朝来山(あさごやま)は但馬(たじま)南部の和田山の南に位置し、近年、天空の城ラピュタとして有名になった竹田城址の展望台だ。立雲峡(りつうんきょう)から朝来山へ登るつもりだったが、竹田から与布土(よふど)へ向う県道に入ると立雲峡へ通じる林道が工事通行止めだ。近くに駐車場が見当らないので与布土方向へ直進、峠手前を右折して南但馬自然学校から朝来山へ登ることにした。自然学校の駐車場を利用させていただき、本館で懇切丁寧な説明を受け、拝借した入山許可証を首に掛けて出発だ。
立派な設備の整った建物の外周から「くまルート」を進み、途中から「りすルート」を行くと休憩舎のある展望の丘だ。竹田城址が目の前だ。残念ながら雲が少し足りなかったが、十分に雰囲気を味わうことができた。広葉樹林を丸太階段で「きつねルート」を上り、再び「くまルート」に合流してしばらく上ると休憩舎の建つ雲海展望台だ。雲海もなく晴れ渡り、但馬の山々が点在するさまは絶景だ。更に山道を登りつめると朝来山展望台の広場だが、まわりの木々が生長して、設置された大きな山名板通りに山々を視認できなかった。林間の朝来山三角点をピストン後、「むささびルート」から下山した。入山許可証を返却し、まだ午前中だが素直に帰阪した。
前日に但馬地方に濃霧注意報がでたので雲海発生を期待して出かけたが、往路の遠坂トンネル手前付近で霧雨が降り出し、雲海は雲散霧消だ。天空の城の雰囲気を味わうことができたが、2度目も駄目だったので、いつの日か3度目を狙うつもりだ。月が変わると紅葉も始まって雲海のシーズン入りだ。
(南但馬自然学校) (くまルートを行く)
(りすルートで山腹を巻く)
(雲海展望台から但馬の山々を望む)
(雲海展望台) (広葉樹林尾根を上る) (朝来山展望台)
(林間の朝来山三角点)
(いのししルートを下る) (広大な自然学校の広場)
★道で出会った花(花は見かけず)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 但馬竹田
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