ポンポン山(678.7m)釈迦岳(631.0m)若山(315.5m)

 

★ひとこと   「原大橋からポンポン山経由若山神社を経て太閤道」

見晴しのよくない薄日のさすポンポン山三角点


★行った日   2016年1月2日(土) 曇一時晴  単独

★コース
JR高槻駅BS 6:36(高槻市バス)=原大橋BS6:53→本山寺古道出合7:23→東海自然歩道出合8:15→8:23本山寺8:30→空谷橋分岐8:57→9:20(678.7m)ポンポン山9:31→(631.0m)釈迦岳9:56→大杉10:06→大沢10:35→10:49ギロバチ峠11:08→水無瀬渓谷出合11:55→12:47若山神社12:58→四ッ辻13:34→(315.5m)若山三角点13:58→14:02北摂展望所14:09→金龍寺跡14:30→14:54磐手橋BS 14:55(高槻市バス)=JR高槻駅南15:04

 初歩きはポンポン山を北端に原大橋から磐手橋までぐるっと尾根を馬蹄形にたどる計画だ。いつも通る本山寺古道は新名神工事のため通行止(平成28年2月4日までと掲示されているが真偽のほどは不明)、原大橋から関電巡視路を経て本山寺古道に合流だ。JR高槻駅北BS発でまだ薄暗い原大橋BS着、すぐ出発だ。
 歩道のない車道をちょっと進み、新名神高架橋の下辺りから右下へ小径を下り、巡視路の表示の地点から右へ谷筋の急坂を登る。急登をしのぐと右側のなだらかな雑木林の尾根歩きだ。新名神の工事現場を横目に鉄塔を過ぎて雑木林を進むと樹間から真っ赤な日の出だ。2本目の鉄塔を過ぎると通行止の本山寺古道と合流、すぐ先で谷道と尾根道の分岐点だ。いつも尾根道ばかりなので今回は久しぶりで左の谷道だ。小尾根を回り込んで炭焼窯跡も見かける薄暗い植林帯の谷筋を登る。倒木をくぐったり越えたりしながら進み、谷が枯れ沢になった辺りから左の山裾を登り、左から上がってきた西側の尾根道と合流、そのまま稜線を進むと、神峰山寺(かぶさんじ)から上がってきた東海自然歩道に合流だ。すぐ先の閑散とした本山寺(初寅会はあす3日)で今年の安全登山を祈願し、なだらかな西南尾根へ、薄日のさす爽やかな雑木林の尾根道をしばらく進むとポンポン山頂上だ。日陰に薄雪の残る無人の山頂からは霞がかかり眺望はゼロだ。

 (新名神高架橋の下へ向う)  (府道側道から右下へ下る)     (急な谷筋沿いに登る)

  (雑木林の尾根を進む)    (尾根道/谷道分岐を谷道へ)   (小尾根を水平道で巻く)

  (倒木の多い谷筋を登る)  (左の西側尾根ルートと合流)    (東海自然歩道と合流)

  (あす初寅会の本山寺)      (自然歩道と合流)            (杉古木)

 (なだらかな西南稜を進む)  (珍しく無人のポンポン山頂上)    (自然歩道を東進)

 東海自然歩道を東に向かい、杉谷を左に分け稜線を進み、釈迦岳を過ぎて大杉の四差路を大沢へ下る。急坂の伐採地を下るが、以前より灌木が成長して見晴しが悪くなってしまった。植林帯の谷筋を南下、大沢から府道を東進し、途中から山間の道に入るとギロバチ峠だ。かつて見晴しがよかったが今はまわりの木々が成長し、展望のない休憩ベンチで少し早いが昼食だ。ここから水無瀬渓谷に向う大阪環状自然歩道が崩落のため直接尺代に向うよう掲示されているが、自己責任で通ることにする。清々しい樹林尾根を南下、稜線から西側の谷筋を下る辺りで、倒木と共に路面消失だ。陥没地点を迂回すると簡単に通過可能だ。懸念した水無瀬渓谷合流点寸前の細い谷筋沿いの道は倒木や崩落もなく安全に渓谷合流点に下ることができた。あとは落石の多い渓谷沿いの水車の残る道を下ると尺代(しゃくだい)だ。現地の人と雑談、かつての水車の用途を聞いた所エボナイトの加工をしていたそうだ。途中乙女の滝もあるが木が茂って林道からは殆んど見えなくなってしまった。昨年は集落を下って水無瀬川を渡って登り返していたが、手前に新しい橋が完成し車道が開通している。そのため若山神社への山沿いの小径を見逃してしまい、大回りして初詣に賑わう若山神社へ登り返してたどり着いた。

    (釈迦岳横を通過)    (四差路の大杉を大沢へ下る)    (植林帯の谷筋を南下)

   (大沢で府道合流)      (ギロバチ峠の迂回路表示)   (爽やかな樹林尾根を行く)

   (登山道崩落現場)         (谷に沿って下る)        (水無瀬渓谷出合)

 (水車残骸の残る渓谷の道) (殆んど目視不可能な乙女の滝)(尺代の新設された橋を渡る)

  (尺代の集落を振り返る)       (若山神社)         (若山神社の太閤道入口)

 若山神社に今年の安全を祈って手を合わせ、裏山のシイノキ林へ登りついた。長距離に疲れた足を引きずって太閤道の階段まじりの道を登り、ゴルフ場沿いに雑木林をどこまでも進むと四ッ辻だ。ここからしばらく数本の高圧線と交わる林道を進む。伐採地の上の展望所から三川合流地点の八幡が望めるが、きょうは霞んでいるためいまいちだ。やがて林道と別れて山道となり、道端の若山三角点を過ぎると北摂展望所だ。淀川流域の展望台だったが、ススキや小灌木が繁茂してかつての絶景ポイントが見る影もなくなってしまった。稜線をしばらく下り、直進の悠久の丘と別れて西北へ道なりに下ると金龍寺跡の平地だ。常緑樹林の参道を下り、谷に沿って南下して工事中の新名神の高槻JCTが見えると磐手橋BSはすぐだ。
 比較的長距離だが、高低差のあまりないなだらかな冬枯れた落葉絨毯を踏みしめるトレッキングルートだ。本山寺古道の谷道はあまりお勧めしないが、自然豊かな冬枯れた古道は爽やかだ。若山神社周辺のカシやツブラジイの大木林も見事だ。

  (スダジイの純林を登る)     (ゴルフ場沿いに進む)      (四ッ辻を左の林道へ)

(鉄塔から成合へ続く伐採尾根)(展望所から三川合流点を望む)    (林道から山道へ)

 (道端林間の若山三角点)   (高圧鉄塔銀座の稜線を行く)       (金龍寺跡)

    (参道の石段を下る)     (金龍寺参道を下り続ける)  (新名神JCTそばを磐手橋へ)

★道で出会った花(なし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  高槻、法貴、京都西南部、淀

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