六甲山(931.3m)東お多福山(697m)荒地山(549m)
★ひとこと 「有馬から白石谷で六甲山を経て荒地山経由芦屋へ」
荒地山岩梯子から市街地を望む
★行った日 2015年1月13日(火) 曇後晴 単独
★コース
JR高槻駅7:20(JR)=8:04JR宝塚駅8:15(阪急バス)=9:05有馬温泉BS9:12→有馬温泉駅9:26→紅葉谷分岐(白石滝)10:16→魚屋道出合11:41→11:55(931.3m)六甲山12:18→石宝殿12:33→(840m)蛇谷北山12:46→土樋割峠13:04→13:17(697m)東お多福山13:26→雨ヶ峠13:42→14:31(549m)荒地山14:38→鷹尾山15:28→荒地山登り口15:48→16:02芦屋川駅16:07(阪急)=阪急高槻駅16:54
凍結した百間(ひゃっけん)滝に会いに六甲山へ向ったが、生憎凍っていないのでパス、その代わり11号台風による紅葉谷(もみじだに)の荒れ模様の確認だ。有馬温泉から白石谷で六甲山を経て東お多福山、荒地山経由芦屋へ下山の計画だ。
有馬温泉BSから温泉街を抜け、冬期運休中のロープウエー有馬温泉駅横から林道を進む。すぐにロープがあって、2014年11号台風により紅葉谷は通行止めの表示だ。このすぐ先で大規模崩落があり、土砂の上の踏み跡をたどる。工事関係者によるとこの崩落はつい数週間前に発生したそうだ。その後も数ヶ所の崩落現場を越えて林道を進むと閉鎖された紅葉谷ルート分岐だ。その先の堰堤の手摺に掲示された紅葉谷下流域崩落説明図によると、紅葉谷は何ヶ所も土砂崩れが発生しているようだ。周辺は全く凍結していないので滝見物は中止、白石谷を遡行することにして紅葉谷道を右に見送り、左股に入って青杭から堰堤を巻いて進むとすぐに白石滝だ。倒木に埋もれた無残な姿は台風以前と同じだ。所々で倒木の堆積した谷底を遡行、ゴルジュ帯を過ぎ、右岸にかかる白竜滝の先で赤いロープの助けを借りて岩頭を登って上流側にでる。赤テープを目印に谷筋を進み、かつて蔓藪に往生したが今はその残骸だけが残る斜面を通過すると二股だ。左右とも堰堤があるが、右股の堰堤手前の左岸の裾に小さな道標があり、急坂を登ると堰堤の上流側にでる。沢筋を少し進み、右岸の道標に導かれて急坂を九十九折に登り、薄雪のかぶった笹のトラバース道を行くと魚屋(ととや)道に合流だ。
(RW有馬温泉駅から林道へ) (すぐに林道は崖崩れ) (その後も崩落が多数ある)
(紅葉谷ルートは通行止め) (堰堤上の紅葉谷崩落説明図) (紅葉谷分岐付近の大木)
(青杭を目印に堰堤を巻く) (見る影もない白石滝)
(倒木の多い白石谷を遡行)
(谷底を登り続ける) (白石谷唯一のゴルジュ帯を行く) (右岸にかかる白竜滝)
(赤ロープを頼りに岩頭を登る)(赤テープを目印に谷筋を遡行)(昔は通行困難な蔓藪の難所)
(右股の堰堤手前の急坂を登る)
(沢筋を進む)
(小さな道標通りに急坂を登る)
すぐ先の一軒茶屋を経て急な林道を登ると六甲山一等三角点広場だ。周りの木々には薄く霧氷がつき、薄雲が立ち込めて見晴しはよくない。薄雪の林道を下って石宝殿(いしのほうでん)から芦屋市最高峰の蛇谷北山(じゃたにきたやま)を経て下ると土樋割(どびわり)峠だ。峠名は住吉川の流れを土の樋で芦屋川へ流れるようにしたところ、住吉川が枯れたので下流の灘の酒蔵がこの樋を割ったという故事がその由来だそうだ。峠から登り返すと明るい好展望の東お多福山の草原だ。雨ヶ峠を経てゴルフ場横の松林を抜け、ロックガーデンを右に分けてひと登りすると荒地山だ。山頂から好展望の丸い岩の間を下る岩梯子を下り、鷹尾山を通って尾根道を市街地を俯瞰しながら下ると荒地山登山口だ。芦屋川に沿ってしばらく下ると芦屋川駅だ。
2014年11号台風の影響が大きく、紅葉谷下流域で土砂崩れが多数発生、紅葉谷道は閉鎖中だ。崩落地には踏み跡があるが、通り抜けにはしっかりした足回りと細心の注意が必要だ。白石谷は6年前とあまり変わっていないように感じた。
(植林帯の先で魚屋道へ合流) (一軒茶屋の広場から山頂へ) (六甲山頂広場)
(石宝殿の下り口) (蛇谷北山山頂) (土樋割峠)
(東お多福山の草原を下る) (きょうは猪のいない雨ヶ峠) (ゴルフ場横の松林を下る)
(荒地山途中の水場) (荒地山頂上) (岩梯子の下り口)
(鉄塔付近を下る) (市街地を眺めつつ下る)
(荒地山登り口)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図 有馬、宝塚、西宮
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