霞沢岳(2645.6m)

 

★ひとこと   「徳本峠から穂高連峰展望台の霞沢岳ピストン」

霞沢岳K1から穂高連峰を望む


★行った日   2015年8月9日(日)  晴    単独
          2015年8月10日(月) 晴    単独

★コース
(8月9日)
高槻4:07(名神、東海北陸道、中部縦貫道)=高山IC(R158)=8:26平湯あかんだな駐車場8:50(濃飛バス)=9:15上高地BS→河童橋9:30→10:29明神橋10:45→白沢出合10:54→12:07水場12:14→最後の水場12:28→徳本峠小屋13:02→大滝山方面散歩→徳本峠小屋
(8月10日)
徳本峠小屋4:10→忘れ物・徳本峠小屋4:21→登山道合流4:27→ヘッデン消灯4:44→5:24ジャンクションピーク(朝食)5:38→湿地6:05→6:41崩壊鞍部6:53→8:08K1 8:25→K2 8:42→9:05(2645.6m)霞沢岳9:20→K2 9:38→9:55K1 10:02→崩壊鞍部10:56→湿地11:33→12:17ジャンクションピーク12:22→徳本峠分岐12:54→13:07最後の水場(昼食)13:23→明神14:24→河童橋15:03→15:18上高地BS15:50(濃飛バス)=16:23平湯あかんだな駐車場16:30(R158)=高山IC(中部縦貫道、東海北陸道、名神)=高槻21:11

(8月9日)
  霞沢(かすみさわ)岳は常念岳から大滝山を経て西南に伸びる山稜の末端にあって、穂高連峰を真南から望める唯一の登山道のある山だ。霞沢岳には本峰、K1、K2の三つのピークがあって、何れからも穂高連峰の眺めが素晴らしい。上高地へ入る歴史的ルートの徳本(とくごう)峠から霞沢岳をピストンするのが唯一の登山道だ。徳本峠小屋を登山基地とするのが一般的だ。このところ関西は晴天続きだが連日夕方に雷雨なので、昼過ぎには山小屋に着くように大阪を早朝出発だ。晴天の日曜日とあって平湯の駐車場は殆んど満車、BS近くのスペースに車をすべり込ませてピストン運転の上高地行きバスで25分、懐かしい上高地だ。
 家族連れに混じって梓川沿いを散策、河童橋を横目にテント満開の小梨平を通り抜け、明神橋の畔で明神岳を眺めながら小休止だ。三々五々徳沢方面に向う重装備の登山者と白沢出合で別れ徳本峠へ向う。道端の笹薮にメタカラコウやマルバダケブキの目立つ林道を沢沿いに進み、橋を渡って徐々に勾配を増した山道を進む。振り返ると樹間から穂高の稜線が見え、白沢出合から約1時間半で最後の水場だ。これ以降山頂まで水場はない(山小屋は有料)。急斜面をジグザグに登り、霞沢岳を右に分けて直進すると水場から30分ほどで徳本峠、小屋に一番のりだ。テント場の上に展望台があり、切り開きから明神岳と穂高岳稜線が梢越しに望める。夕方には雲に姿を隠してしまったが素晴らしい岩峰の眺めだ。きょうは夕立の恐れもなく、時間を持て余し気味なので大滝山方面へ散歩だ。樹林帯の稜線を約1キロ、三角点まで行ったが展望は全くなく、明神見晴しまでさらに1キロほどあるのでここで昼寝をして退却だ。夕食後広場で小屋の方と雑談、東南に見える小嵩沢(こたけざわ)山へジャンクションピークから薮コギで行ったが熊の痕跡が数多くあったそうだ。

   (清流に沿って河童橋へ)    (小梨平付近を明神へ)      (明神岳と明神橋)

  (白沢出合を徳本峠へ)   (木漏れ日の道を沢沿いに進む) (振り返ると明神岳の岩峰)

  (徳本峠小屋へ到着)   (展望台から穂高と明神の岩峰)(朝の樹林をジャンクションPへ)

(8月10日)
 4時前起床、ヘッデン点けて展望台から歩き出したがストックを忘れ、再出発だ。寝ボケかアルツか。展望台から登山道へ合流、途中の稜線で八ヶ岳から日の出だ。樹林帯の急坂をジグザグにゆっくり登ると合流後1時間強でジャンクションピークだ。ここから逆光の日の出に映える東の小嵩沢山方面が望める。針葉樹林帯をなだらかに下り、尾根の向きが西南から北西に変わった稜線の見晴しポイントから西南方向に乗鞍岳と霞沢岳の初見参だ。鞍部の小湿地を過ぎてしばらく樹林帯を進むと崩壊鞍部だ。南面の崖が崩落し、えぐれた上縁をなぞるように急斜面を登り始める。いよいよ急登の始まりだ。滑り易い砂地の急坂だがシシウドやマルバダケブキの咲く美しい斜面を登る。やがてダケカンバが点在する見晴しのよい稜線の北斜面となり、正面に六百山(ろっぴゃくさん)とその向こうに穂高の稜線を眺めながらなだらかに登る。間もなく六百山の稜線の裾に到達し、ここからこのコース一番の急登だ。トラロープの助けを借りてフーフー言いながら休み休み登ると急にこれ以上登る所がなくなってK1の山頂だ。少し霞んでいるが、いままでの疲れが吹っ飛ぶような絶景だ。特に、六百山の岩尾根越しに西穂からジャンダルム、奥穂を経て前穂に至る岩峰の衝立が素晴らしい眺めだ。眼下には帝国ホテルの赤い屋根が望める。

   (早朝のジャンクションP)   (コメツガ?の尾根を行く)   (初見参の霞沢岳と乗鞍岳)

   (鞍部の湿地を行く)     (アップダウンしつつ尾根を進む)  (崩壊鞍部の縁を登る)

  (大型草花の急坂を登る)    (尾根東北面をトラバース)   (苦しい山頂直下の急登)

             (霞沢岳K1から笠ヶ岳方面、西北の180度の展望)

         (霞沢岳K1からジャンクションピーク方面、東南の180度の展望)

 K1からハイマツの尾根をたどるとK2はすぐだ。さらにハイマツ尾根を下って登り返し、お花畑の斜面を回りこむと霞沢岳だ。何れのピークも絶景だが、今の時期、朝8時を過ぎると雲が湧き始め、時刻の一番早いK1からの眺めが最高だった。下山は往路通りだが、K1上りになけなしの体力を使い果たしてもうバテバテだ。急な下りに足をとられないようにゆっくり慎重に下り、最後の水場で昼食、上高地へ帰り着き、約11時間のハードワーク終了だ。上高地は今夏最高の人出でヒトヒトヒト、家族連れでバス停は長蛇の列、ピストン運転のバスで平湯へ。日帰り温泉も満員の様子なのでそのまま高山へ、高速は渋滞することなく帰阪した。
 天候に恵まれ、念願の霞沢岳から穂高連峰の絶景を楽しむことができた。ただ、気温が高く、厳しい急坂の続くバテバテの山歩きだった。体力に余裕のあるジャンクションピークの上りで頑張りすぎるとK1直前の急坂でバテてしまうのでペース配分に留意が大切だ。

   (K1から穂高連峰を望む)   (K1から本峰とK2を望む)  (K2へハイマツの稜線を行く)

                   (霞沢岳K2から360度の展望)

    (もうすぐ霞沢岳K2)   (本峰へハイマツ尾根を行く)     (本峰直下のお花畑)

    (霞沢岳三角点)        (K2(左)へ向って下る)      (K1へ向って下る)

 (崩壊鞍部上縁付近を下る)       (湿地を下る)      (ジャンクションPと小嵩沢山)

   (徳本峠分岐を明神へ)     (黒沢に沿って明神へ)     (大賑わいの河童橋へ)

★道で出会った花

    ハンゴンソウ?(明神)     ゲンノショウコ(明神)       オオカサモチ(明神)


     サワギク(白沢)        カニコウモリ(白沢)     キバナノヤマオダマキ(白沢)


  ハクサンボウフウ?(白沢)      メタカラコウ(白沢)        キツリフネ(黒沢)


     オトギリソウ(黒沢)      ヤマホトトギス(黒沢)       ニガクサ?(黒沢)


    コウモリソウ(黒沢)          ウド(黒沢)         トリアシショウマ(黒沢)


 ミヤマアキノキリンソウ(徳本峠)  シロバナニガナ(徳本峠)     イチヤクソウ(JP)


    クロトウヒレン(湿地)     ハクサンフウロ(湿地)     マルバダケブキ(崩壊鞍部)


    ゴマナ(崩壊鞍部)        ヤグルマソウ(崩壊鞍部)   クロトウヒレン(崩壊鞍部)


    ミヤマホツツジ(K2)         イタドリ(K2)       ホソバノヤマハハコ(霞沢岳)


    エゾシオガマ(霞沢岳)     イワオトギリ(霞沢岳)       ウサギギク(霞沢岳)


  ミヤマダイコンソウ(霞沢岳)   トウヤクリンドウ(霞沢岳)     イワツメグサ(K1)


   クルマユリ(崩壊鞍部)     ニッコウキスゲ(崩壊鞍部)    シシウド(崩壊鞍部)


  サラシナショウマ(崩壊鞍部)   オオヨモギ(崩壊鞍部)     サワアザミ?(崩壊鞍部)


   エンレイソウ(湿地)         オヤマリンドウ(湿地)     モミジカラマツソウ(湿地)


    センジュガンビ(黒澤)      キンミズヒキ(白沢)        ソバナ(白沢)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       槍ヶ岳・穂高岳・上高地・北アルプス
・2万5千分の1地形図  上高地、穂高岳

Homeへ