烏ヶ岳(398m)松尾山(275.8m)

 

★ひとこと   「紅葉晩期の嵐山から保津峡経由苔寺へ周回」

護法堂弁天の晩期の紅葉


★行った日   2015年11月27日(金) 晴一時曇  単独

★コース
阪急高槻駅6:53(阪急)=嵐山駅7:27→保津峡展望台7:51→護法堂弁天8:24→鳥居本8:36→トロッコ保津峡駅9:15→10:01展望作業小屋10:11→(398m)烏ヶ岳11:07→11:29(382m)嵐山城跡11:45→(275.8m)松尾山12:21→林道出合12:59→13:26上桂駅13:32(阪急)=阪急高槻駅13:53

 2週間前の嵐山は紅葉に早過ぎたので再度訪問だ。今度は遅過ぎのきらいがあるが、嵐山から保津峡を経て桂川右岸の尾根を巡って苔寺へ下る計画だ。朝早くからちらほら見かける外人さんに混じって嵐山駅を出発だ。
 朝日を浴びて赤みがかった山肌の小倉山や愛宕山を眺めながら、中之島から渡月橋を渡り、桂川左岸沿いにしばらく歩くと嵐山公園だ。紅葉最盛期は過ぎているが、公園展望所から眺める斜光に浮かび上がる保津峡右岸の山肌の陰影が素敵だ。枯葉色に近づいた紅葉のトンネルを抜け、常寂光寺(じょうじゃっこうじ)、落柿舎(らくししゃ)、二尊院((にそんいん)のほとりを通り護法堂弁天(ごほうどうべんてん)へ向う。いずれも2週間前とはさま変わりの紅葉晩期だが、今年は鮮やかな色彩に乏しい感じだ。護法堂弁天から鳥居本(とりいもと)、六丁峠、落合を経て旧山陰線保津峡駅の吊橋だ。日陰の山峡に艪の音が響く保津峡下りを見下ろしながら吊橋を渡り、トロッコ保津峡駅手前から桂川右岸側壁上をしばらく歩く。右のトロッコの橋をくぐり、丁度やってきた満員の観光客を乗せたトロッコ列車を見送って、杉林の急坂をジグザグに登る。急坂をひーひー云いながら頑張ると作業小屋のある林道出合の広場だ。稜線の山道をしばらく登り、山上ヶ峰を右に見て山腹をトラバース、アップダウンを繰り返しつつ烏ヶ岳(からすがだけ)に向う稜線を進む。間違い易い分岐が幾つかあるので注意が必要だ。尾根道の一通過点のような烏ヶ岳を過ぎ、しばらく進むと次のピークが嵐山城跡だ。

  (中之島から渡月橋に向う) (嵐山公園展望所から保津峡)  (嵐山公園の名残の紅葉)

  (朝日を浴びる落柿舎)      (護法堂弁天の登り口)         (鳥居本へ)

  (落合の赤橋を渡る)       (トロッコ保津峡駅吊橋)   (山峡の寒空に艪の音が響く)

 (山道横を行くトロッコ列車) (植林帯の急坂をジグザグに登る) (山上ヶ峰分岐を素通り)

    (林間の烏ヶ岳頂上)         (嵐山城跡)         (嵐山城跡の展望所)

 城跡の展望所から京都北部の市街地が比叡山を背景に絶景だ。しばらく稜線を進むとベンチがあり、展望所から嵐山モンキーパークや渡月橋が足下に望める。この先の松尾山で京都一周トレイルと合流、曲がり角ごとの道標に導かれ、竹林を下ると松尾谷林道に合流だ。苔寺(こけでら)門前を経て市街地を約2キロ歩くと上桂駅だ。
 嵐山はカメラマンの目立つ観光地だが紅葉シーズンも終わったようだ。今冬初の寒波襲来で近郊の標高の高い山は冠雪だが、ここはまだ降雪もなく冬枯れの寒々とした稜線から京都市街を眺めながら手軽に歩ける山域だ。

               (嵐山城跡展望所から京都市街北部を望む)


(雰囲気のよい雑木林尾根を行く)(松尾山手前からモンキーパーク)(松尾山手前から渡月橋)

     (松尾山頂上)        (松尾山下の鞍部を行く)  (次のピークから京都市街南部)

      (竹林を下る)         (松尾谷林道出合)        (苔寺前を行く)

★道で出会った花(なし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  京都西南部、京都西北部

Homeへ