★ひとこと 「鶏鳴ノ滝から笹ヶ岳を登り、海住山寺から三上山へ」
笹ヶ岳雨乞岩から鈴鹿方面を望む
★行った日 2015年5月6日(水祝) 晴一時曇 単独
★コース
高槻5:40(名神)=瀬田西IC(県道16、県道12、R307、R422、県道334)=7:39鶏鳴ノ滝P7:48→神有川林道出合8:23→林道終点9:10→9:47(738.8m)笹ヶ岳9:55→雨乞岩11:03→11:09東屋11:31→林道終点12:11→神有川林道出合12:36→鶏鳴ノ滝P12:58(県道334、R422、R307、県道283、県道5、R163、地方道)=海住山寺P14:00→林道出合14:25→15:03(473.3m)三上山15:15→林道出合15:35→15:56海住山寺P16:00(地方道、R163)=笠置わかさぎ温泉17:25(R163)=高槻19:20
笹ヶ岳は京都府に近い滋賀・三重県境の雨乞いで知られる山だ。よく南新田(みなみしんでん)から登られるが、今回は大戸(おうど)川上流の鶏鳴(けいめい)ノ滝から尾根伝いに登る計画だ。R307で狸の立ち並ぶ信楽陶の里を南下、R422を経て鶏鳴の滝の標識通りに進むと滝前の駐車場だ。
大戸川の支流、神有(かみあり)川に沿って遊歩道に入るとすぐに鶏鳴ノ滝だ。高さ13メートルとは思えない豪快な美しい滝だ。鶏鳴八滝と言われるように、この川筋にはダム堰堤をはさんで八つの滝が狸を従えて並んでいる。上流域ではちょっと笹薮っぽい道となるが、30分ほど進むと神有川林道出合だ。林道を約1キロ進むと広場があって掘削したての赤土の道となるので、ここから稜線に上がる。少し先で再度林道に合流、ちょっと進むと林道の掘削終点だ。尾根に上がり、薮っぽい尾根を進み、狭い林道を横断して薮を行くと登山道出合だ。しばらく笹の茂る尾根伝いに北上すると見覚えのある大狸の立つ笹ヶ岳頂上だ。山頂から信楽盆地を俯瞰できるが木々が成長してあまり展望は良くない。次に、閼伽(あか)池と薬師堂跡へ立ち寄るべくちょっとうろうろしたが道標もなくて見当らず、あきらめて雨乞岩へ向った。稜線から東屋を経て少し下ると足のすくむような高度感のある雨乞岩の岩頭だ。足下に甲賀の里、その彼方に鈴鹿の山々が望める。東屋で大休止の後、薮尾根でちょっとうろうろしたが、帰りは林道を下って神有川の小滝の連続する沢筋を下ると滝前の駐車場だ。次に、三上山(さんじょうざん)を訪れるべく木津の海住山寺(かいじゅうせんじ)へ向った。(追記)笹ヶ岳のヤブコギ中にヒルに食われたらしく、太腿の2ヶ所5センチ位が腫れて痒く全治5日かかった。
鶏鳴ノ滝から所々笹ヶ岳の古い道標があるが登山道はなく、稜線は林道で寸断されている。滝道から神有川林道を終点までつめればちょっとしたヤブコギ後に急登なしで笹ヶ岳に登ることが可能だ。ササユリはまだだが雨乞岩からの甲賀盆地の展望が素晴らしい。
(鶏鳴ノ滝Pから遊歩道へ) (鶏鳴ノ滝) (散在する小滝の狸の番人)
(神有川林道出合)
(林道上の稜線を進む) (突然林道終点)
(プチ笹ヤブコギ)
(登山道出合)
(笹ヶ岳三角点)
(雨乞岩へ稜線を行く)
(雨乞岩) (東屋で大休止)
海住山寺の五重塔を横目に本堂横から裏山へ向う。照葉樹の山越えをして下ると林道に合流、しばらく東進すると三上山へ通じている冒険の道と称する道の登り口だ。林道と交叉しながら桧の森や雑木林を登ると立派な展望台の建つ三上山頂上だ。山頂から木津川流域の平野が一望だ。周辺は山城町森林公園として整備されている。往路を海住山寺へ下り、笠置のわかさぎ温泉で汗を流して帰阪した。
参考までに、近江の三上山(みかみやま)に対してここは三上山(さんじょうざん)だ。国宝五重塔のある海住山寺の素晴らしいたたずまいと組み合わせて登るのがよい。道標や登山道も整備され、家族連れに好適だ。
★地 図
(1)笹ヶ岳 (2)三上山
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 信楽(笹ヶ岳)、田辺(三上山)
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