★ひとこと 「国見スキー場Pから国見岳を経て静馬ヶ原ピストン」
静馬ヶ原から北尾根を望む
★行った日 2015年6月13日(土) 晴後曇 単独
★コース
高槻3:06(名神)=関ヶ原IC(R21、県道53、R417、県道32、国見林道)=5:42国見岳スキー場P5:50→登り口6:00→鉈ヶ岩屋6:32→稜線出合6:39→7:20(1126m)国見岳7:29→8:01(1083m)大兀山8:07→(1070.1m)御座峰8:35→9:59(1149m)静馬ヶ原10:12→11:30御座峰(昼食)12:00→大兀山12:26→12:57国見岳13:06→稜線出合13:30→登り口13:51→14:01国見岳スキー場P14:07(国見林道、県道32、R417、県道53、R21、R8)=彦根IC(名神)=高槻17:10
花のルート、端境期の伊吹山北尾根だ。国見岳スキー場から尾根伝いに静馬ヶ原(しずうまがはら)をピストンの計画だ。高槻から2時間弱で国見峠に立てる滋賀県側の林道は災害のため不通、仕方なく3時間弱かかって岐阜県周りで揖斐(いび)から美束(みつか)を経て国見岳スキー場横で林道鎖ゲート前の国見岳スキー場Pに駐車だ。「ドライブウエー歩行禁止のため北尾根から山頂へ登れない」の警告文を横目に鎖をまたいで出発だ。
降ってはいないが梅雨空に霞んだ貝月山(かいづきやま)をスキー場ゲレンデの彼方に眺めながら林道を10分ばかり進むと鉈ヶ岩屋(なたがいわや)登り口だ。国見峠を迂回するとなだらかな道が続くが、急坂の直登コースを登る。初めは滑りやすい急坂だが稜線に達すると、コアジサイが道端を埋める美しい落葉樹の上り坂だ。P954手前下方の大石から左へ入ると鉈ヶ岩屋だ。岩屋の前から眼下に美束の集落が望め、大石の下部には祠が祀られている。P954の少し先で国見峠から来た道と合流、よく歩かれた尾根道を進み、ガレ場のロープ場を登ると明るい平地だ。雑草に覆われたKDDIの中継アンテナ塔跡地から貝月山や美束の村落が望める。樹林に入ってちょっと進むと粕川の山峡が東に望める国見岳頂上だ。大兀山(おおはげやま)右正面にずんぐりした伊吹山を眺めながら見晴しのよい稜線を南下、樹林帯の鞍部から登り返すと大兀山だ。シモツケソウやカラマツソウが咲き始め、石灰岩の岩角がごつごつ露出した見晴しのよい稜線だ。
(駐車場から国見峠へ出発) (鉈ヶ岩屋登り口) (緑の急坂を登る)
(鉈ヶ岩屋)
(なだらかな稜線を国見岳へ)
(ガレ場のロープ場を登る)
(KDDIアンテナ塔跡から貝月山)
(国見岳から稜線を南下) (稜線から伊吹山を望む)
ガクウツギやヤブテマリが点在する灌木帯を進み、見晴し抜群の稜線をなだらかに登り返すと御座峰(ござみね)だ。薮を切り開いた小空間に三角点が鎮座している。石灰岩の間の小さなピンクの花をつけたヒメフウロを踏みつけないように、徐々に近づく伊吹山を眺めながら見晴し稜線を進み、樹林帯の最低鞍部から登り返すとCa1000メートル付近の展望地が燕平だ。振り返ると歩いてきた国見岳、大兀山、御座峰の丸い突起が綺麗に並んでいる。草原のような小灌木帯をなだらかに登りつめると目前にドライブウエーの車が行き交う静馬ヶ原のピークだ。伊吹山へ行く誘惑に駆られたが車道の歩行は禁止されているのを言い訳に、しんどいのでここからUターンだ。そうと決れば、この辺りは風通しが良いので石灰岩に腰掛けて大休止、食後のコーヒーを景色を楽しみつつ味わってから出発だ。往路通りに下山したが、きょうは10人位の人と出会ったが、殆んどはドライブウエーからのピストン、国見峠からのピストンは少数派だ。まだ早かったので中山道の景色を一般道で楽しみつつ、彦根から高速で帰阪した。
北尾根は湖北を代表する花と展望の道だ。丁度春と夏の花の交替期にあたり、見られる花の種類は少なかったが、四季折々に楽しめる展望豊かな尾根歩きができる山域だ。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹
・2万5千分の1地形図 美束(みつか)
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