蛇谷ヶ峰(901.7m)

 

★ひとこと   「桑野橋からなだらかな西尾根で蛇谷ヶ峰を経て上柏へ」

蛇谷ヶ峰山頂(背景は武奈ヶ岳)


★行った日   2015年1月24日(土) 曇一時晴 単独

★コース

 高槻5:48(名神)=京都東IC(湖西道路、県道311、R367)=7:22桑野橋トイレ駐車場7:44→8:20(SS着)8:27→きのこ研究所8:53→林道登り口9:06→9:22猪ノ馬場9:33→10:32好展望地休憩10:38→11:23反射板(昼食)11:58→(901.7m)蛇谷ヶ峰12:15→カツラ谷分岐12:54→13:50朽木柏分岐(SS脱)14:02→車道出合14:22→14:48桑野橋トイレ駐車場14:55(R367、県道311、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻16:40

 近畿北部も太陽マークが顔を出しているので、6年ぶりで比良山系北部の蛇谷ヶ峰(じゃたにがみね)だ。特に、積雪期は初めてだ。桑野橋からなだらかな西尾根で蛇谷ヶ峰へ登り、カツラ谷右尾根を経て上柏(かみかせ?)へ下る計画だ。路面に雪のない途中峠を越えてR367を順調に北上、桑野橋手前の除雪されたトイレ駐車場に到着だ。
 国道から山裾の林道に向う近道をうろうろ探したが見つからず、少し先の桑野橋BSの向かい側から道標に従って林道に入り、表示通りにしばらく進むと蛇谷ヶ峰登山口だ。やがて路面が雪で覆われ始めたのでSS(スノーシュー)を履き、昨日?のトレース通りに九十九折の林道を進む。しばらく見事な赤松林を行くと、きのこ研究所と表示された一軒家がある。登山届け箱や古いバス時刻表があり、無雪期の登山基地のようだ。所々で右下の植谷越しに樹間から白倉岳や鷹ヶ峰を眺めながら進むと林道の左ターン部に道標があり、ここから稜線を行く登山道に入る。すぐ先のP550辺りが雑木林の平地、猪ノ馬場(ししのばんば)だ。少し先でロボット気象観測施設?横を通り抜け、樹林帯をなだらかに登り続ける。数日前の雨の影響か木々には一片の雪もなく、木々の幹回りが丸く融けた春山のような斜面だ。折から、雲間からもれる朝日がさし始め、木の影の縞模様が綺麗だ。朽木の里が左下に見える稜線を過ぎ、P791のピークから天狗の森と称する広葉樹林帯を抜け、右に武奈ヶ岳、正面に西峰の反射板を見ながら雪庇の尾根を登り続ける。反射板のある西峰周辺は、きょうは遠くは霞んでいたが湖北の360度の大展望だ。武奈ヶ岳を眺めながら昼食後、西峰から一旦下って登り返すと大勢の登山者が憩っている蛇谷ヶ峰(北峰)だ。

(桑野橋BS向かい側から林道へ)  (蛇谷ヶ峰登山口)       (赤松林の林道を行く)

   (きのこ研究所前を通る)   (林道登り口から登山道へ)   (雑木林の猪ノ馬場を行く)

 (春山のような木の幹ホール)   (朝日に輝く斜面を登る)    (稜線から望む朽木の里)

    (てんぐの森を行く)    (前方に見える西峰の反射板)   (雪庇もある稜線を登る)

                 (蛇谷ヶ峰西峰から武奈ヶ岳方面を望む)

 (西峰から反射板を振り返る)  (西峰から武奈ヶ岳を望む)    (蛇谷ヶ峰へ稜線を下る)

 琵琶湖大展望の蛇谷ヶ峰山頂を後にし、つぼ足で乱れた稜線を避けて灌木帯を下る。20センチ位の沈み込みの重い雪質ながら、上りはしんどそうだが下りは凸凹雪面より楽だ。すぐ下で殆んどの踏み跡が向うグリーンパークを右に分け、単独者のSSトレースを追って、左上の反射板を見ながら北西尾根を下る。次の分岐でカツラ谷を左に分け、急な南尾根を正面に朽木の里を見ながら下る。次に南尾根から西尾根に乗ってから、西北へ尾根を下る。この辺りの下りは迷い易くGPSと首っ引き、先行者のトレースも当てにならない。やがてカツラ谷道と合流、すぐ先で朽木柏(くつきかせ)を右に分け、上柏は尾根を直進だ。この分岐点で大抜け、ベンチが崖の上で宙吊りだ。この分岐点でSSを脱ぎ、崖の上の稜線道をしばらく下ると林道となり、少し下で轍の残る林道と合流して下り続けると上柏で車道合流だ。どの合流点も道標がないので、上柏から登るときは注意が必要だ。あとは退屈な車道歩きで桑野橋へ帰りついた。
 西峰から蛇谷ヶ峰にかけて大展望が広がり、無雪期では味わえない広大な雪原が魅力だ。きょうは樹木に一片の雪も見かけない春山のような重い湿った雪山歩きだ。重い雪質に難渋したが西尾根の斜度が緩く非力な僕でも登頂できたが、上柏からでは上部の斜度がきつく、この重い積雪のラッセルは到底無理だ。

                (蛇谷ヶ峰(北峰)から琵琶湖方面を望む)

(道標が殆んど埋った蛇谷ヶ峰) (山頂から展望稜線を下る) (グリーンパークを右に分ける)

     (北西稜線を下る)      (左の稜線に見える反射板) (カツラ谷分岐から急坂を直進)

  (南尾根から西尾根へ下る)   (朽木柏を右に分けて直進)    (直進は大抜けで左の尾根へ)

   (大抜けに宙吊りのベンチ) (大抜け付近から望む三重嶽)(地肌が見え始めた林道を下る)

   (道標もない林道合流点)     (車道出合から桑野橋へ)      (桑野橋トイレPへ帰着)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図  饗庭野(あえばの)、北小松

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