皆子山(971.5m)

 

★ひとこと   「修道院から南尾根を登り皆子山往復後大見町へ」

皆子山三角点


★行った日   2015年4月29日(水祝) 晴一時曇 単独

★コース

高槻5:32(R171、R367、R477、府道407、R372、R173、地方道)=7:19大見町(自転車デポ)7:24(地方道)=7:35修道院手前路駐7:40→8:23P819 8:32→P889 8:58→山頂分岐9:23→P926 9:29→9:54(971.5m)皆子山10:08→山頂分岐10:49→11:06大休止(昼食)11:37→車道出合12:00→大見町12:06(地方道)=自転車(3.0km)=12:21修道院手前路駐12:28(地方道、R477、府道38、R171)=高槻14:33

 京都北山の西南に位置する皆子山(みなごやま)は京都最高峰、滋賀県との県境の山だ。10年前にツボクリ谷から登ったが、今回は西側からのアプローチだ。大原百井(ももい)の修道院から南尾根を登り、皆子山をピストンして大見(おおみ)町へ下る計画だ。京都市内から大原を経てR477に入り、百井から北上して大見町に自転車をデポ、少し戻って修道院手前の車道分岐点広場に路駐だ。
 修道院手前から杉林の尾根端に取り付き、道なき急斜面を登ると道形が現れ、尾根をジグザグに登る。やがて道形は消滅、芽吹き始めた雑木林の斜面を登る。西側が植林帯東側が二次林の尾根を過ぎ、美しい落葉樹の斜面をしばらく登るとP819だ。ここからなだらかなミツバツツジの点在する落葉樹の森の稜線歩きだ。ブナも現れ始めたP889を過ぎ、コナラ、カエデやブナが芽吹き始めた薄緑色の森に白いムシカリの花が点在する清々しい稜線を登る。右下に沢筋の広い斜面が現れると山頂分岐点だ。大見は直進だが山頂は右の尾根をたどる。

   (百井町の案内地図)    (修道院手前車道分岐点広場) (修道院手前から取りつく)

 (ジグザグの道形をたどる)    (芽吹きの雑木林を登る) (左植林右二次林の尾根を登る)

    (美しい斜面を登る)       (なだらかピークP819)     (P889でブナが現れる)

 (ムシカリ咲く幅広尾根を行く)(すっきりした沢筋源頭で山頂分岐) (山頂分岐点の大木)

 高原のような幅広稜線を東へ30分ほどたどると皆子山頂上だ。落葉に覆われたなだらかな斜面に大木が点在する美しい尾根だ。皆子山三角点は僕の印象と異なり好展望の山頂だ。10年前は笹薮の小空間が三角点広場だったが、笹薮は消滅し、辺りはすっきりした感じ、比良山系も山頂から望める。山頂周辺や稜線にも笹薮はなく、鹿害か気象変化のせいか、植生が10年前と一変してしまったようだ。先ほどの分岐点まで戻り、大見町へ向う尾根を下る。P897手前で尾越へ下る稜線を右に見送り、南西尾根を下る。この辺りは尾根の分岐が多く、下りはよほどの注意が必要だ。僕も大見へ下る尾根を間違って谷筋を下って自転車デポ地まで車道を戻り、チャリンコで路駐地点へ帰りついた。帰りは百井峠から鞍馬を経て休日渋滞に出会う前に帰阪した。
 僕の印象では鬱蒼と木が茂る山と思っていたが、落葉樹が多く、明るい高原のような稜線歩きができる山域だ。山頂付近にも笹薮はなく、ヤブコギなしで散策可能だが、消えかけた踏み跡しかないので現地確認手段が必要だ。

  (爽やか稜線を皆子山へ)      (皆子山三角点)      (10年前6月の皆子山三角点)

                  (皆子山頂上から比良山系を望む)

  (すっきりした稜線を下る)   (山頂分岐から大見町へ)  (美しい稜線をなだらかに下る)

  (Ca820ピークで大休止)      (沢筋から車道へ)        (大見の里へ)

★道で出会った花

 サイゴクミツバツツジ(P819)    イヌシデ?(山頂分岐)          ムシカリ(山頂)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  花背

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