明神岳(1432m)

 

★ひとこと   「大又林道から明神平を経てガスのとれない明神岳」

ガスのとれない明神岳


★行った日   2015年1月20日(火) 曇 単独

★コース

 高槻5:48(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R309、R169、R370、県道16、県道220、大又林道)=8:22大又林道登山口駐車場8:42→林道終点9:12→9:38小屋跡(アイゼン着)9:48→明神滝10:09→10:25ベンチ(SS着)10:39→明神平11:22→(1432m)明神岳12:09→12:24昼食休憩12:48→明神岳13:09→明神平13:37→14:02ベンチ(SS脱・アイゼン着)14:13→明神滝14:22→小屋跡14:32→林道終点14:45→15:02登山口駐車場15:13(大又林道、県道220、県道16、R370、R169、R309、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻18:00

 ブナの樹林に咲く霧氷めざして明神平だ。大又(おおまた)林道登山口駐車場から明神平を経て桧塚(ひのきづか)奥峰へ向い(結果的に途中まで)、12時半になれば戻り始める計画だ。曇り空の大又の集落付近は全く雪はなく、駐車場に近づくと路面が薄く白くなり始め、山の中腹以上は雲の中だ。7、8台の車が先着しているが、皆出発した後だ。
 予定通りSS(スノーシュー)をザックにくくりつけ、重い冬靴で急な林道を歩き始める。30分も進むとやっと林道終点、山道に入り渡渉を繰り返して登り続ける。急な雪道を滑らないようにキックステップで登るのはしんどいので、倒壊小屋前でアイゼンを履いて一息入れる。すぐ先で渡渉、雪道を登り続け、標高1000メートルを超すと辺りはガスに覆われ始める。半分氷瀑となった明神滝を眺めつつ急斜面をジグザグに登り、しばらく沢筋を進んで旧登山道崩壊部の沢を渡ると休憩ベンチだ。ここから険しい所がないのでSSに履き替え、美しい真っ白な広葉樹林帯を九十九折になだらかに進む。所々でジグザグ道を短絡しながら登り、地肌を見せている水場を過ぎてひと登りすると明神平だ。数人の登山者があしび山荘の風下側で憩っているだけで、白濁した風が吹きぬけ、視界は殆んどきかない。雪の堆積した休憩舎を横目に雪原を登り続け、樹林帯に入ってやっと風が収まりほっとする。三ッ塚(みつづか)で前山を右に分け、稜線を東へ向う。遠方の視界は駄目だが、綺麗な霧氷の花咲く尾根をしばらく登ると何の目印もない一通過点の明神岳だ。

(薄雪の大又林道登山口駐車場)   (大又林道登山口)      (林道終点から山道へ)

   (数回渡渉を繰り返す)   (倒壊小屋からアイゼンを履く)    (明神滝横を登る)

(最後の渡渉後ベンチでSS着) (樹林帯を九十九折に登る)   (風の強いガスった明神平)

   (三ッ塚から東尾根へ)     (霧氷のブナ尾根を行く)        (稜線の明神岳)

 すぐ先で道標通りに台高主稜線から別れて東へ霧氷樹林の斜面を下る。鞍部付近まで下った所で12時半に近づいてきたので、ここで引き返すことにして昼食大休止だ。陽光に輝く霧氷も素晴らしいが、白濁した霧氷のブナ林を眺めながら飲む熱いコーヒーもいいものだ。復路の尾根筋ではガスもとれ始め、台高の峰々を左に垣間見ながら尾根道を三ッ塚へ下り、更に、なだらかな雪原を下ると無人の明神平だ。時々樹間から姿を見せる薊岳(あざみだけ)を眺めながら広葉樹林帯を下り、往路と同じ所でアイゼンに履き替え、順調に下った。
 霧氷の花咲くブナ林を存分に楽しむことができた。特に、明神岳から東に伸びる幅広尾根のブナ林が美しく、白濁した樹林のたたずまいが素晴らしい。

 (ブナ林をなだらかに下る)   (霧氷を眺めながら昼食)   (ガスがとれた稜線を三ッ塚へ)

  (三ッ塚付近の稜線を戻る)  (姿を現した明神平へ下る)       (明神平)

     (あしび山荘横を戻る)     (薊岳を眺めつつ下る)  (広葉樹林帯をジグザグに下る)

 (ベンチでSSをアイゼンに変える) (明神滝付近の氷瀑)        (登山口駐車場へ戻る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  大豆生(まめお)

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