烏ヶ岳(398m)山上ヶ峰(482.4m)小倉山(296m)
★ひとこと 「嵐山を中心に春を探して周りの低山を周回」
嵐山の春
★行った日 2015年4月12日(日) 晴後曇 単独
★コース
阪急高槻駅6:53(阪急)=阪急嵐山駅7:20→妙見堂8:01→8:27休憩8:35→9:02(398m)烏ヶ岳9:09→P407
9:38→10:02(482.4m)山上ヶ峰10:16→トロッコ保津峡駅11:00→落合11:19→11:48清滝12:13→不動院12:41→念仏寺13:24→鳥居本13:29→六丁峠13:41→14:03(296m)小倉山14:10→15:08阪急嵐山駅15:11(阪急)=阪急高槻駅15:43
嵐山の春を探して付近の低山の周回だ。渡月橋を起点に大悲閣(だいひかく)から烏ヶ岳(からすがだけ)、山上ヶ峰を経て保津峡に下り、清滝から不動院を経て化野念仏寺(あだしのねんぶつでら)に下り、六丁峠経由小倉山から亀山公園へ下るつもりだ。朝日を浴びてまだ人影の少ない嵐山駅を出発だ。
大部分の桜は散っているが枝垂桜が満開の人影の少ない中之島公園をぶらぶら歩き、渡月橋の袂から大堰川の右岸沿いを進む。新緑が朝日に映える遊歩道を30分も進むと大悲閣入口だがまだ閉まっているので石段下を素通り、山肌を緩やかに上っていくと妙見堂だ。ここから林業作業中の尾根登りだ。地形図の点線に相当する踏み跡はなく林業の残材が散乱する尾根筋の歩き易い所を登る。樹間から渡月橋を眺めたりしながら急坂を頑張ると松尾山から来た山道に合流だ。松尾山方向へ少し進むと凝った切り株モニュメントのある林間の烏ヶ岳だ。ここでUターン、高度差約100メートル下って登り返すとP407ピークで沓掛山(くつかけやま)方面を分岐、しばらくなだらかにネット沿いに進むと山上ヶ峰分岐の広場だ。倒木の多い稜線を10分ほど登ると薄暗い山上ヶ峰山頂だ。林間に三角点があるが展望はない。
(中之島公園を西へ) (新緑の大堰川右岸を上流へ)
(妙見堂前行く)
(登る作業路から振り返る) (樹間から渡月橋を俯瞰) (林作業中の荒れた尾根を登る)
広場から北尾根をしばらく下ると作業小屋の建つ愛宕山も望める綺麗な広場だ。ここから杉植林帯となり、急坂のロープ場もある尾根をジグザグに下ると旧山陰線のトロッコ軌道出合だ。滑ると保津峡に落ちそうなガード下をそろそろ下り、保津峡右岸の細い堤防上を上流へ進むとトロッコ保津峡駅だ。左岸に渡り、府道を落合に向って進み、トンネル手前をちょっと右へ入ると展望所があり、岩頭からの保津峡下流の眺めが素晴らしい。落合で東海自然歩道と合流、清滝川の右岸を進む。山肌のヤマザクラや新緑が渓流とマッチして美しい。沢山の人が憩う清滝の河床で大休止、無風の好天のもと瀬音がすがすがしい。清滝BSをへて試峠(こころみとうげ)へ、バス道のトンネル上をループ道路で越え、車道を登りつめると頭上に高雄パークウエーが通る試峠だ。峠下から案内標識に従って車道を上ると不動院参道入口だ。標高差がほぼ100メールの石段の参道をフーフー言いながら登ると不動院だ。高雄パークウエーからも車乗り入れ可能だ。本殿の少し先でパークウエーに合流、10メートルほど先で赤テープに従ってガードレールを超えて護法堂弁天(ごほうどうべんてん)へ下る尾根道分岐だ。
(川へ落ちそうなガードをくぐる) (保津峡右岸を上流へ) (左岸からトロッコ駅を望む)
(落合トンネル手前の展望所) (落合の清滝川潜水橋を渡る)
(清滝の赤い橋)
(清滝BSから試峠へ) (高雄パークウエー下の試峠)
(長い石段の参道を不動院へ)
(不動院) (車道から尾根道へ) (ツツジとウラジロの道を下る)
すぐ先にはパークウエーの駐車場もあり、ヤマザクラやツツジで飾られた近くの山々が眼下に広がり、愛宕山や比叡山も望める展望ポイントだ。途中に観空寺(かんくうじ)林道へ下る枝道が2、3本あるが、南尾根を稜線を外さないように下る。ウラジロ林床にピンクのツツジの咲く美しい道だ。尾根端で最後に失敗、護法堂弁天に下る予定だったが、赤テープに惑わされて西側の谷筋へ下ってしまい、廃屋を経てバス道の陸橋下を通って化野念仏寺の前だ。逆に登る時は護法堂弁天から取り付くほうが良い。念仏寺から二尊院を通る道も魅力的だが、観光客が多そうなので静かな小倉山を期待して、鳥居本(とりいもと)を経て六丁峠だ。保津峡を足下に眺めながら山腹をアップダウンしながら進むと、パークウエー横の広場だ。ここから新緑のモミジの石畳の道だ。紅葉の季節しか印象が残っていないが、新緑のモミジもなかなかのものだ。小倉山にちょっと立ち寄っただけで尾根道へ、途中で嵯峨野が見渡せる展望所を通り、ツツジが旬を迎えている尾根道を下る。往路に通った大悲閣や妙見堂も望める保津峡の見晴台を過ぎ、人で溢れかえっている渡月橋へ帰り着いた。
大悲閣へ向う道は、桜は終盤を迎えていたがピンクのツツジが点在する新緑と大堰川の組み合わせが素晴らしい。妙見堂から烏ヶ岳までは踏み跡も定かでない急坂だが、あとは歩き易い山道だ。烏ヶ岳、山上ヶ峰、清滝不動院、小倉山などしっかりした道が続くが枝道が多いのでGPSなど現場確認手段が必要だ。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 京都西北部
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