★ひとこと 「出灰から山頂を経て福寿草群生地経由小倉神社へ」
だんだん寂しくなる群生地の福寿草
★行った日 2014年3月16日(日) 晴 単独
★コース
JR高槻駅8:15(高槻市バス)=出灰BS8:50→西南尾根出合10:01→10:21(678.7m)ポンポン山10:28→リョウブの丘10:38→福寿草群生地10:50→出灰川渡渉11:30→11:39森の案内所11:59→12:36イヌブナの森12:43→東尾根出合13:18→(631.0m)釈迦岳13:28→13:36善峰寺分岐13:43→京青ノ森14:01→府道出合14:47→15:05休憩15:13→天王山分岐15:27→小倉神社15:46→16:04西山天王山駅16:09(阪急)=阪急高槻駅16:20
早春の定例行事、ちょっと遅すぎたがポンポン山の福寿草だ。出灰(いずりは)から初見参の東南尾根を登り、ポンポン山を経て群生地に向かい、帰りは東尾根で釈迦岳を経て小倉神社へ下山の計画だ。
暖かい晴天の日曜日とあって大勢の登山者とともに出灰BSへ降り立った。きょうは地形図の点線の道、出灰から東南へ伸びる稜線をたどる。バス道を少し戻り、橋を渡って直ぐに左折して山裾の杣道に入る。杣道は山裾を南へ続いているので、適当なところから急斜面を登って左の小尾根目指してトラバースすると、V溝の古道らしい尾根道に合流だ。後で聞いたところでは、バス道を左折して直ぐに杣道に入らずにそのまま道なりに進むと次の建物の裏手から入る杣道がV溝の道に続いているそうだ。合流後、はっきりした道型が続き、所々で倒木があるが並行して雑木林を進むとCa600でなだらかな尾根道となる。雰囲気の良い雑木林のなだらかな尾根道を進み、地蔵谷左尾根から上がってくる道と合流、少し直進すると西南尾根の東海自然歩道と合流だ。なだらかな尾根道の遊歩道を30分ほど行くと春霞で殆んど見晴しが利かないポンポン山三角点広場だ。山頂から北尾根に入り、リョウブの丘を過ぎて広葉樹の大木が林立する丘を東へ小尾根を下ると監視テントが張られ、柵で囲った一画が福寿草群生地だ。今年の公開期間は2月22日から3月30日の10〜15時、それ以外は扉施錠だ。盛りを過ぎているが満開、以前は斜面一帯まっ黄色だったが株は年々少なくなり寂しい限りだ。小尾根を下って釜ヶ谷を渡渉を繰り返しながら北上、沢沿いに数ヶ所に自然保護のための柵が設置されているが、時期的に早過ぎなのか草花は全く目につかなかった。出灰川を渡渉、大原野方面へ向い、森の案内所で大休止だ。
(出灰BSから戻って橋を渡る) (すぐ左折して右の杣道へ) (急斜面を適当に登る)
(左の小尾根めざしてトラバース) (V溝登山道に合流)
(古道らしい尾根筋を登る)
(Ca600からなだらか尾根を行く) (地蔵谷左尾根分岐)
(西南尾根の自然歩道に合流)
(ポンポン山三角点広場) (リョウブの丘) (表示通りに群生地へ下る)
(小尾根を東へ下る)
(一方通行の鑑賞路を行く) (盛りを過ぎた福寿草)
(釜ヶ谷を下流へたどる) (出灰川を渡渉) (森の案内所)
案内所裏から急坂を登り、美しいアカマツ林の残る東尾根歩きだ。イヌブナの森の休憩ベンチを過ぎた次のピークに鉄塔が建ち、まわりが伐採されて展望の良い休憩の適所だ。雑木の尾根道を下って鞍部で杉谷を左に分け、登り返すと東尾根の東海自然歩道出合だ。直ぐ先で自然歩道と別れて釈迦岳へ向い、山頂から少し下ったところで大杉へ向う稜線と別れて左へ分岐だ。分岐のちょっと先で善峰(よしみね)寺を左に分け、しばらく直進すると京青ノ森の四辻だ。ここを直進、西山古道の道標に導かれ、展望台、ゴルフコース横などを通って尾根道を下り、小沢を渡って少し登り返すと府道出合の楊谷寺分岐だ。分岐から府道を下り、途中から竹薮の道を抜け、浄土谷を右に見てヤブツバキの多い天王山ハイキングコースに入る。天王山へ向う途中から小倉神社へ下り、住宅団地を東へ通り抜けると阪急西山天王山駅だ。新しく開通した京都縦貫道の高架下の新駅から高槻は10分ほどだ。
春を呼ぶ福寿草の可憐な姿は素晴らしかったが、関係者の植生保護の取り組みにもかかわらず年々数を減らしている模様、これも温暖化の影響か?。出灰からの静かな雑木林の尾根道、アカマツ林の残る東尾根道など、自然豊かな古刹の点在するハイキングコースだ。
★地 図
(1)出灰〜京青ノ森
(2)京青ノ森〜西山天王山駅
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 法貴(ほうき)、京都西南部、淀
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