竜ヶ岳(1099.6m)

 

★ひとこと   「宇賀渓から金山尾根で竜ヶ岳を経て遠足尾根へ」

稜線の金山尾根分岐付近から竜ヶ岳を望む


★行った日   2014年2月22日(土) 晴時々曇 風強し 単独

★コース

 高槻5:05(名神、新名神、東名阪)=四日市IC(R477、R306、R421)=7:17宇賀渓駐車場7:32→ホタガ谷入口7:54→8:41P587 8:48→9:00休憩(アイゼン着)9:09→稜線出合(金山尾根分岐)10:24→縦走路分岐10:33→10:54(1099.6m)竜ヶ岳11:00→11:17休憩(昼食SS着)11:49→縦走路分岐付近うろうろ→稜線出合(金山尾根分岐)12:09→13:07休憩(SS脱)13:22→旧遠足尾根別れ13:33→遠足尾根入口14:17→14:40宇賀渓駐車場14:51(R421、R307、R1)=栗東IC(名神)=高槻17:40

 竜ヶ岳は藤原岳の南に位置し、展望豊かな遠足尾根が東に張り出した山だ。宇賀渓から金山尾根を登り、山頂を経て遠足尾根で下山の計画だ。四日市ICから左前方に堂々とした朝焼けの竜ヶ岳を眺めながら北上、R421へ入り、雪のまったくない宇賀渓Pにとめる。
 10台ほどとまっている駐車場から売店の前を抜け、橋を渡って旧遠足尾根道を橋の袂で右に分け、林道を直進だ。しばらく道なりに進むとホタカ谷出合の広場だ。遠足尾根道、ホタカ谷道、休憩舎などを過ぎて、橋を2度渡って左岸を進み、沢沿いの道を左に分け、右の金山尾根道を登る。所々で残雪の現れだした尾根端の急坂をしばらく頑張るとなだらかになり、間もなく竜ヶ岳山頂初見参のP587だ。少し先の急な尾根から、凍りついた残雪がつながり始めたのでアイゼン着用だ。標高700メートルを超えると一面の雪面となり、緩斜面のブナ林を通り抜け、岩場の急坂を過ぎると美しい見晴し稜線だ。東に遠足尾根、西に竜ヶ岳を眺めながら美しい広葉樹の疎林帯尾根をなだらかに登り続ける。やがて、稜線で遠足尾根道と合流、大勢の先行者で踏み固められたトレースをつぼ足でたどる。稜線は風が強く、鼻水を拭うのに忙しい。シロヤシオの疎林を抜け、静ヶ岳へ向う縦走路を右に分け、竜ヶ岳に向う。北西の風を受けつつ稜線を頑張ると、風で雪が吹き飛ばされ地肌の露出した竜ヶ岳三角点広場だ。青空に黒雲が垂れ込め、遠望はあまり利かないが鈴鹿北部の峰々が白く輝いている。山頂は風が強く寒いので早々に退散だ。

  (R306から朝焼けの竜ヶ岳)    (橋を渡って林道へ)     (ホタガ谷出合の休憩舎)

 (吊橋を渡って金山尾根へ)  (尾根端の急坂を登り続ける)  (P587から竜ヶ岳を望む)

   (広葉樹の稜線を登る)      (雪のブナ林を登る)       (岩場の急坂を登る)

(稜線から東の遠足尾根を望む)(なだらかな快適尾根を進む) (左に竜ヶ岳を眺めつつ登る)

     (稜線出合)         (シロヤシオの疎林を行く)   (縦走路分岐を竜ヶ岳へ)

   (強風の竜ヶ岳へ向う)    (強風をついてもうすぐ山頂)  (吹き飛ばされ地肌露出の山頂)

             (竜ヶ岳から鈴鹿北部の山々、西南〜西〜北〜東北を望む)

 山頂から斜面を下り、次のピークP1053の東へ張り出した小尾根の風の当たらない窪地で大休止だ。暖かい昼食で元気を回復、つぼ足でもいけたが、折角持ってきたのでスノーシュー(SS)を履いて出発だ。折角なので縦走路分岐から静ヶ岳方向へ行ける所まで行ってみようと、夏道の下り坂へ入る。山肌のトラバース道は雪の急斜面となり、下は大カラト谷だ。5メートルほどSSで足の置き場を作って進んでみたが、どこが夏道か判らず転落が怖ろしくてバックだ。冬道の別ルートがあるかもしれないが、とにかく縦走路から退却だ。縦走路分岐からルンルン気分の稜線歩きだ。雪原に新たにトレースをつけて雪景色を眺めながら逍遥するのは最高の気分だ。登ってきた金山尾根を右に分け、急坂を少し下ってホタガ谷を右に分けると幅広の遠足尾根道が続く。やがて樹林帯に入り、しばらく泥んこ道もある尾根道を下ると地肌の露出したピークだ。ここでSSを脱ぎ、東から南へ方向を変えた尾根道をしばらく下ると旧遠足尾根尾根分岐ピークだ。ここから稜線を直進せず、南へ遠足尾根道を下る。所々凍った残雪の点在する植林帯の急坂を下り続けると、ホタガ谷出合近くの林道出合だ。30分ほどの林道歩きで半分ほどに車が減った宇賀渓Pだ。
 風の強い竜ヶ岳だが遠足尾根の雪原や山頂からの大展望が素晴らしい。金山尾根も標高700メートル付近にはブナ林が広がり、900メートル付近からは美しい展望尾根だ。ルートには道標が完備し積雪時も迷うことはない。

(静ヶ岳を見ながら山頂を下る)      (稜線を下る)     (縦走路分岐からちょっと北へ)

             (金山尾根分岐付近から桑名方面、東〜南〜西を望む)

   (遠足尾根を下る)      (笹原はSSでも膝まで沈む)    (竜ヶ岳方向を振り返る)

(細くなってきた遠足尾根を下る)   (樹林帯尾根を下る)       (泥んこ道もある)

   (直進は旧遠足尾根)      (右へ新遠足尾根を下る)     (途中の展望岩稜)

    (滑り易い急坂を下る)      (遠足尾根道入口)      (もうすぐ宇賀渓駐車場)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図  竜ヶ岳

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