桟敷ヶ岳(895.8m)天童山(775m)

 

★ひとこと   「大森から縁坂峠経由桟敷ヶ岳を経て城丹尾根へ」

桟敷ヶ岳三角点


★行った日   2015年12月22日(月) 曇一時時雨後一時晴  単独

★コース
高槻6:35(R171、R162、地方道)=8:27大森中町8:47→林道終点9:09→縁坂峠9:24→9:46P660 9:53→10:05岩屋山手前ピーク10:10→(649.1m)岩屋山10:19→薬師峠10:26→コケ谷分岐10:38→1114(811m)岩茸山11:24→都眺めの岩11:40→鉄塔11:48→(895.8m)桟敷ヶ岳11:54ナベクロ峠12:17→鉄塔12:23→12:32P842北(大休止)12:51→(791m)飯森山13:38→13:59東側反射板14:09→(775m)天童山14:16→展望岩頭14:27→茶呑峠14:46→牛谷分岐15:01→15:33大森中町15:44(地方道、R162、R171)=高槻17:43

 3日前に雨のため果たせなかった城丹(じょうたん)尾根のリベンジだ。大森を起点に縁坂(えんざか)峠から桟敷ヶ岳(さじきがだけ)経由城丹尾根を経て茶呑峠へ周回の計画だ。大森中町の縁坂峠入口付近に路駐、北山しぐれがぱらつく中を出発だ。
 大森と真弓を結ぶ林道化された古道を道端の石仏を見ながら進み、林道終点から山道に入り、見事な北山杉の斜面をジグザグに登ると縁坂峠だ。直進は真弓、稜線のはっきりした踏み跡を南へたどれば半国高山(はんごくたかやま)を経て供御飯(くぐい)峠、北へたどれば岩屋山を経て薬師峠だ。北山しぐれもあがって薄日のさす尾根端の急坂を30分ほど頑張るとP660のピークだ。ここで息を整え、アップダウンを繰り返しながら雑木主体の稜線を進み、Ca675を過ぎて少し下ると岩屋弁天霊跡現の石柱のある祠があり、そのちょっと下が林間の岩屋山三角点だ。さらに少し下ると大森と雲ヶ畑を結ぶ六体地蔵がたたずむ薬師峠だ。一体の石仏のある倒壊小屋跡の横から稜線を進み、右から来た西谷道との合流点付近でコナ谷を経て東大森へ下る踏み跡を左に分け、なだらかな稜線を進む。

 (大森中町の縁坂峠登り口)    (大森中町を振り返る)    (石仏もある古道を縁坂峠へ)

  (林道終点から山道へ)   (北山杉植林帯をジグザグに登る)  (縁坂峠を真弓側から)

(P660からなだらかな稜線歩き)   (岩屋弁天霊跡)         (岩屋山三角点)

  (雲ヶ畑分岐の薬師峠)     (コナ谷分岐の手書き表示)     (稜線を進む)

 アップダウンしながら稜線をしばらく登り、通常は桟敷ヶ岳へ巻道を行くが尾根道を直登、稜線を進むと岩茸山だ。山頂はアセビに囲まれた小空間で展望ゼロだ。すぐ先で大森側から上がってきた林道を少し歩いて稜線を上がると反射板敷地だ。先ほどの巻道と合流、落葉樹の大木が並ぶ平地を横切り、都眺めの岩から霞のかかった京都市街地を遠望。少し先の平らな馬の背に建つ鉄塔を両サイドの鉄塔群を眺めながら通り過ぎると桟敷ヶ岳三角点だ。北東の石仏峠付近が霞んで見えているがあまり展望は良くない。風が強く寒いので昼食は先に延ばして、山頂から激下りの後なだらかな稜線を進むとナベクロ峠だ。祖父谷峠を右に分け直進し、2本の鉄塔から城丹尾根だ。鉄塔付近は見晴しもよく休憩ポイントだが風が強いので少し先へ進み、P842北面の広い谷筋が風もなく雰囲気のよい疎林帯、大休止だ。降り出しはしないがゴウゴウと風がうなり、黒雲が空を覆い、気が滅入る空模様だ。早々に昼食を切り上げて出発、すぐ先で北側が伐採地の好展望のネット沿いの稜線をたどる。右手に山名はよく分からないが丹波高地の山並みを眺めながら三角形の飯森山目指して尾根を進む。

 (岩茸山へ尾根道を登る)       (岩茸山頂上)      (反射板の金網沿いに進む)

 (都眺めの岩から市街を望む)  (見晴しのよい鉄塔を通過)      (桟敷ヶ岳三角点)

  (ナベクロ峠付近を直進)  (2本の鉄塔を通過して城丹尾根へ)(P842北の谷筋で大休止)

  (伐採地上稜線を西進)    (伐採尾根から飯森山を望む)(10年前からある放置自転車)

 大谷峠を過ぎてアセビやブナの疎林帯を登ると何の表示もない一通過点の飯森山だ。山頂からリボンに導かれて急坂を下り、大森を左に分けて登り返すと反射板の金網だ。2基目の反射板の近くで大森の集落を眺めながら休憩だ。薄暗い杉林の天童山から植林帯を下り、ヤセ尾根が現れると展望岩稜だ。岩頭からの眺めは素晴らしく、たどってきた稜線や愛宕山はじめ丹波高地の山々が一望だ。リボンの続く急な尾根を下り続け、最後に植林帯に入ると石仏の祠のある茶呑峠だ。ここから京都一周トレイルと合流、大森西町めざして西の谷沿いの林道を下る。伏見坂分岐でトレイルと別れ、集落を通る時に振り返ると、左から天童山、山頂に反射板を乗っけた2個のピークの三つが夕日に映えている。少し下ると路駐地点だ。
 出だしは時雨模様の思わしくない天気だったが午後からは回復し快適に周回できた。縁坂峠から薬師峠にかけてなだらかな美しい自然林尾根だ。岩茸山から桟敷ヶ岳にかけては広葉落葉樹林の道だ。城丹尾根は植林帯と自然林が交互に現れ、展望の良い伐採地の植林地はネットで食害を防いでいる。周回路全体としてなだらかな稜線を行く自然豊かな散策路だ。

                (城丹尾根(伐採地付近)から北方を望む)

 (一通過点の飯森山頂上)    (展望の良い反射板付近)     (林間の天童山三角点)

               (茶呑峠へ下る稜線の展望岩頭から南方を望む)

     (展望岩頭)         (樹林帯尾根を下る)       (地蔵の祀られた茶呑峠)

   (大森へ林道を下る)    (大森西町手前の車止めゲート)  (伏見坂分岐を直進)

★道で出会った花(なし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  上弓削(かみゆげ)、周山

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