三峰山(1235.4m)平倉峰(1222m)

 

★ひとこと   「みつえ旅行村から霧氷ツアーで大賑わいの三峰山」

平倉峰付近から三峰山を望む


★行った日   2015年2月11日(水祝) 晴時々曇 単独

★コース

高槻5:38(近畿高速、西名阪)=針IC(R369、神末地方道)=7:41みつえ旅行村駐車場8:00→不動滝8:33→9:35造林小屋(スノーシュー着)9:45→(1235.4m)三峰山10:14→10:57(1222m)平倉峰11:29→三峰山12:02→八丁平12:07→三畝峠12:17→12:38休憩12:48→新道峠13:07→林道出合13:32→13:38(SS脱)13:43→14:14みつえ旅行村駐車場14:22(神末地方道、R369)=針IC(西名阪、近畿高速)=高槻16:21

 寒波は通り抜けたが関西中北部は新雪が予想されたので、SSで歩き易い霧氷で名高い三峰山(みうねやま)だ。針から久しぶりの伊勢本街道で御杖(みつえ)村に入り、右折して神末(こうずえ)の集落を抜けて雪のない道をしばらく走るとみつえ旅行村だ。半分ぐらい埋まった駐車場に車を入れ、荷物になるかもわからないSS(スノーシュー)をザックにくくりつけて出発だ。
 薄雪に覆われた川沿いの林道に入り、登尾(のぼりお)コースを右に分けて約30分進み、林道右ユーターン部から直進して山道を進む。すぐに滝が現れ、落差21メートルだが荘厳な滝を眺めながら左岸を上り、そのまま急な山肌をジグザグに登ると一旦平地に出る。すぐに急峻な植林帯尾根を九十九折に登りつめると、登尾コースとの合流点の造林小屋だ。急斜面もなくアイゼンなしでここまで登ってきたが、雪も深くなり始め、ここからSS装着だ。造林小屋から三畝(みうね)峠までの北尾根は霧氷の満艦飾だ。急に増えた登山者と列を作って霧氷トンネルを過ぎ、三畝峠から霧氷の溶けた主稜線を東へなだらかに登ると人もまばらな三峰山頂上だ。県境の南尾根は学能堂山(がくのどうやま)へ続くが、平倉(ひらくら)峰は修験業山(しゅげんぎょうやま)へ続く東尾根へ向う。東尾根は人影も少なく、きょうのトレースは先を行くSSの1グループだけだ。霧氷は殆んど溶けていたが白銀の広葉樹林の尾根が綺麗だ。雪庇上から迷岳を眺めたりしながら多少のアップダウンはあるが平坦な稜線を進むと北側の視界が開けた平倉峰だ。曽爾(そに)の峰々を眺めながら大休止、熱いコーヒーの味は格別だ。

  (雪のない旅行村駐車場)     (登尾コース分岐を直進)   (林道から不動滝の山道へ)

(鳥居を過ぎると不動滝はすぐ)   (不動滝横を登る)      (植林帯を九十九折に登る)

  (造林小屋でSSを履く)  (大勢の登山者と共に霧氷林を行く)(三畝峠から主稜線を東へ)

 (まだ閑散とした三峰山頂上)   (山頂から稜線を東進)    (気持ちの良い稜線を行く)

(南に見える福本登山口と迷岳)   (好展望の平倉峰へ)          (平倉峰)

 平倉峰から三峰山へ戻り、人で溢れかえっている山頂を避け、SSを活かして灌木帯を八丁平へ向う。かつて枯れススキ野の印象があったが、大勢の人々が憩う地肌ののぞく草原を過ぎて三畝峠へ向う。三畝峠から新道(しんどう)峠まで広い雪道が出来上がっているので、できるだけノントレの広葉樹林帯を歩く。新道峠手前のシンボルの大木からショートカットして新道ルートへ合流、山道を30分ばかり下ると林道出合だ。林道をしばらく下ると地肌がでるのでSSを脱ぎ、延々と下る。十数台のバス、道路にもあふれた車、大勢のバス待ちの人々など、大繁盛のみつえ旅行村だ。
 老若男女が公共交通機関により手軽に霧氷を楽しめる山だが、静かな雪山を楽しむにはワカンかSSを用意した上で平倉峰付近まで足をのばすのがお勧めだ。

                (平倉峰から霞のかかった北方の展望)

   (途中のブナ尾根で大休止)  (人で埋まった三峰山頂上)        (八丁平)

   (ブナ林を西進)       (ノントレの広葉樹林帯を行く)  (新道峠手前のシンボル)

 (新道峠から樹林帯を下る)       (林道出合)        (途中でSSを脱ぎ延々と歩く)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  菅野(すがの)

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