花房山(1189.5m)小津権現山(1157.8m)
★ひとこと 「藤橋城から花房山を経て小津権現山経由藤波谷へ」
稜線から小津権現山を望む
★行った日 2014年5月4日(日祝) 晴 単独
★コース
高槻4:48(名神、北陸道)=木之本IC(R303、R417)=8:05藤波谷登山口(自転車デポ゚)8:08(R417)=8:23ドンドン橋P(東杉原)8:38→もみのき平9:05→9:43くりのき平9:52→P706
9:58→11:44(1189.5m)花房山12:04→P1096
12:29→モレ谷分岐12:49→14:02(1157.8m)小津権現山14:15→15:02林道出合15:10→藤波谷登山口15:53(R417)=自転車(7.2km)=16:32ドンドン橋P
16:45(R417、R303、県道287)=マキノ温泉さらさ(県道287、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻22:05
奥美濃に並ぶ小津(おづ)三山のうちの2山、花房山と小津権現山だ。5年前に訪れた時には両山を結ぶ無雪期の尾根歩きは無理だったが、最近のネット情報では可能らしいので藤橋城から花房山経由小津権現山を経て藤波谷へ下る計画だ。早朝から事故通行止めで次のICから名神に入り、木之本ICから走り易いR303を東進、新徳山橋を渡ってR417に合流、少し先の藤波谷登山口に自転車をデポ、更に揖斐(いび)川沿いに進み、藤橋城のあるドンドン橋駐車場にとめた。
紺碧の空、降り注ぐ陽光に燃え立つような新緑が山肌を彩るのを眺めながら出発。林道を進み、崩れかけた御山(おやま?)神社の横から左の山道に入る。モミの木の大木が続く整備された尾根道をしばらく登り、もみのき平を過ぎて少し登るとくりのき平だ。その少し先が平地にモミの大木の並ぶP706だ。ブルーシートで囲われた簡易トイレ?もある。次のピークCa790を過ぎて、アケボノツツジ?に彩られた広葉樹のヤセ尾根を下る。途中で休憩中の団体さんを追い抜き、鞍部を過ぎるとブナなど広葉樹と小木の急なヤセ尾根が延々と続く。急坂を頑張ると急に深い笹原の山頂部だ。笹原のすぐ先に花房山の丸い山頂部が見えるととも南の視界が開け、これから向う小津権現山はじめ美濃の山々の展望台だ。笹原を掻き分けて少し進むと2人の単独行男性が休憩中の小さな山頂広場だ。ちょっと霞んでいるが徳山ダムの彼方に山頂部の白い能郷(のうご)白山や真っ白な白山が望めるとともに、越美(えつみ)国境の山々の展望台だ。すぐお隣に尾根続きの小津三山の一つ雷倉(かみなりぐら)が連なっているが、無雪期の尾根歩きは無理のようだ。
(藤橋城ドンドン橋駐車場) (花房山登山口) (モミの茂る階段を登る)
(もみのき平) (くりのき平) (P706の広場)
(アケボノツツジの尾根を登る) (ヤセ尾根の急坂を登る) (急な尾根を登り続ける)
(笹薮を花房山頂上へ) (花房山三角点)
(山頂から東尾根へ下る)
(花房山頂上手前から権現山方面を望む)
山頂で定番の昼食後、東尾根へ向って急坂を下る。東尾根との間の笹原にはまだ残雪が点在している。東尾根へ上り返して、新芽のブナが美しいなだらかな稜線を下ると、これから向う小津権現山とそれに続く稜線が鮮やかな見晴しポイントのP1096だ。ここから急坂を下ってから笹原林床の新緑のブナ尾根をなだらかに進むとモレ谷分岐の鞍部だ。P1096から眺めると好展望が予想される稜線だが、道は稜線西側の樹林帯を通っているため全く視界はない。鞍部付近には群生はないがカタクリがちらほら咲いている。岩稜もある急坂を登ると小津権現山が間近に見えるCa1050の展望ポイントだ。笹原の尾根道を少し進むと繁殖活動中のヒキガエルがたむろする泥水の水溜りだ。笹薮の急坂をよじ登ると祠のある小津権現山三角点広場だ。遠望は殆んど駄目だったが晴れていれば恵那山、御嶽山、乗鞍岳、白山や能郷白山など360度の大展望のはずだ。咲き始めたシャクナゲが美しい稜線を下り、P896で尾根の方向を北から西へ変えるとブナなど自然復元作業中のなだらかな尾根筋だ。所々で能郷白山や白山の展望所がある。権現爺と称する立派なブナの大木を過ぎると林道出合だ。ここから稜線を延々と下り、鉄塔からはプラ階段を下ると藤波谷だ。小さな流れを渡って堰堤を越えると藤波谷登山口だ。自転車をゲット、休日とあって観光の車の多いR417をひやひやしながら藤橋城へ戻った。帰途、マキノ温泉さらさでさっぱりするべく、対向車線は大渋滞のR303でマキノへ向った。しかし驚くなかれ、バンガローなどを楽しむ子供連れでさらさの前の階段が人で一杯、入浴は1時間待ち、パスだ。日帰り温泉で初めての経験だ。仕方なく渋滞のR161を南下したが鵜川で事故発生、車の流れは止まったままだ。お陰で長時間かかって帰阪したが、連休中の遠出はこりごりだ。
余呉のスノーシューハイクでいつもお目にかかった花房山と小津権現山だが、その間の稜線に足を踏み入れたいと願っていた。2山とも奥美濃から越美国境に広がる山々の展望台としていつも賑わっているが、2山を結ぶ稜線は登山者も少なく静かな山旅が楽しめる山域だ。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 美濃広瀬、樽見
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