権現山(996m)霊仙山(750.5m)

 

★ひとこと   「栗原から蓬莱山をめざすも新雪の権現山でUターン」

権現山頂上


★行った日   2014年12月27日(土) 曇 単独

★コース

 高槻6:05(名神)=京都東IC(R161、地方道)=7:15栗原登山口7:41→登り口8:00→8:47ズコノバン9:00→10:19(996m)権現山10:50→11:36ズコノバン11:42→12:17(750.5m)霊仙山12:41→13:16栗原登山口13:26(地方道、R161)=京都東IC(名神)=高槻14:50

 年末寒波襲来、きょうのみ晴マークの天気予報を信じて今年〆の山は蓬莱山、栗原を起点に今冬初のSS(スノーシュー)散歩を計画したが、新雪のため権現山どまりだ。京都東ICからR161を北上、比叡山から蓬莱山にかけて稜線付近は雪雲の中、山肌は真っ白、フロントガラスは霧雨に濡れ、テンションは下がるばかりだ。和爾(わに)ICから栗原集落を抜け、道端には残雪がある雪のちらつき始めた登山口に到着だ。
 林道を進むとすぐに雪に覆われた路面となり、20分ほどで林道登山口だ。ここから山道になるはずだが、今年の1月に来た時にはなかった林道ができつつあり、ズコノバンまでの半分位まで林道歩きだ。林道に止まっている重機の先から山道に入り10〜20センチ位沈むつぼ足で落葉樹林帯を進むが、新雪で倒れかかった木々がうるさい限りだ。雪化粧した落葉樹の美しいスロープをゆっくり進むと霊仙山分岐の平地、ズコノバンだ。深い所でも2、30センチくらいの湿った雪なのでアイゼンの出番はなく、つぼ足で登る。時々、樹間から琵琶湖岸を眺めつつしんどい急坂を登る。前方の裸の雪の斜面を登りきると主稜線の権現山だ。山頂でもトレースがないのでSS(スノーシュー)で今冬の初歩きだ。ホッケ山へ向って歩き出したが、根雪がなく殆んどが新雪のためSSでも2、30センチ以上沈み込み、吹き溜まりでは膝上まで埋まって這いあがるのに一苦労だ。新雪の恐ろしさを実感、稜線の下り坂辺りでラッセルを諦めてUターンだ。

   (栗原登山口を出発)     (権現山/打見山登り口)      (新しい林道を登る)

   (林道終点から山道へ)      (広葉樹林帯を進む)      (平地のズコノバン)

 (雪の爆弾を浴びながら登る) (時々樹間から見える琵琶湖)  (喘ぎながら急坂を登る)

   (この斜面の上が稜線)        (権現山頂上)          (権現山東尾根)

 山頂の主稜線から不精してSSのまま急坂を下り始めたが、木々のない斜面は何とか下れるが、岩と樹木が入り混じった急坂はどうしようもなく、SSを脱いでつぼ足で下った。ズコノバンから尾根を直進して霊仙山へ寄り道だ。20センチ以下の積雪の落葉樹の稜線をしばらく進み、急坂尾根を少し登ると霊仙山三角点だ。東の視界が開け、琵琶湖の沖ノ島の彼方に陽光に輝く白銀の霊仙山や御池岳が望めた。きょうは比良山系と違って鈴鹿山系は予報通り天気が良さそうだ。山頂で大休止の後、NTT電波塔を経て栗原登山口に帰りついた。
 きょうは新雪をまえに、その恐ろしさと体力のなさを実感した山行だ。SSといえども雪面に浮かぶことは不可能、新雪の場合はかなりの沈み込みが前提だ。気温が高く霧氷を見ることはできなかったが、木々に降り積もった雪景色が素晴らしかった。

  (山頂から南尾根を戻る)   (ズコノバンから霊仙山へ)     (稜線の松の大木)

     (霊仙山へ稜線を登る)       (霊仙山三角点)      (霊仙山から沖ノ島方面)

   (急な東南尾根を下る)       (中継所巡視路出合)        (栗原登山口に帰着)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図  花背、比良山

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