この所、季節外れの秋雨前線が日本海に停滞して8月に入ってもぐずついた天気の連続だ。きょうは久しぶりに関西は晴マーク、晩夏の花を求めて伊吹山へ耐暑登山だ。涼しいうちに登るべく早朝出発、米原ICから朝靄の田園地帯を上野の三乃宮神社へ、きょうの伊吹山は8合目以上に笠雲がかかり、これが逆光に映える美しい姿だ。
表登山道の樹林帯を過ぎると1合目の草原だ。ここから真正面に朝日を浴びて草原を登る。かつてはリフト沿いの道だが、構造物を取り去ったすっきりした道を下界を振り返りながら、2合目へたどる。2合目からから琵琶湖を眺めながら坂道を登るとトイレ、休憩舎のある3合目だ。平坦な笹原を過ぎて急坂を登ると自販機もある5合目だ。山頂を見上げると8合目辺りは雲の中だ。5合目から避難小屋を過ぎてジグザグ道を頑張るとベンチの並ぶ休憩適所の8合目だ。ここから草花が増え出したガレ場の急坂を登ると急に人の多くなった山頂だ。残念ながらガスがとれず、山頂付近の花を観賞しながら東遊歩道から駐車場を経て西遊歩道経由山頂へ戻る。花の山だけあってその時々の草花を見ることができる。ガスが晴れ始めた山肌を下界を眺めながら下る。海抜1000メートルをきると徐々に暑くなり、折からの日ざしにうんざりしながら汗だくになって三乃宮神社に帰り着いた。帰途、薬草湯で汗を流し、久しぶりで琵琶湖東岸だ。開通当時はすいすい走れた湖周道路も大型トラックが多くR8のバイパスの趣だ。琵琶湖大橋から湖西道路で順調に帰阪した。
きょうは山頂に笠雲のかかる伊吹山だ。この時期の伊吹山は日陰が少なく耐暑登山だ。途中、水場はなく、水3リットルでも不足だった。花の山だけあって山頂では四季折々の草花を楽しむことができた。
(表登山道登り口) (一合目付近を登る)
(二合目から樹林帯へ)
(三合目手前から振り返る)
(三合目付近の草原を行く) (3合目の休憩舎)
(3合目手前辺りから霊仙山、琵琶湖を俯瞰、下山時)
(3合目保護柵の鮮やかな花) (4合目の旧リフト降り場) (6合目手前の避難小屋)
(8合目辺りから振り返る) (休憩適所の8合目の祠) (険しい急坂を登る)
(山頂は人で一杯)
(一等三角点) (鮮やかなルリトラノオ)
(九合目から下山開始)
(表登山道を眺めつつ下山) (やっと登山口到着)
★道で出会った花
ヘクソカズラ(2合目) ツユクサ(2合目) ヤマゼリ(3合目)
ヒオウギ(3合目) センニンソウ(3合目) コバギボウシ(3合目)
ワレモコウ(3合目) ヨウシュヤマゴボウ(4合目) イブキジャコウソウ(7合目)
?(7合目) オトギリソウ(7合目) クサボタン(8合目)
ヤマホタルブクロ(8合目) アカソ(8合目) キリンソウ(8合目)
オオヨモギ(8合目) イブキタンポポ(8合目) イブキボウフウ(8合目)
ツリガネニンジン(9合目) ルリトラノオ(山頂) ミヤマコアザミ(山頂)
シモツケソウ(山頂) コオニユリ(山頂) サラシナショウマ(山頂)
キンミズヒキ(山頂) メタカタコウ(山頂) キンバイソウ(山頂)
タカネヨモギ(山頂) コイブキアザミ(山頂)
シオガマギク(山頂)
キヌタソウ(山頂) サラシナショウマ(山頂) アキノキリンソウ(山頂)
クルマバナ(山頂) イブキトリカブト(山頂) マルバダケブキ(山頂)
(山頂) ヒヨドリバナ(山頂) カワラナデシコ(山頂)
ミツバフウロ(山頂) ホタルブクロ(山頂) キオン(山頂)
クガイソウ(山頂) ヒメジョオン(5合目) ハクサンフウロ(3合目)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 関ヶ原
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