姥ヶ岳(1453.6m)

 

★ひとこと   「平家平からなだらかな広葉樹林の広がる姥ヶ岳ピストン」

姥ヶ岳山頂から荒島岳の彼方に白山を望む


★行った日   2014年5月24日(土) 晴一時曇 単独

★コース

高槻4:44(名神、北陸道)=木之本IC(R303、R157、林道)=10:33平家平登山口10:46→ブナの森11:42→11:10休憩11:19→水芭蕉群生地11:58→13:05(1453.6m)姥ヶ岳13:34→大トチノキ14:50→平家平登山口15:07(林道、R157、R158、R416)=佐野温泉17:20

 温見(ぬくみ)峠を介して能郷白山と対峙する奥越の山、姥ヶ岳(うばがだけ)だ。林道ゲートのある平家平(へいけたいら)から姥ヶ岳ピストンの計画だ。木之本ICからR303で横山ダムを経て徳山ダム経由根尾能郷(ねおのうごう)へ向おうとしたが、県道270が土砂崩れで通行止めだ。仕方なく大回りして谷汲(たにくみ)からR157に合流、くねくね道で標高千米超の温見峠を越えて福井県に入り、雲川ダムの先を右折して巣原(すはら)橋を渡る。途中から地道になった林道を道なりに進むと平家平の鎖ゲートだ。付近の道端に10台位駐車可能だ。
 鎖ゲートを過ぎると真新しい道標のある姥ヶ岳登山口だ。花期の終わったセリバオウレン群生地の広葉樹林帯を進み、3回林道を横切って、いたる所でサンカヨウが咲き乱れる道をなだらかに登る。美しいブナの森を過ぎて少し下ると鞍部が湿地帯、花期の終わったミズバショウが茂っている間を木道で進む。少しヤブっぽい疎林帯を上り続け、道端にカタクリが現れると山頂は近い。

  (平家平の登山口ゲート)    (オウレン群生地を進む)    (なだらかなブナ林を行く)

    (数回林道を横断)       (美しいブナ林を行く)     (鞍部の水芭蕉群生地)

 (いたる所に咲くサンカヨウ)     (ヤブっぽい道を行く)     (山頂付近に咲くカタクリ)

    (姥ヶ岳三角点広場)     (山頂から荒島岳を望む)   (山頂から能郷白山を望む)

 三角点広場から東北の視界が開け、荒島岳の彼方に白山が霞み、足下には笹生川(さそうがわ)ダムが輝いている。山頂の南端からは能郷白山が指呼の間だが、温見峠へ続く稜線は濃いヤブに覆われ、残雪期のみ通行可だ。山頂から往路通りに下り、最初の林道出合から道標通りに大トチノキへ向う。林道をなだらかに下って少し上り返すとベンチもある大トチノキ広場だ。ニリンソウやサンカヨウの咲く斜面の見事な巨木が大トチノキだ。広場から道標通りにしばらく下ると登山口のゲートだ。帰りは林道を下ってR157をたどり、大野からR158で福井を経て佐野温泉へ。
 平家平から姥ヶ岳へかけて新緑のブナ林が見事な、なだらかな高原状の山だ。花が美しい山だが、花期に間に合えばミズバショウやオウレンの花じゅうたんも楽しめそうだ。山頂から越美国境や奥越の山々の展望も素晴らしい。

                   (山頂から越美国境の山々を望む)

                    (山頂から白山方面を望む)

  (ダケカンバの森を下る)   (なだらかなブナの森を下る)  (大トチノキへ林道を進む)

   (林道から部子山を望む)      (大トチノキ広場)     (草花群生地の大トチノキ広場)

     (大トチノキ)       (オウレン畑をなだらかに下る)    (登山口ゲート帰着)

★道で出会った花

   ツボスミレ?(平家平)     セリバオウレン(平家平)   セリバオウレンの実(平家平)


    ニリンソウ(平家平)      ミヤマカタバミ(平家平)     エンレイソウ(平家平)


   ツクバネソウ(平家平)      タムシバ(ブナの森)  サイゴクミツバツツジ?(ブナの森)


   ミズバショウ(鞍部)         ユキザサ(山頂域)     スミレサイシン?(山頂域)


    カタクリ(山頂域)         ムシカリ(ブナの森)       キブシ(大トチノキ)


  ネコノメソウ(大トチノキ)  キクザキイチゲ(大トチノキ) ベニバナミヤマカタバミ(大トチノキ)


    サンカヨウ(大トチノキ)   タチツボスミレ?(平家平)    ミヤマキケマン(平家平)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  冠山、能郷白山

Homeへ