★ひとこと 「後川から弥十郎ヶ岳と大野山を瓢箪形周回」
大野山山頂
★行った日 2015年12月26日(土) 晴後曇 単独
★コース
高槻6:19(府道46、府道407、R372、県道12)=7:48後川上路駐7:58→竹谷林道ゲート8:03→弥十郎ヶ岳登り口8:21→尾根端ピーク9:04→9:25(715.1m)弥十郎ヶ岳9:35→ハハカベ山10:01→農分塾分岐10:20→下篭坊BS10:51→11:34丹波篠山渓谷の森公園11:40→大野山登り口11:47→12:46(753.5m)大野山13:11→天文台13:16→太鼓岩13:54→車道別れ14:04→林道ゲート14:38→15:01後川上路駐15:08(県道309、県道538、府道601、R173、府道731、R372、府道407、府道46)=高槻16:46
弥十郎ヶ岳(やじゅうろうがだけ)は北摂北端にあり、亀岡から篠山方面に向うときに左に堂々とした山容を目にする山だ。大野山(おおやさん)は弥十郎ヶ岳の南隣にあって、展望豊かな山頂を有し西稜線に大岩が点在する、車でも登れる山だ。山麓の後川上(しずかわかみ)から山頂を経て篭坊(かごぼう)へ下り、渓谷の森公園から大野山を経て後川中(しずかわなか)へ下山の計画だ。西の空に輝く満月を眺めながら出発、播州方面へ向う際に通る一般道コースのR372から篠山街道を猪名川方向へ南下、トンネルを過ぎて竹谷林道分岐の先の農産物販売所の空き地に路駐だ。
交通量の多い県道をちょっと戻って竹谷林道に入る。枠だけになった案内表示?のある分岐点を後にして林道を進み、ゲートを開閉して谷に沿って進み、出発して30分ほどで弥十郎ヶ岳登り口だ。数台分のスペースもあり、車止めもないので乗り入れ可能だ。ナメ滝もかかる美しい渓谷に沿ってしばらく登ると雑木の茂る平地だ。落葉に踏み跡は隠れ小藪の茂る平地は迷いやすいので、北方向を確認しながら進むと間伐材が放置された植林帯だ。谷幅が狭まってくると踏み跡も明確になりリボンも現れ、やがて広葉樹林尾根の急坂だ。尾根端を過ぎるとなだらか尾根道となり、岩稜もある稜線をしばらく進むと弥十郎ヶ岳頂上だ。北方の視界が開け、梢越しに西ヶ岳から小金ヶ岳の多紀連山が望めるが、木々が成長してあまり展望は良くない。少し戻ってT字路分岐から東南尾根を篭坊方向へ下る。自然林の一通過点のハハカベ山を過ぎ、稜線を進むと農文塾(のうぶんじゅく)分岐の鞍部だ。農文塾コースを左に分け、温泉コースの谷筋を南へ下る。荒れた所もある谷をどこまでも下ると杉林の道となり、突き当たりの出合橋を渡ると下篭坊BSで県道合流だ。
(竹谷林道始点) (弥十郎ヶ岳登り口)
(沢沿いに登る)
(美しい渓谷沿いに登る)
(平地を迷わないように北上) (間伐材散乱の杉林を登る)
(急な尾根を登リ続ける) (稜線を北上)
(岩稜を乗り越えて進む)
(弥十郎ヶ岳山頂)
(山頂から三岳や小金ヶ岳を望む) (東南稜を下る)
(一通過点のハハカベ山) (爽やかな自然林を行く)
(農文塾分岐を南へ沢を下る)
(みなの沢をどこまでも南下)
(美しい杉林を通る) (出合橋を渡ると下篭坊BS)
羽束(はづか)川に沿って県道を後川(しずかわ)方向へ進み、湯舟から災害通行止のため県道迂回路へ入り、後川上の丹波篠山渓谷の森公園の池の畔で陽光を浴びて小休止だ。これで瓢箪上部の周回が終わり、これから下部の周回だ。渓谷の森公園のキャンプサイトを進み、大野山登り口から林間の山道を進む。すぐ先で後川稲荷を右に分け直進、ヤブツバキの多い渓谷沿いに登る。やがて自然林の急坂をジグザグに登る道となり、出発して約1時間で大野山山頂広場だ。山頂部は杉生(すぎお)から車で登ることができる天文台もある自然豊かなリゾート施設だ。大野山頂上からの展望は素晴らしく、多紀連山などの丹波高地の山々や深山など北摂の峰々の展望台だ。下山は天文台から大野山岩めぐりだ。ドライブウエーに並行して大岩が点在する遊歩道を下る。典型的な大岩の太鼓岩を過ぎると遊歩道が終わり車道と合流だ。すぐ先でゴルフ場へ向う道と合流するが、その手前から谷筋を下る。地形図では点線だが今は廃道となり、リボンはおろか踏み跡もなく、荒れた谷だが谷筋を忠実にたどればよい。当初は斜面に数本の廃道があって歩き易い所を適当に下り、荒れた谷筋を渡りながら下ると植林帯に入る。杉林を下ると右岸に山道が現れ、以降これを下る。人里近くの金網の扉を開閉すると後川中の集落だ。雰囲気のよい田園地帯をぽくぽくしばらく歩くと路駐地点の後川上だ。
冬至と思われない暖かい日差しに恵まれ、初めてのルートをたどる瓢箪形周回で2山を楽しむことができた。瓢箪上部の弥十郎ヶ岳は植林帯が多いが、残された冬枯れた自然林が美しい山だ。瓢箪下部の大野山は、山頂からの丹波、北摂などの展望が素晴らしく、また西尾根の岩めぐりも興味津々だ。なお、後川中から谷筋を登るときはマークなどが皆無なので要注意だ。
(長い車道歩きで渓谷も森公園)(渓谷の森の諸施設を抜ける)
(大野山登り口のゲート)
(ヤブツバキの多い渓谷を登る)
(自然林をジグザグに登る) (大野山山頂広場)
(大野山三角点から北方を望む)
(大野山天文台から西方を望む)
(大展望の大野山三角点) (天文台)
(岩めぐり案内図)
(岩めぐり遊歩道を西へ)
(ひときわ巨大な太鼓岩)
(ゴルフ場手前から谷筋へ)
(廃道を適当に下る)
(荒れた谷筋を下る) (後川の田園を路駐地点へ)
★道で出会った花(なし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 福住
Homeへ