★ひとこと 「龍ヶ鼻ダムから丈競山を経て浄法寺山経由榿ノ木林道へ」
浄法寺山から丈競山を望む
★行った日 2014年5月25日(日) 晴時々曇 単独
★コース
佐野温泉8:04(県道10、県道259)=8:43じょんころ広場8:43→登山口9:00→ダム分岐9:33→10:21見晴台10:26→11:12(964.3m)北丈競山→11:51(1045m)丈競山11:55→12:24(1052.8m)浄法寺山12:50→稜線別れ13:23→林道始点13:57→14:51じょんころ広場15:02(県道259、県道10、R416、R305、R8、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻21:00
浄法寺山(じょうほうじさん)は奥越や加越の山塊から西へ続く最後の千メートル峰だ。龍ヶ鼻ダム(りゅうがはなダム−旧名やまぐちダム)のじょんころ広場から丈競山(たけくらべやま)経由浄法寺山を経て榿ノ木(はんのき)林道へ周回の計画だ。佐野温泉から県道10を進み、坂井市丸岡町から女形谷(おながたに)PA付近で北陸道をくぐり、山口から龍ヶ鼻ダムへ向う。龍ヶ鼻橋を渡って丈競山登山口の階段を見送り、公園になっているじょんころ広場に駐車だ。
じょんころ広場から奥へ向うとすぐに電話ボックス状の登山届記帳所があり、横から山道に入る。堰堤を足下に見ながら沢に沿って急坂を登る。じょんころ滝の小さな流れを樹間から見ながら登り続け、カモシカ岩を過ぎると少しなだらかになり、広葉樹林をしばらく進むとダム登山口からの道と合流だ。木漏れ日を浴びながらブナ林を進み、岩が二つ並んだ夫婦岩を過ぎると稜線だ。尾根には薄い踏み跡があり、ダムから上がってきた地形図の点線の冬道のようだ。雰囲気のよい樹林帯の稜線を進み、休憩によさそうな大岩の広場を過ぎてしばらく進むと視界がいっきに開け、展望台ピークだ。眼前に三角錐の丈競山を中心に、左に北丈競山、右に浄法寺山がたおやかな姿を見せ、ここから小木帯に入り、展望を楽しみながらの尾根歩きだ。草花を眺めながら稜線を進み、最後に急坂を頑張ると三角点のある北丈競山だ。生憎、あまり見晴しはよくないが大日山など加越の峰々が一望だ。避難小屋が目立つ正面の丈競山に向って、一旦下って登り返すと山頂だ。小屋内部は関係者のお陰で清潔で美しく整備されている。
(じょんころ広場を出発) (丈競山登山口を登り始める)
(沢沿いに急坂を登る)
(尾根端から勾配が緩くなる) (カモシカ岩を通り過ぎる) (ダム登山口分岐)
(ブナ林の尾根をなだらかに登る) (大岩広場)
(展望台ピーク)
(北丈競山へ稜線を行く) (小木帯の尾根筋を行く) (北丈競山三角点広場)
(丈競山へ稜線を行く) (丈競山頂上) (綺麗な避難小屋内部)
足元には残り花のイワカガミやショウジョウバカマ、頭上にはタムシバの咲くなだらかな稜線を30分ばかり進むと展望台のある浄法寺山だ。360度の大展望だが残念ながら白山はじめ遠景は霞の彼方だ。山頂は大賑わいだが殆んどが永平寺町側の青少年旅行村からの登山者だ。山頂で大休止後、冠岳方向へロープ場もある急な稜線下りだ。鞍部を過ぎてラクダの背の南側に勝山を望む展望岩があり、その先から北へ急坂を下る。ロープや木の幹を頼りに標高差200メートルの急坂を下ると榿ノ木谷出合だ。数回、板橋を渡って沢沿いに下ると榿ノ木林道始点だ。1時間の林道歩きでやっとじょんころ広場帰着だ。帰りはうん十年ぶりに越前岬経由だ。道路は改良されて走り易くなっているが、以前は呼鳥門(こちょうもん)を通り抜けた記憶があるがいまはトンネルで通過だ。越前海岸の風景を楽しみ、琵琶湖西岸から帰阪した。
丈競山から浄法寺山へ小木帯のなだらかな丸い稜線が続き、草花の豊富な展望にも優れた所だ。丈競山や浄法寺山からの展望も素晴らしい。避難小屋もあるので残雪期の稜線歩きも期待できそうだ。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 丸岡、龍谷
Homeへ