堂山(384m)太神山(599.7m)矢筈ヶ岳(562m)

 

★ひとこと   「枝から奇岩の堂山経由太神山を経て矢筈ヶ岳へ」

堂山の花崗岩奇岩尾根


★行った日   2015年12月7日(月) 晴  単独

★コース
高槻6:25(名神)=瀬田西IC(県道29、県道108、県道109)=7:34ダム堰堤路駐P7:48→登山道出合8:51→9:24(384m)堂山9:34→鎧ダム10:20→迎不動10:38→10:47登山道入口10:53→泣不動11:27→矢筈ヶ岳分岐11:34→(599.7m)太神山12:00→12:04不動寺12:21→矢筈ヶ岳分岐12:39→13:26(562m)矢筈ヶ岳13:36→冨川道出合14:13→県道出合14:36→14:47ダム堰堤路駐P14:53(県道109、県道108、県道29)=瀬田西IC(名神)=高槻16:00

 好天に誘われて11年ぶりの湖南アルプスの堂山だ。枝(えだ)から堂山を経て迎不動に下り、太神山(たなかみやま)から矢筈ヶ岳へ向う計画だ。瀬田西ICから瀬田川に沿って南下、洗堰から大戸川、天神川沿いに進み、天神堰堤手前の拡幅部に路駐だ。登山口の記憶は全くなく辺りをうろうろ、砂防堰堤上流側は貯水池で一見渡れそうにないので、堰堤下流側を渡ることに決定(下山時に分かったことだが、堰堤から上流側約100メートルの地点にリボン目印があり、流れに飛び石があってここが登山口だ)。
 堰堤手前のトイレ横から河原へ下り、流れを飛び石伝いに渡って対岸のウラジロの急な薮をよじ登ると花崗岩の砂礫に覆われた灌木帯だ。小木を手掛かりに花崗岩が点在する急斜面を時々薮をこぎながら頑張るとCa215のピークだ。ここから尾根伝いに測量杭があり、薄い踏み跡を追って進むと出発して1時間で天神ダムからの登山道に合流だ。左前方に琵琶湖越しに比叡山を眺めながら見晴しのよい稜線を登る。琵琶湖を背景に小ぶりの松と白砂を組み合わせた稜線が素晴らしい。丸い巨岩が現れると堂山頂上だ。低標高ながら山頂の岩頭からは360度の大展望だ。北方には足下に湖南平野が広がり、琵琶湖の彼方に比良山系が霞んでいる。南には山頂付近の樹林越しに、これから向う太神山や矢筈ヶ岳が望める。

(天神堰堤手前トイレから河原へ) (渡渉後ウラジロ薮コギ)   (天神堰堤下流を振り返る)

  (花崗岩の急坂を登る)    (Ca215から測量杭沿いに進む)  (薄い踏み跡をたどる)

  (天神ダム登山道合流)       (見晴し尾根を登る)     (尾根から比叡山方面)

(尾根から笠間ヶ岳を振り返る)     (見晴し稜線を行く)    (見晴し抜群の堂山三角点)

                (堂山から北の琵琶湖方面を望む)

                (堂山から南の矢筈ヶ岳方面を望む)

 山頂から急なアップダウンを繰り返しながら奇岩地帯の稜線の標高を下げ、弥陀ヶ原の広い谷筋だ。砂で埋まった鎧(よろい)ダムを進み、明治22年のわが国2番目に古い砂防堰堤の下流側の新堰堤を越え、岩角の露出した渓流沿いにしばらく下ると天神川出合だ。飛び石を渡ると迎(むかえ)不動上流側で県道に合流だ。県道を天神川に沿って進み、途中で車道から山道に入って七曲の急坂を登り、地蔵堂と泣(なき)不動を過ぎると矢筈ヶ岳分岐だ。ここを直進、二尊門(にそんもん)を過ぎて大杉並木の参道を進むと不動寺境内だ。急な石段を上がり、懸造(かけづくり)の不動寺本堂前を過ぎると奥の院手前が太神山三角点だ。
 境内で大休止、下山は矢筈ヶ岳へ寄り道だ。往路の分岐点を左折、展望のない樹林ばかりの尾根道をアップダウンしながら進み、出合峠から急坂を登ると矢筈ケ岳だ。北方に少し切り開きがあるが基本的に林間の山頂だ。出合峠から樹林の尾根道を下り、御仏(みほとけ)河原で笹間ヶ岳を左に分け、富川道と称する岩肌の目立つ渓谷沿いの道をどこまでも下ると県道出合だ。ダムを眺めながらしばらく下ると路駐地点だ。
 地形は複雑、地形図から現在地を判断することが難しい所が多く、GPSで判断した。宗教色の濃い山域だが、山として素晴らしいのは堂山だ。山頂付近の花崗岩の奇岩帯や白砂に配された小ぶりの松の尾根がなかなかのもだ。おまけは取り付き付近の薮コギも平凡な山歩きの一アクセントだ。

 (花崗岩の奇岩尾根を下る)   (新免分岐付近を下る)       (阿弥陀ヶ原を行く)

   (砂原の鎧ダムを行く)     (鎧ダムから渓谷を下る)      (迎不動で県道出合)

  (太神山へ向う山道に入る)    (樹林帯尾根を行く)        (岩盤の泣不動)

    (二尊門を進む)        (懸造りの不動寺本堂)         (太神山三角点)

    (矢筈ヶ岳分岐)        (樹林帯尾根を進む)       (林間の矢筈ヶ岳)

 (御仏河原の笠間ヶ岳分岐)    (富川道の山峡を下る)        (県道出合)

★道で出会った花(なし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  瀬田、朝宮

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