コブシ嶺(1411.0m)日出ヶ岳(1695.1m)
★ひとこと 「日出ヶ岳からコブシ嶺を経て軌道跡で大蛇ぐらへ」
コブシ嶺三角点
★行った日 2015年8月23日(日) 晴 単独
★コース
高槻3:30(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R309、R169、県道40)=6:11大台駐車場(15℃)6:20→7:03(1695.1m)日出ヶ岳7:13→尾鷲辻7:55→8:32白サコ8:40→9:23P1362
9:33→地倉山10:03→10:20(1411.0m)コブシ嶺10:37→地倉山10:50→軌道跡始点11:31→11:52白サコ(大休止)12:18→軌道跡終点13:10→大蛇ぐら13:30→吊橋14:08→14:44大台ケ原駐車場(22℃)14:52(県道40、R169、R309、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻18:20
南方洋上に台風15、16号があって不安定な天気が来週予想されるので、つかの間の晴れを利用して大台ケ原だ。夏場の低標高の山歩きはしんどいので大台ケ原駐車場を起点にコブシ嶺まで台高山脈の稜線をぶらつく計画だ。下界は晴れだが標高千米の伯母峰トンネルを過ぎると時々ガスがかかり、ドライブウエーから眺める大峰の山々の展望もかなわず、ガスに閉ざされた大台ケ原駐車場に到着だ。
徐々に薄くなるガスに期待しながら東大台登山口から爽やかな針葉樹の並木道を進む。霧が晴れるのを期待して日出ヶ岳へ立ち寄ることにして、展望台を経て木道階段を登ったが、やはり視界不良だ。がっかりして山頂から木道を下って上り返すと、正木嶺の展望台付近で突如視界が開け、朝日に輝く熊野灘がガスの晴れ間に浮かび上がった。展望のよい木道を下って白い枯れたトウヒの目立つ正木ヶ原を過ぎ、樹林帯を下ると尾鷲辻だ。ここで東大台周遊路から尾鷲道に入り、草深いちょっと荒れた道をなだらかに下り、堂倉山の西側を道なりに進むと林間の平地、白サコだ。ここから尾鷲道をたどるが山抜けのため稜線に上がり、P1414を経て尾根道を進む。最低鞍部から稜線をなだらかに登り、作業用針金ロープが放置された展望の良い稜線を過ぎ、ちょっとしたシャクナゲ藪を登ると地倉(ちくら)山だ。ここから見晴しのよい小木帯の尾根となり、右下前方の坂本ダムから大蛇(だいじゃ)ぐらや蒸篭(せいろ)ぐらへ続く東ノ川(うのかわ)を見ながら進む。雷峠を過ぎてコブシ嶺最高点を越えると地肌の露出した尾根端がコブシ嶺三角点だ。
(東大台登山口) (ウラジロモミやトウヒの森を行く) (ガスった日出ヶ岳展望台)
(正木嶺へ木道を下る)
(正木嶺から展望木道を下る) (正木ヶ原)
(正木嶺から熊野灘を望む)
(尾鷲辻から尾鷲道へ) (広い尾鷲道をなだらかに下る) (白サコから稜線へ)
(地倉山へ稜線を登る)
(展望尾根を行く) (地倉山から雷峠を望む)
360度の視界が開け、大峰山脈から熊野灘まで一望だ。帰りは最低鞍部まで往路を戻り、この先で、何処からともなく(多分地池高から?)現れたと思われるトロッコ道をたどる。なだらかな歩き易い道をたどり、P1414西側を過ぎると間もなく白サコだ。この林間で昼食、再びトロッコ道だ。山ひだの小沢を渡る所は例外なく路盤は消失しているが、枝尾根部分は美しい歩き易い遊歩道だ。やがて岩場が現れ、切通しの先でトロッコ道消失だ。帰宅後ネット情報を調べると掘りかけのトンネルがあるらしいが気付かなかった。この先の急な笹原斜面に踏み跡があったが危険なケモノ道かも分からないので前進はここまで、斜面をよじ登って大蛇ぐらへ向う遊歩道に合流だ。大蛇ぐらへ通じる道の岩稜の手前に左横へ下る踏み跡があったので先ほどの道の続きと思われる。大蛇ぐらの岩頭ではいつもの通り歓声がこだましていたが、蒸篭ぐらの絶壁に張り付いたクライマーの声が時々響き渡っていた。台地へ戻り、シオカラ谷の吊橋を渡って急な石段を休み休み上って、やっと大台ケ原駐車場へ帰り着いた。
早朝はガスっていたが、好天に恵まれ、正木嶺、コブシ嶺や大蛇ぐらなどから雄大な展望を楽しみつつ、日陰の多い比較的涼しい山歩きができた。また、寸断されているが歩き易いトロッコ道の存在は僕にとっては新発見だ。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図 大台ケ原山、河合
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