竜王山(604.7m)鶏冠山(490.9m)

 

★ひとこと   「上桐生から鶏冠山を経て竜王山へ奇岩尾根を周回」

北峰縦走路から天狗岩(岩頭の人物と対比)を望む


★行った日   2014年3月8日(土) 曇時々晴 単独

★コース

高槻7:12(名神)=瀬田西IC(県道16、県道108)=8:25上桐生P8:45→落ヶ滝9:21→9:42ナメ谷河原9:51→10:19(490.9m)鶏冠山10:27→天狗岩11:20→11:58(604.7m)竜王山12:15→耳岩12:40→林道出合13:22→上桐生P 13:50(県道108、県道16)=瀬田西IC(名神)=高槻15:30

 風化した花崗岩の奇岩が連なる湖南の竜王山だ。堂山の岩峰を眺めながらダム問題で話題になった大戸川沿いに東進、新名神をくぐって草津川に出合うと雁皮紙(がんぴし)の里、桐生だ。すぐ先がキャンプ場もある上桐生駐車場だ。
 駐車場から北谷林道に入り、道標の「落ヶ滝」に従って分岐を右へ、奥池(おくいけ)畔からコナラなどの雑木林の遊歩道を進む。しばらく羊歯の多い道を進み、落ヶ滝へ立ち寄る。水量は少ないが高さ20メートル位の堂々とした岩壁にかかっている。元へ戻って雑木林の道を少し進むとナメの谷間だ。鎖場もある美しい岩場の谷筋を登りきると北峰縦走路出合だ。北へ縦走路の急坂を登って尾根上に達し、所々で湖南平野を俯瞰しながら進むと鶏冠山(とさかやま、けいかんざん)頂上だ。林間の山頂からはあまり展望は良くないが樹間から栗東(りっとう)のトレーニングセンターが垣間見える。山頂から合流点まで戻り、北峰縦走路を風化した花崗岩の尾根筋を南下だ。稜線途中の一際高い岩峰が天狗岩だ。頂上は見晴しが良さそうだが大勢の人が取り付いているのでパスだ。しばらく岩尾根を南下し続けると竜王山に続く稜線との出合、耳岩だ。

   (奥池のほとりをたどる)    (コナラなどの雑木林を行く)     (分岐を落ヶ滝へ)

 (水は少ないが立派な岩壁)     (木漏れ日の道を行く)      (ナメの谷間を登る)

   (最後に鎖場を登る)    (湖南を眺めつつ稜線を登る)   (林間の鶏冠山頂上)

 (奇岩の北峰縦走路を行く) (尾根から音羽山、比叡山を望む) (こんな奇岩もある)

 (前方に見える天狗岩)      (稜線から天狗岩と鶏冠山)     (三角岩と新名神)

 耳岩から茶沸観音(ちゃわかしかんのん)を経てしばらく東進すると竜王山だ。樹林の中の山頂は狭く、すぐ下の祠が休憩の適地だ。耳岩まで戻り、花崗岩の間の急坂を鎖の助けを借りつつ水晶谷へ向って下る。前方に新名神が伸び、その彼方に音羽山や比叡山が連なっている。しばらく大岩の間を下り、やがて水晶谷に沿う道となり、ツバキなどの照葉樹林もある谷沿いの道をしばらく下ると南谷出合、南谷林道と合流だ。新名神をくぐり、ちょっと下ると休憩舎の建つさかさ観音だ。鎌倉時代作のさかさ観音は大岩の崩落により逆向きになったものだ。川沿いに林道を下り、オランダ堰堤を過ぎると駐車場はすぐだ。
 ここは金勝(こんぜ)アルプスと称される風化した花崗岩の奇岩地帯で、仏教遺跡も多く、道標も完備したハイキングコースだ。寒風の稜線からの展望はいまいちだったが、天狗岩など岩峰の連なりは見応えのある景観だ。ナメ谷も美しいが厳冬期は氷結注意だ。

 (岩の間を通って竜王山へ)      (道端の茶沸観音)       (林間の竜王山頂上)

  (頂上直下の雨乞いの祠)    (耳岩から南谷へ下る)   (風化した花崗岩の急坂下り)

 (新名神を見下しつつ下る)    (湖南平野と三上山)        (南谷に沿って下る)

      (林道出合)           (新名神をくぐる)         (さかさ観音)

   (さかさ観音休憩舎)      (オランダ堰堤横を下る)    (オランダ堰堤の石積み)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  瀬田、三雲

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