高島トレイル 8(黒河峠-乗鞍岳-国境)
乗鞍岳(865.2m)
★ひとこと 「マキノから黒河峠経由稜線で乗鞍岳を経て国境へ」
乗鞍岳近くの稜線から西方を望む
★行った日 2015年5月17日(日) 晴 単独
★コース
高槻5:15(名神)=京都東IC(湖西道路、R161)=6:56国境BS(自転車デポ)7:00(R161、県道533)=7:15マキノ林道始点7:24→8:18黒河峠8:26→9:41(840m)葦原岳9:50→アンテナ塔10:32→(865.2m)乗鞍岳10:54→11:02大休止(昼食)11:29→スキー場上縁12:39→国境BS12:51(R161、県道533)=自転車(7.6km)=13:36マキノ林道始点13:44(県道287、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻16:02
昨年から続きの高島トレイル最終回(8回目)の黒河(くろこ)峠から愛発越(あらちごえ)の国境(くにざかい)だ。国境BSに自転車をデポ、在原(ありはら)を経てマキノへ戻ってマキノ林道始点付近に駐車だ。
はじめは舗装路だが地道になると普通セダンでは底を擦りそうな道の続くマキノ林道を小1時間歩くと黒河峠だ。表示によれば、ここから先の黒河林道は通り抜け不可能だ。トイレもある三国山や赤坂山登山口から数十メートル先の東尾根の巡視路に入って急坂を登ると素晴らしいブナ林尾根が続く。猿ヶ馬場(さるがばんば)を過ぎると樹林帯を抜け、高圧鉄塔の並ぶ小灌木帯の明るい稜線を進む。P650を過ぎると北向きから東向きの尾根となり、やがて高圧線に沿ってプラ階段の急坂を上る。鉄塔の建つ好展望の稜線から西方に赤坂山や三国山を中心にして琵琶湖から敦賀湾まで望める。すぐ先の稜線から北へちょっと行くと葦原岳だ。鉄塔の建つ山頂から、東にこれからたどる尾根の先に乗鞍岳が望める。
(マキノ林道始点から北上) (黒河峠) (黒河峠から東尾根へ)
(立派なブナ林を行く)
(猿ヶ馬場付近を行く) (展望稜線を行く)
(高圧鉄塔沿いに急坂を登る)
(展望稜線から葦原岳を望む)
(葦原岳分岐)

鉄塔の並ぶ展望稜線から、しばらくブナ林の樹林帯を進むとヘリポートのような広場に飛び出す。在原から上がってきている林道の終点でもあるアンテナ塔の建つ草原尾根だ。見晴しのよい草原尾根をなだらかに進み、梯子もある急坂を上ると灌木帯尾根となり、物置小屋?の横が乗鞍岳三角点だが見晴しはよくない。山頂から北へ続く稜線から東方の展望が開け、豪雪地帯を思わせる幹の曲がったブナや灌木もある雰囲気のよい尾根だ。大休止の昼食後、右下に国境のスキー場を垣間見ながら北尾根を進むと間もなく東尾根へ下る下降点だ。県境尾根と巡視路を間違えて鉄塔から舞い戻ったりしながら稜線を下り、R161へちょっと下りかけてから戻ってスキー場へ無事着地だ。ゲレンデをぶらぶら下ると国境BSはすぐだ。ここで自転車をゲット、大型トラックにひやひやしながらR161を下って県道へ、在原手前までしんどい上り坂を歩き、峠から快調に下るとマキノ林道始点だ。まだ早かったので休日渋滞にも会わず順調に帰阪した。
高島トレイルを8分割した日帰り縦走の最終回は最もイージーなルートだ。尾根道の殆んどは急坂のないなだらかな巡視路であり、豊かなブナ林や湖北を望む展望稜線が素晴らしい。朽木の三国山から続く全ルートを通じて、琵琶湖と若狭湾を所々で望みながら歩く中央分水嶺は自然が実感できるルートだ。
★地 図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図 駄口
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