りで60代後半の単独行に会い雑談、あす身障者の団体を引率して縦走するのでその下見だそうだ。健常者団体の引率でも大変なので、事故のないよう願うばかりだ。天候が思わしくなくなり、蓬莱山も姿を消しつつあるので小女郎ヶ池(こじょろうがいけ)は省略して前進あるのみだ。やっと山頂に到着したが、リフトから降りる人影がかすかに見える程度だ。山頂で定番のラーメンとコーヒーで元気回復して下山開始だ。往路通りに下山したが、僕の最も好きなポイントはホッケ山から権現山へ向う際に正面に琵琶湖を見ながら下る雪原尾根だ。権現山でSSを外し、少し時雨れてきた天候を気にしながら下山した。幸運にも車に到着した途端、パラッと来た。濡れずにすんだことに感謝しながら帰途に着いた。
 紺碧の空とはいかなかったが、墨絵のような琵琶湖ながら見る方向によっては鮮やかな青い湖面と真っ白な稜線との組み合わせが素晴らしい。琵琶湖を眺めながらSSで何の痕跡もない雪面を歩く気持ち良さは何物にも代えがたいものだ。

 (蓬莱山へ向って尾根を下る)   (裸の木々と雪と琵琶湖)       (雪庇の稜線を行く)

     (小女郎峠)        (蓬莱山へ向う最後の上り坂)    (霧の中の蓬莱山頂上)

    (蓬莱山から下る)      (目の覚める青さの湖面)   (ホッケ山へ向って稜線を行く)

    (ホッケ山まで戻る)    (湖面を正面にホッケ山から下る)(霧のかかりだした権現山)

(霊仙山を正面に急な尾根を下る)  (植林帯を下る)       (時雨とともに雪の林道を下る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図  比良山、花背

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