筱見(ささみ又はしのみ)四十八滝から小金ヶ岳(こがねがだけ)に連なる山域は、兵庫県篠山市の北部にある多紀アルプスの中核をなす所だ。紅葉シーズンを迎え、筱見四十八滝から稜線伝いに小金ヶ岳をピストンの計画だ。R173から筱見集落へ向う地方道に入って西進し、道標に従って進むと舗装路終点が筱見四十八滝東屋のある登山口だ。
登山口から杉木立の中を北へ分け入り、小滝の点在する渓谷を進む。時々鎖場もある渓谷ルートの終点が大滝だ。最後の岩場を上り、ヤブツバキの沢沿いに進むと雰囲気のよい広葉樹の森が広がる平地だ。まだ少し黄葉には早過ぎたようだ。八ヶ尾(はちがお)山を右に分け、広葉樹林帯を標識通りに進むと多紀アルプス縦走路と合流だ。P630の峠山を過ぎて長い坂を下ると林道を横切った先が鞍部の上筱見分岐だ。再びひとやま越えると小倉たわの鞍部だ。右川阪、左火打岩(ひうちわん)を分けると、見晴しのよい岩稜の点在する尾根道だ。
(筱見四十八滝東屋出発) (落差20メートルの大滝)
(最後の岩盤を登る)
(最低鞍部へ気持ちの良い下り) (最低鞍部の上筱見分岐) (丸太階段の上りが続く)
(次の鞍部の川阪と火打岩分岐)
(快適な稜線歩き) (展望岩稜が続く)
鍔市(つばいち)ダムを左下に見ながらしばらく進み、最後にヤブっぽい急坂を登ると小金ヶ岳頂上広場だ。本来展望抜群だが、きょうは冬型気圧配置が強まって、霞がかかった空模様だ。山頂は風が強く寒いので途中の岩棚まで引き返して大休止だ。ここは北風が稜線で遮られ、暖かい絶景の休憩ポイントだ。暖かい昼食後、稜線を戻り、滝周回コースを東屋へ直行だ。
筱見四十八滝上部の平地の広葉樹林は少し色づいていたが、カエデの類はあまり見かけず、派手な色づきは少なかった。小金ヶ岳手前の岩稜地帯は紅葉の最盛期を迎えていた。
(ヤブっぽい急坂を登る) (小金ヶ岳山頂広場)
(東に見える三岳)
(帰りの絶景岩棚で大休止)
(岩稜地帯を戻る) (南に見える鍔市ダム)
(尾根道を戻る)
(赤松林が見えると東屋はすぐ) (筱見四十八滝東屋へ戻る)
★道で出会った花(花は見当らず)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 村雲
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