蓬莱山(1174.2m)森山岳(1080m)白滝山(1022m)

 

★ひとこと   「坊村から伊藤新道で白滝山を経て蓬莱山経由坂下へ」

小女郎ヶ池と蓬莱山


★行った日   2014年7月1日(火) 曇時々晴 単独

★コース

高槻4:51(名神)=京都東IC(湖西道路、県道311、R477、R367)=6:06坂下BS(自転車デポ)6:10(R367)=6:16坊村P6:27→伊藤新道出合7:05→7:27休憩7:35→ワサビ大滝7:48→8:51白滝山前ピーク9:02→(1022m)白滝山9:06→10:15展望ピーク10:27→(1080m)森山岳10:43→11:27(1174.2m)蓬莱山11:45→小女郎峠12:06→小女郎ヶ池12:10→12:33広葉樹ピーク12:43→坂下BS13:39(R367)=自転車(4.1km)=14:00坊村P14:07(R367、R477、県道311、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻15:35

 オオヤマレンゲに会いに八経ヶ岳へ出かける予定だったが、ネット情報を見るとまだ蕾らしいので急遽行き先変更、南比良の主峰、蓬莱山だ。坊村から伊藤新道で白滝山を経て蓬莱山へ登り、小女郎ヶ池(こじょろうがいけ)からサカ谷道で坂下へ下る計画だ。梅雨の晴れ間、夕立にあわない様に昼過ぎには下山できるように早朝出発、R367の坂下トンネル手前から旧道を進み坂下BSに自転車をデポ、そのまま安曇川(あどがわ)に沿って北上、葛川支所前の坊村駐車場にとめる。
 明王(みょうおう)院を左に見て明王谷林道を進む。緑にむせかえるような林道を車止めを越えて進み、二の滝護摩堂、三の滝入口を過ぎると伊藤新道出合だ。ワサビ谷に沿う急坂を登り、倒木の多いガレ場もある谷筋を頑張るとワサビ大滝だ。高さ20メートル位の岩盤に沿って流れ落ちる清楚な滝だ。滝の右岸を巻いて滝の上部へでると5段のワサビ天井滝が上へ続いている。沢を横切り急斜面の樹林帯をジグザグに登りきると雑木林の疎林帯ピークだ。山頂と勘違いして一休みしたが白滝山は少し南のピークだ。山頂から道標通りに西へ下るとモリアオガエルの卵泡が満艦飾のオトワ池だ。この辺りから池塘が散在するなだらかな起伏のクリ、ミズナラ、カエデなどの広葉樹林帯だ。夫婦滝へ下るニシヤ谷を左に分け、スギヤ池、長池を過ぎるとオシロ谷から上がってきた関電道と合流だ。3本目の鉄塔で関電道と別れ西南尾根を進む。

     (地主神社へ)       (満艦飾の明王谷林道入口)       (伊藤新道出合)

    (ワサビ谷を登る)       (荒れた谷筋を登る)       (清楚なワサビ大滝)

  (五段のワサビ天井滝)       (沢筋を横切る)       (樹林帯をジグザグに登る)

  (樹林の中の白滝山頂上)   (卵泡で飾られたオトワ池)   (美しい林のスギヤ池付近)

  (長池を過ぎて関電道合流)   (樹林帯をたどる関電道)  (関電道と別れて西南尾根へ)

 梢越しに武奈ヶ岳が望める展望ピークを過ぎて、しばらく南下すると何も表示のない森山岳だ。汁谷へ下る踏み跡を左に分け、一つ西の尾根を下りかけて引き返し、東南尾根を下って登り返す。途中で森林帯を抜け、笹原の踏み跡を、武奈ヶ岳などの山々を振り返りながら登ると蓬莱山頂上だ。きょうはあまり見通しが良くないが360度の大展望だ。この時期、人影は殆んど見かけず、スピーカーから無粋な音楽が流れているだけだ。山頂で大休止後、正面に霞んだ比叡山を眺めながら西南尾根を下る。稜線から望むボーっとした琵琶湖の眺めもなかなかのもだ。小女郎峠から右へ少し下ると小女郎ヶ池だ。無風の水面に映る雲と蓬莱山の組み合わせが綺麗だ。池の西端からサカ谷道に入り坂下へ下る。たいした急坂もなくなだらかな尾根道が続き、時々美しい広葉樹林帯を通る。特にP964付近のブナ林は休憩の適所だ。坂下の旧登山道へ下りたかったが分岐点を見落とし、サカ谷の倒木群にうんざりしながら谷筋を下り坂下の近畿自然歩道に合流、すぐ先が坂下BSだ。デポしておいたチャリンコをゲット、殆んど下り坂ばかりの道を快調に坊村に帰りついた。
 10年ぶりの伊藤新道、急坂が続くなかなかしんどい道だがワサビ大滝があり、コナラの茂る谷だ。白滝山から蓬莱山にかけて、なだらかな起伏の広葉樹林が続き、長池などの池塘も点在する美しい高原だ。ただ、はっきりした踏み跡はなく地形が複雑なのでGPSなど現地確認手段があれば最高だ。

  (一切の表示のない森山岳) (爽やかな広葉様樹林帯を行く)(笹原から武奈ヶ岳を振り返る)

    (蓬莱山頂上)           (山頂の石仏群)        (蓬莱山一等三角点)

                (遠方は霞んでいるが蓬莱山から大展望)

  (蓬莱山西南尾根を下る)   (稜線から琵琶湖を望む)        (小女郎ヶ池)

 (サカ谷道の広葉樹林ピーク)   (サカ谷は倒木の巣)      (サカ谷道登山口到着)

★道で出会った花

    ヤマボウシ(白滝山)       エゴノキ(白滝山)        バイケイソウ(森山岳)


   アオダモ?(森山岳)       ヤマツツジ(サカ谷道)      コアジサイ(サカ谷道)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図  花背、比良山

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